調教理論

競馬の調教とは何か!?目的や概要を分かりやすく解説!

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競馬を予想するための重要なファクター『調教』。

では、そもそも競馬の調教とはどのような目的を持って行われるのでしょうか。また具体的にどのような内容で調教は行われるのでしょうか。

この記事では調教を理解するための第一歩として『調教の目的と概要』について特集します。




調教とは美浦、栗東で行われる6日間のトレーニング

調教とは関東の拠点である美浦トレーニングセンター、関西の拠点である栗東トレーニングセンターのそれぞれで行われるトレーニングのことを意味します。

この調教は1週間のうち6日間行われます。
(中央競馬の厩舎関係者の休日は通常月曜日となっており、休日を除いた6日間調教が行われます。)

では、競走馬に対して調教を行う意味とは何なのでしょうか。次に調教の目的について考えていきます。


調教の目的は競走馬の能力強化と調子を整えること

調教の目的は『競走馬の能力の強化』と『調子を整えること』です。

まず競走馬の能力の強化についてですが、2歳で厩舎に入る競走馬は肉体的にも精神的にもまだまだ幼いというの実情です。

『馬の1歳は人の4歳に換算する』とよく言われますが、それで考えるなら0歳➢1歳➢2歳で厩舎に入った競走馬は、人間で考えると12歳となるわけです。

人間でいう12歳となれば、まだまだ幼いですよね。日々馬体は大きくなり、精神面も大人びてきます。そのためのトレーニングは欠かせません。

調教の目的の一つである『競走馬の能力の強化』の意味がここにあります。


調教の目的の2つ目は『調子を整えること』です。

当然ながら競走馬も生き物ですから、人間と同じように調子の波というものが存在します。

例えば一流のプロ野球選手でも調子の悪い時の成績は散々たるものがあります。それと同じように競走馬も調子の良い時と悪い時があり、この調子をレースに向けてコントロールしていくことが勝利の秘訣となります。

そのために調教は計画的にメニューが組まれて行われていくわけです。


調教は5種類のトレーニングを組み合わせて行う

一般的に調教と聞くと『追切』と言われる競走馬にとって負荷のかかるトレーニングを連想しがちですが、競走馬は6日間続けて追切をしているわけではありません。

『追切』は競走馬にとって大きな負荷がかかるため、毎日行うと疲労が蓄積して、繊細なサラブレット(競走馬)は故障してしまいます。そのため追切は週1回もしくは週2回が一般的で、残りの4日ないし5日は追切とは異なるトレーニングを行います。


一般的に調教は下記の5種類のトレーニングを組み合わせて行われます。

①坂路やトラックで強い負荷がかけられる『追い切り』。

②追切よりもゆっくり走る駈足(かけあし)で行われる『キャンター』。

③脚に負担を掛けずに負荷をかけて競走馬の心肺能力の向上を図る『プール調教』。

④厩舎周辺で人が乗って馬を歩かせる『乗り運動』。

⑤手綱を引いて馬を引き歩かせる『引き運動』。


週1回から2回の追いきりで競走馬に負荷をかけて競走能力の強化を図り、残り4日から5日でその疲労をケアする。このようなサイクルで競走馬はトレーニングされていくわけです。

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