ローズステークス2019 調教|外厩・追い切りから有力馬の状態を把握せよ!

更新日:

外厩・調教

こんにちは!KAZUです。
この記事では、注目の重賞レース『ローズステークス(GⅡ)』の外厩情報と調教内容を特集します!



なお最終予想となる予想印については下記の記事で公開しています



有力馬の1週前追切、最終追切の情報に加えて、予想のファクターとして重要度が高まる外厩情報をチェックして有力馬の状態をしっかりと見極めていきましょう。


ローズステークスの出走予定馬の外厩情報をチェック!

まず初めにローズステークスの出走予定馬の外厩情報についてチェックしておきましょう!



【ローズステークス 外厩情報】

〇ノーザンファーム天栄
①シャドウディーヴァ(8/10)
②ビーチサンバ(8/10)
③スイープセレリタス(8/21)
④ウィクトーリア(8/21)

〇ノーザンファームしがらき
⑤モアナアネラ(8/21)
⑥ダノンファンタジー(8/14)

〇宇治田原優駿ステーブル
⑦ベストクィーン(8/29)

〇グリーンウッド
⑧アルティマリガーレ(8/22)

〇田口トレーニングファーム
⑨メイショウショウブ(8/30)

〇ワコーファームアカデミー
⑩シゲルピンクダイヤ(8/16)


※( )内は入厩日。


※その他の出走予定馬は在厩調整。


今年のローズステークスでは10頭の馬が中間に外厩を経由して出走予定となっています。クラシック最終戦秋華賞に向けたトライアルレースのためノーザンファーム天栄が4頭、ノーザンファームしがらきが2頭と、やはりノーザンファーム系列の外厩から参戦してくる馬が多くなっています。


ローズステークスの有力馬の状態を見極める!

ここからは、この外厩情報をふまえた上でローズステークスの有力馬であるダノンファンタジー、ウィクトーリア、シゲルピンクダイヤ、ビーチサンバ、スイープセレリタスについて追切内容を交えながら状態を考察していきます。

状態の評価については、『S』『A+』『A』『B+』『B』『C』の6段階評価で行います。


ローズステークス有力馬①|ダノンファンタジー(A)

まずは最有力馬『ダノンファンタジー』について取り上げます。


ダノンファンタジー 臨戦過程

前走のオークス5着から中16週の休養明け、中間は外厩先ノーザンファームしがらきで調整されて8月14日に中内田厩舎に入厩しています。


ダノンファンタジー 追切内容

【1週前追切】
川田 9/5 栗東CW 良 馬なり
83.7-66.5-51.3-37.6-11.6 [8] 

【最終追切】
川田 9/11 栗東CW 良 馬なり
50.0-36.2-11.8 [7] 

1週前追切、最終追切ともにCWで我慢重視で終いを伸ばした追切内容。相変わらず前進気勢が強い馬で外に出すと掛かる素振りを見せます。ただし、この内容は騎乗した川田騎手に言わせると『ガス抜き』にあたるようです。
調教の内容自体は1週前追切、最終追切ともに馬なりで加速ラップを刻めている点は評価できます。ラストの動きは素軽いながらも躍動感があって好気配です。状態は万全と考え『A』評価です。


ダノンファンタジー 予想のポイント

距離短縮は1戦1勝、阪神コースは4戦3勝と実績のあるコースです。前走から条件が大きく好転するとなれば好走が期待できるでしょう。

ただし外枠になると前に壁が作れず掛かってしまい、スタミナをロスする可能性があります。若干の距離不安もある馬なので、内枠から馬群に入れて無理やり折り合いをつけ、直線で鋭く抜け出すレース運びができるかがポイントでしょう。


ローズステークス有力馬②|ウィクトーリア(A)

続いては『ウィクトーリア』です。


ウィクトーリア 臨戦過程

前走のオークス4着から中16週の休養明け、中間は外厩先ノーザンファーム天栄で調整されて8月21日に小島厩舎に入厩しています。


ウィクトーリア 追切内容

【1週前追切】
助手 9/4 栗東CW 良 馬なり
66.3-51.3-37.7-11.6 [5]
キャノンストーム(古馬1勝クラス)強めの内1.7秒追走して0.2秒先着 

【最終追切】
助手 9/11 栗東CW 良 馬なり
83.3-66.8-51.8-38.3-12.4 [7]
メイショウヤクシマ(古馬3勝クラス)強めの内0.4秒追走して同入 

栗東に滞在して調整を行うウィクトーリア。1週前追切は栗東CWで併せ馬で行われ、1.7秒先行させた併せ馬キャノンストーム(古馬1勝クラス)を馬なりで捉えて最後は0.2秒先着するいい動き。最終追切も古馬3勝クラスのメイショウヤクシマ相手に追走して馬なりで同入しており状態はかなり良さそうです。

調教助手からは『春と比べてカイバ食いが落ちなくなり、精神的に成長している』とのコメントがあり、外厩先ノーザンファーム天栄で一夏を超えた成長を感じさせます。

状態は『A』評価です。


ウィクトーリア 予想のポイント

過去、中山芝1800mコースでの勝ち星があるため直線の急坂は問題ないでしょう。父のネオユニヴァースは中距離の非根幹距離は得意としているためコース適性は高いです。

ただし距離短縮[0-0-0-1/1]よりは距離延長[2-0-0-1/3]がよい馬のため、その点をどう評価するかが一つのポイントです。また出遅れ癖がある馬で今の阪神の芝の馬場状態で出遅れは致命的です。その点も予想のポイントとなります。


ローズステークス有力馬③|シゲルピンクダイヤ(A+)

次に『シゲルピンクダイヤ』を取り上げます。


シゲルピンクダイヤ 臨戦過程

前走のオークス12着から中16週の休養明け、中間は外厩先ワコーファームアカデミーで調整されて8月16日に渡辺薫彦厩舎に入厩しています。


シゲルピンクダイヤ 追切内容

【1週前追切】
調教師 9/4 栗東CW 良 終い強め
81.2-65.8-51.3-38.2-11.8 [7] 
ラヴィアドゥース(2歳未勝利クラス)一杯の外1.1秒先着

【最終追切】
調教師 9/11 栗東CW 良 直線強め
83.2-66.7-51.6-37.9-12.0 [7] 
ラヴィアドゥース(2歳未勝利クラス)一杯の外0.7.秒追走0.6秒先着

1週前追切、最終追切ともに栗東CWでラヴィアドゥース(2歳未勝利クラス)と併せ馬で行われています。どちらも直線で仕掛けられてラヴィアドゥースを一気に突き放す抜群の内容でした。併せたラヴィアドゥースが2歳未勝利クラスのため割り引く必要がありますが、1年前の同時期と比較して明らかに時計が速くなっていて成長を感じさせます。

また今回は春のレースの追切で多用されていた栗東坂路ではなく、CWに変わっています。この経緯を管理する渡辺調教師は「繋靱帯炎(けいじんたいえん)になった馬なので、春は坂路でしか追い切りをしていなかった。今は脚元の状態がいいのでウッドでやってみた。しっかりやれて息遣いも良い」と述べています。調教助手からも「今は脚元を気にせず調整できている」とのコメントがあり、秋初戦は春以上の状態で臨めそうです。

状態に対する評価は「A+」とします。


シゲルピンクダイヤ 予想のポイント

ダノンファンタジー同様に距離短縮は歓迎ですし、故障明けのチュリーップ賞(GⅢ)でも2着と好走するぐらいですから休み明けも問題ないです。
1800mの距離も血統が母系に欧州型のサドラーズウェルズ系やダンチヒ系で、馬体もダイワメジャー産駒らしからぬシャープなシルエットをしているため、こなしてくるでしょう。

不安材料をあげるとすれば脚質的に後ろからいく馬のため、現在の阪神の内先行有利の馬場との相性が気になります。


ローズステークス有力馬④|ビーチサンバ(B)

続いて『ビーチサンバ』を取り上げます。


ビーチサンバ 臨戦過程

前走のオークス12着から中16週の休養明け、中間は外厩先ノーザンファーム天栄で調整されて8月10日に友道厩舎に入厩しています。


ビーチサンバ 追切内容

【1週前追切】
福永 9/4 栗東CW 良 終い強め
80.6-65.0-50.2-36.9-11.9 [6] 
ワールドプレミア(古馬2勝クラス)強めの内0.9秒追走して最後は0.6秒先着

【最終追切】
助手 9/11 栗東CW 良 ラスト一杯
85.2-68.2-52.9-38.5-12.1 [5] 

1週前追切では栗東CWで併せ馬で行われ、終いを強めに追われて併せたワールドプレミア(2勝クラス)を鋭く差し切るいい内容。シャープな動きを見せています。最終追切は全体としては馬なりでラスト1ハロンのみ一杯に追う内容。
1週前に既に仕上がっており、その1週前の時計はオークス出走時と同等の水準ですから悪くない印象です。

走りを見ると道中は少し重たい印象や固い印象を受けるのですが、仕掛けられてからは頭をグッと下げて首を上手使いながら体全体を使って走れています。

調教助手からは「順調。正直、ここが勝負というところはあるよ。」 というコメントも出ており、ここは力を入れて仕上げてきそうです。

状態の評価は『B』です。


ビーチサンバ 予想のポイント

クロフネ産駒で全兄にフサイチリシャール、半姉にライラプスがいる血統構成で本質的には1400m~1600mがベストな印象。距離適性は1800mがギリギリな印象です。
今後のレース選択のことも考えるとここは賞金加算をしておきたいところでしょう。狙うなら本番の秋華賞よりはローズステークスと考えます。

切れ味勝負になるとダノンファンタジーやシゲルピンクダイヤに敵いませんので、レース運びが好走するためのポイントになりそうです。


ローズステークス有力馬⑤|スイープセレリタス (B+)

最後に『スイープセレリタス』を取り上げます。


スイープセレリタス 臨戦過程

前走の月岡温泉特別1着から中6週、中間は外厩先ノーザンファーム天栄で調整されて8月21日に藤沢厩舎に入厩しています。


スイープセレリタス 追切内容

【1週前追切】
杉原 9/4 美坂 稍 馬なり
55.9-39.8-25.4-12.5 
ゴーフォザサミット(古馬オープン)馬なりを1.1秒追走同入

【最終追切】
杉原 9/11 美坂 良 馬なり
54.7-39.7-25.1-12.3
サトノテラス(古馬1勝)馬なりを1.0秒追走同入 

2週連続で美浦坂路で追い切られ、”馬なり”ながらラストは好時計をマークしています。

注目したいのは併せた馬で1週前はゴーフォザサミットを1.1秒追走して最後は同入。9/8にはランフォザローゼス(3歳オープン)を0.8秒追走して同入しています。格上相手の馬を追走して捕まえる内容は高く評価できます。

管理する藤沢調教師からは「最終追い切りは元気が良くて息遣いも良かったので大丈夫。右回りも距離延長も問題ない。」とのコメントが出ています。

ノーザンファーム天栄➢藤沢厩舎の流れでしっかりと仕上げてきました。状態の評価は『B+』です。


スイープセレリタス 予想のポイント

6月生まれの遅生まれのハーツクライ産駒でよくなるのは古馬になってからの馬ですが素質は十分です。
前走の月岡温泉特別は1400mから1600mの距離延長で勝利しており、今回の200mの距離延長も問題ないでしょう。逆にハーツクライ産駒や馬体が胴長であることを考慮するとプラスに働きそうです。

予想の最大のポイントは、同世代の一線級クラスの馬に交じってどこまで通用するかの力関係の把握になるといえるでしょう。



以上、この記事では外厩情報や調教内容からローズステークスの有力馬の状態を特集しました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。




動画で分かる!ローズステークスの外厩・追い切り

記事の内容は動画でも制作しており、YouTube『KAZUの競馬予想』チャンネルで公開しています。この動画で内容を確認したいという方は、ぜひご参考下さい!
(チャンネル登録やグッドボタンをいただけると嬉しいです!)

こちらの記事もおすすめ

Copyright© 競馬知恵袋 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.