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【ルーラーシップ産駒・種牡馬の特徴】非サンデー系の希少血統!力強い末脚とスタミナが武器!

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競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!

この記事では、種牡馬「ルーラーシップ」について特集します。
ルーラーシップの血統や現役時代、種牡馬としての特徴、産駒の傾向などをご紹介します。

馬券予想に、ぜひ参考ください!!




ルーラーシップの血統

ルーラーシップ 血統表
ルーラーシップ 血統表

まず初めに、ルーラーシップの血統についてご紹介します。

ルーラーシップの父は、サンデーサイレンス系全盛期の中でキングマンボ系ながら、2010年、2011年とリーディングサイヤーに輝いたキングカメハメハ。キングカメハメハの種牡馬としての特徴は、スピードの持続力、コーナーでのスピードの乗りなどスピードの総合能力に優れること。そして、芝だけでなくダートもこなして短距離・中長距離の距離も問わない、さらに道悪も苦にしないという万能血統であること。その上でキングマンボ系らしく母系の個性を引き出す特徴も兼ね備えている点です。
サンデー系が飽和する現在の日本競馬の血統事情において、サンデーサイレンスの血を持たない種牡馬として、今後、系統を発展させていくことが予想されます。

母エアグルーヴは、日本の名牝に数えられる一頭で、現役時代は天皇賞(秋)やオークスなどを勝つ活躍をみせています。通算成績は19戦9勝。1997年に牝馬として26年ぶりの年度代表馬に選出された名牝です。
牝系は、社台グループを代表する牝系の一つであるバロクサイド牝系。社台牝系でおなじみのノーザンテーストを父に持つダイナカールから牝系が発展しており、名牝エアグルーヴ、その仔であるアドマイヤグルーヴ、さらにその仔である二冠馬ドゥラメンテと活躍馬が出ています。この牝系の代表馬の一頭であるアドマイヤグルーヴを例に取ると、バロクサイドからノーザンテースト、トニービン、サンデーサイレンスと配合を重ねており、日本競馬への適性が高いことが牝系の特徴といえます。

ルーラーシップの配合としては、社台グループの代表である名門牝系バロクサイド牝系の基礎能力を活かしつつ、万能血統でスピード能力に優れるキングカメハメハを交配することで、競走馬としての総合能力が極めて高いことが特徴的です。またHyperion(ハイペリオン)、Nasrullah(ナスルーラ)の血量が濃いことから、ストライドで走り、力強く、長くいい末脚を発揮する血統背景といえます。


ルーラーシップの現役時代

次に、ルーラーシップの現役時代の活躍について確認しておきましょう。

ルーラーシップは2007年5月にノーザンファームで生産され、その後、一口馬主クラブ法人であるサンデーレーシングの所有で栗東の角居勝彦厩舎からデビューしました。

遅生まれであったことから、デビュー戦は2歳12月の阪神芝2000mとなります。このレースで2着に3馬身1/2差をつけて快勝したルーラーシップは、その後も安定した活躍をみせ、皐月賞こそ出走できなかったものの日本ダービーでは5着、秋初戦となった鳴尾記念で古馬相手に初重賞制覇を果たし、暮れの有馬記念は3歳馬ながら6着と健闘します。

その後、古馬になったルーラーシップは本格化を果たし、持ち前の力強い末脚を武器にさらなる活躍をみせます。古馬初戦の日経新春杯の勝利を皮切りに、金鯱賞、AJCCのG2競走を勝利。そして5歳春には、香港で行われたクイーンエリザベス2世Cを勝ち、念願のG1制覇を果たします。ラストシーズンとなった5歳秋には天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念と3戦連続3着という結果を残します。最終的にG1は海外G1を1勝のみで、国内G1では勝ちきれない印象が強かったルーラーシップですが、レースでみせる競走能力は非常に高いものを示しています。

通算成績は20戦8勝。
現役引退後、2013年に社台スタリオンステーションで種牡馬入りしています。  


ルーラーシップの種牡馬としての活躍

続いて、ルーラーシップの種牡馬としての活躍についてまとめます。

ルーラーシップは、2013年より社台スタリオンステーションで種牡馬となり、初年度産駒からG1馬キセキやダンビュライト、ムイトオブリガードなどの活躍馬を送り出しています。

代表産駒は菊花賞馬キセキ、豪州のコーフィールドCを勝ったメールドグラースなどがあげられます。

サンデーサイレンスの血を持つ繁殖牝馬が溢れる現在の日本競馬の配合事情において、サンデーサイレンスの血を持たない種牡馬として希少性は高く、今後、父であるキングカメハメハの系統の発展を担う中心的種牡馬といえます。


ルーラーシップ産駒の傾向

ここからは、ルーラーシップの産駒の傾向をご紹介します。

ルーラーシップ産駒の特徴を一言で表すとすれば、母父である「トニービン的な競走能力」の遺伝といえます。

トニービンが内包するNasrullah×Hyperionに由来した力強く伸びのある末脚、欧州的で豊富なスタミナとパワー、ストライドな走りを産駒に伝えます。

馬場適性は、母系の個性を引き出し万能血統であるキングカメハメハの後継種牡馬らしく、芝だけでなくダートも走ります。ただし、主戦場はあくまでも芝です。

距離適性については短距離馬、マイル馬も出しますが、基本は2000m以上。2000m以上の芝レースになると、いずれの距離も勝率は10%を超える好成績です。

ストライドな走りから、大箱コースを得意としており、直線が長く力強い末脚が活きる東京、新潟コースで力を発揮します。
またどちらかといえば、右回りより左回りの方が良績です。

ルーラーシップ自身が古馬になって本格化したように、産駒も遅めの成長型で古馬になってメキメキと力をつけてきます。

2016年の産駒デビューから2019年末時点の産駒の勝利数は307勝。
芝・ダート通算では、勝率9.4%、連対率18.3%、複勝率27.1%。
特別競走に限定すると、勝率11.1%、連対率21.5%、複勝率31.8%と成績が上昇し、大舞台に強い側面も持ちます。

【ルーラーシップ 種牡馬プロファイル】

馬場適性:芝◎ ダート〇
距離適性:2000m~3000m
成長型:遅め
道悪適性:得意
特性:大箱◎、成長力〇、道悪〇
スピード能力:スピードの持続力に優れ、キレも兼ね備えるタイプ。上り3Fの瞬発力勝負から4F・5Fの持続力勝負にも対応できる。



以上、この記事ではルーラーシップの血統や現役時代、種牡馬としての特徴、産駒の傾向などを特集しました。

馬券予想のご参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【参考書籍・サイト】
・勝ち馬がわかる血統の教科書 亀谷 敬正
・パーフェクト種牡馬辞典2019-2020 栗山 求/望田 潤監修
・サラブレッド配合史 笠 雄二郎著
・血統論 笠 雄二郎著
・覚えておきたい 日本の牝系100 平出 貴昭著
・覚えておきたい 世界の牝系100 平出 貴昭著
・血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog 望田 潤氏
・Wikipedia

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