こんにちは!
競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では、競馬の祭典「日本ダービー」の予想について特集します!
今回ご紹介する内容は、ラップ×血統で選ぶ穴馬を3頭ご紹介します。
馬券予想にぜひご参考下さい!
日本ダービー ラップ分析・血統傾向
この記事の初めに、日本ダービーの予想のポイントとなるラップ分析と血統傾向について簡単に振り返ります。
なお、このラップ分析と血統傾向については、過去に特集した日本ダービーの有力馬の考察記事で詳細をご紹介しています。まだチェックされていない方は、そちらの記事もぜひご確認ください。
まず日本ダービーのラップ分析ですが、高速ラップの上り3ハロンの末脚勝負が特徴のレースで、ラップ適性としては「バランス型・瞬発力型×ラップスピード11.90~12.05」となります。
次に血統傾向の1点目のポイントである好走血統は、「ディープインパクトやキングカメハメハといった主流血統を父に持ち、母型にそのスピード能力を高める血統を配する」こと。
そして血統傾向のポイントの2点目となる先週の東京芝コースの血統傾向、直近の血統傾向であるトレンド血統は「ロベルト系などパワーや持続力に優れる血統」です。
次以降でご紹介する日本ダービーの穴馬については、このラップ分析、血統傾向を判断軸に選んでいきます!
日本ダービー ラップ×血統で選ぶ穴馬
それではここからは、日本ダービーのラップ×血統で選ぶ穴馬について3頭ご紹介していきます。
穴馬① ビターエンダー
まず穴馬の1頭目はビターエンダーです。
ビターエンダー 血統適性
まず血統について取り上げると、ビターエンダーの血統は父オルフェーヴル、母ビタースウィート、母父アフリートアレックスの配合です。
母ビタースウィートは現役時代、大井の東京シンデレラマイルを勝っており、母父アフリートアレックスは、米国クラシック2冠に輝いた活躍馬です。
ビターエンダーは母型の血統がアフリートやアンブライドルズソングであり、父オルフェーヴルに母型は米国型ミスプロ系の速い血を入れるという配合は、2018年の日本ダービーで2着と好走したエポカドーロと血統背景が近いです。
この血統背景から、日本ダービーの好走血統までは至りませんが、評価できる血統といえます。
ビターエンダー ラップ適性
またビターエンダーはラップ適性も評価できる馬であり、ここまで6戦して中距離の瞬発力型のレースは連対を外していません。
なかでも評価できるのは前走のプリンシパルステークスであり、このレースのラップ適性は「瞬発力型×ラップスピード11.98」。このラップ適性は、距離こそ異なるものの日本ダービーで求められるラップ適性と合致しており、高く評価ができます。
現時点でビターエンダーのベストパフォーマンスを発揮する舞台は、「大箱東京コースの中距離戦の瞬発力型のレースを先行して後続を抑え込む」形と考えます。
この形は日本ダービーの好走パターンと合致しており、好走を予感させます。
ビターエンダー ローテーション
ローテーションについても、中長距離戦への距離延長ローテに強いオルフェーヴル産駒ですから、期待が持てます。
過去、距離延長ローテは共同通信杯から皐月賞へのローテで経験しており、14着と大敗していますが、これはラップ適性が合いませんでしたので度外視してよいと考えています。
ビターエンダー まとめ
このようにラップ適性、血統適性、ローテーションともに高く評価できるビターエンダー。
先行できる脚質も魅力ですし、前走のプリンシパルステークスは右前脚を落鉄しながら勝ったのですから能力も一定の評価ができます。
オッズ的にもかなりつきそうなため、穴馬としては面白い一頭と考えます!
穴馬② アルジャンナ
穴馬の2頭目で取り上げるのが、アルジャンナです!
アルジャンナ 血統適性
まず血統について取り上げると、アルジャンナの血統は、父がディープインパクト、母がコンドコマンド、母父がティズワンダフルの配合です。
母コンドコマンドは、米国の2歳G1スピナウェイステークスを13馬身突き放して圧勝した馬で、インリアリティ系のティズワンダフル譲りのスピードが特徴です。
その母にディープインパクトを配したアルジャンナは、ディープインパクト×米国牝系の特徴である仕上がりの早さやスピード能力が武器といえます。
父が主流血統のディープインパクトで、母父がスピード能力に優れるインリアリティ系のティズワンダフルの配合は、日本ダービーの好走血統にあたり高く評価ができます。
アルジャンナ ラップ適性
また、アルジャンナはラップ適性についても高く評価ができます。
ここまで4戦1勝ながら馬券圏外は外しておらず、堅実な成績をあげているアルジャンナ。
その中でもデビュー戦の勝利、コントレイルとは大差をつけられましたが2着と好走した東スポ杯2歳ステークスのパフォーマンスを評価すると、現時点では中距離戦のバランス型や瞬発力型で、ラップスピードが12.00を切るような高速ラップがベストと考えます。
この点から、求められるラップ適性が「バランス型・瞬発力型×ラップスピード11.90~12.05」である日本ダービーに対する高い適性が見込めます。
アルジャンナ ローテーション
一方、ローテーションについては若干ですが懐疑的です。
血統背景からは大箱コースの芝1800m~芝2000mがベストな印象のため、芝2400mは距離が長く、前走からの距離延長ローテは少し不安を覚えます。
ただし、日本ダービーは昨年のダノンキングリーのように距離不安があってもスピードで押し切れるレースでもありますので、距離適性を過剰に心配する必要はないでしょう。
アルジャンナ まとめ
このようにローテーションを除けば、血統適性、ラップ適性ともに高く評価できるアルジャンナ。
東スポ杯でコントレイルに大差をつけられている点から、勝ち負けまでは難しいとは考えますが、馬券圏内であれば「なくはない馬」です。
馬券妙味も考慮すると、ビターエンダー同様に面白い一頭です!
穴馬③ ガロアクリーク
最後の穴馬の3頭目は、ガロアクリークです!
ガロアクリーク 血統適性
まず血統について取り上げると、ガロアクリークは父キンシャサノキセキ、母ゴールドレリック、母父キングマンボの配合です。
3代母リヴィエールドールはサンタラリ賞1着、フランスオークス2着、4代母ゴールドリヴァーは凱旋門賞や4000mのカドラン賞を勝った名牝。
一見、短距離志向でフジキセキ系のパワースピードが特徴のキンシャサノキセキ産駒なので、距離が持たないイメージを受けるガロアクリークですが、この牝系の影響で芝中距離レースもこなします。
陣営からは「もともと長い距離の方がいいと思っていた馬」とのコメントも出ていますので、キンシャサノキセキ産駒ということで嫌う必要はないでしょう。
「父主流血統に母型がスピードを高める配合」という日本ダービーの好走血統に合致するわけではありませんが、日本ダービーで求められるスピード豊富な血統構成ですから、一定の評価はできます。
ガロアクリーク ラップ適性
次に、ガロアクリークのラップ適性について考えていきます。
ガロアクリークは、ここまで5戦2勝。
新馬戦、スプリングステークスと超瞬発力型のレースを2勝しており、溜めて終いの末脚を伸ばす競馬を得意としています。
日本ダービーで想定されるラップスピード12.00を切るような高速ラップの中距離戦の経験はないため、高速ラップへの適性は未知数ですが、中距離の瞬発力型のレースに強いという点は一定の評価ができます。
ガロアクリーク ローテーション
続いて取り上げるのが、ローテーションについてです。
今回は前走皐月賞から400mの距離延長となるガロアクリーク。
距離延長ローテは過去1戦、前走の皐月賞で経験しており、3着と好走しています。
水仙賞から距離短縮ローテとなったスプリングステークスを勝利していること、キンシャサノキセキ産駒全体では、芝レースは距離延長ローテよりも距離短縮ローテの方が良績であること、このあたりを加味すると距離短縮ローテの方がパフォーマンスをあげてくる印象ですが、皐月賞の走りを見る限り距離延長ローテで大きくパフォーマンスを落とすことはないと考えます。
ガロアクリーク まとめ
このように血統適性、ラップ適性、ローテーションともに一定の評価ができるガロアクリーク。
スプリングステークスを勝利し、臨んだ皐月賞でも上位2頭に離されたとはいえ3着と好走しています。この勢いは買いたいところです。
また、小回りの中山コースよりは大箱の東京コースの方が向く馬と考えており、この点もプラス材料です。
前走に引き続き、その走りに注目です!
なお、今回取り上げた穴馬3頭以外に気になる馬をご紹介すると、最内枠に入ったサトノインプレッサが気になります。
血統的に母の母父のリボー系のプレザントタップの影響が強く、ディープインパクト産駒でもパワー型かと捉えていますが、母サプレザは欧州のマイルG1を勝ち、日本のマイルチャンピオンシップでも好走したスピード豊富な馬です。
好枠を活かし、ロスなく立ち回ることができれば、この馬も面白い一頭と考えます!
以上、この記事では「日本ダービー」の穴馬について特集しました!
ご紹介した内容が、馬券を予想する上でご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。