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競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では、注目のG1競走「安田記念」の予想について特集します!
今回ご紹介する内容は、安田記念を予想する上でポイントとなるラップ分析と好走血統、そして有力馬2頭のアーモンドアイ、インディチャンプの徹底考察です。
馬券予想にぜひご参考下さい!
ラップ分析と好走血統の予想法について
この記事の初めに、僕の予想法について簡単にご紹介します。
僕の予想法はラップ分析と好走血統の2つを軸にしています。
この2軸を基本とした上で、馬券の費用対効果である馬券期待値やローテーション、馬場傾向や展開などを補足的に取り入れます。
その予想法を計算式で表すなら下記になります。
【KAZUの予想法】
予想法=ラップ分析×好走血統+馬券期待値+ローテーション+etc
予想をご紹介をする中で、予想ファクターの問い合わせを受けることが少なくありませんので、最初にご紹介をさせていただきます。
安田記念 ラップ分析・好走血統
それでは安田記念の予想に入ります。
初めに、安田記念の予想のポイントとなるラップ分析と好走血統についてご紹介します。
まず取り上げるのが、安田記念のラップ分析です。
こちらは、直近5年の安田記念の1ハロン毎のラップの推移をまとめたグラフです。
安田記念は、高速ラップがスタートからゴールまで持続的に続くことが特徴のレースです。
実際にグラフでラップ傾向を確認すると、道中のラップが例年より緩んだ2016年を除き、いずれの年も2ハロン目から10秒代後半から11秒台のラップを刻んでいます。
このラップ傾向から、安田記念はスピードの持続力が求められるレースといえます。
実際に脚質型とラップスピードの2軸で考えるラップ適性においても、上り3ハロンと上がり3ハロンを除くラップ変化で導く脚質型は、直近5年のうち持続力型が4回となっています。
また高速レースなのか、時計がかかるレースなのかを示す1ハロン平均のラップスピードについては、平均値が11.47です。
芝1600mのマイル戦でこのラップスピードですから、かなりの高速ラップといえるでしょう。
このような傾向である安田記念で求められるラップ適性ですが、例年とは異なる傾向を示した2016年を除く形で設定して、「持続力型×ラップスピード11.36~11.50」と考えます。
次に安田記念の好走血統についてご紹介します。
こちらは、直近3年の安田記念の3着内に入った好走馬の3代までの血統をまとめた表です。
安田記念の好走血統は、「ストームバード系やヴァイスリージェント系といった米国型ノーザンダンサー系」の血統です。
先ほどラップ傾向の際に、安田記念はスピードの持続力が求められるレースとお伝えしましたが、血統的視点ではスピードの持続力を強化する「米国型ノーザンダンサー系の血統」が好走傾向です。
2019年、2018年と2年連続で2着と好走したアエロリットの父はヴァイスリージェント系のクロフネ。一方のストームバード系も2019年3着のアーモンドアイ、2018年1着のモズアスコット、2017年1着のサトノアラジンと好走しています。
この好走血統である「ヴァイスリージェント系やストームバード系など米国型ノーザンダンサー系の血統」には、今年も注目です。
以上、ここまで安田記念の予想のポイントとしてラップ分析と好走血統についてご紹介しました。
次以降でご紹介する有力馬2頭アーモンドアイ、インディチャンプの考察については、このラップ分析と好走血統を軸に分析を行っていきます!
安田記念 アーモンドアイ・インディチャンプ 徹底考察
それではここからは、安田記念の有力馬2頭アーモンドアイ、インディチャンプの考察を行っていきます。
アーモンドアイ 考察
まずは、最有力馬のアーモンドアイについて取り上げます!
こちらはアーモンドアイのラップマトリックスです。
このラップマトリックスとは、ラップスピードを縦軸に、脚質型の指標であるレースペースチェンジ指数(RPCI)を横軸に取り、過去のレースのラップ適性を散布図にまとめたものです。
赤い四角枠が安田記念で求められるラップ適性で、この枠内のレースの結果、ならびに近接するレースの結果から、その馬のラップ適性が分かります。
このラップマトリックスからアーモンドアイのラップ適性を分析すると、脚質型はバランス型のレースに強く、ラップスピードはマイルから中距離戦での高速ラップに強いことが分かります。
安田記念で求められるラップ適性である 「持続力型×ラップスピード11.36~11.50」 に該当するレースは、昨年の安田記念。このレースでアーモンドアイは3着と敗れていますが、スタート後の不利が大きく、後方から唯一追い込んでの3着ですから、勝ちに等しい競馬を見せています。
また前走のヴィクトリアマイルでは、安田記念と同じ持続力型でラップスピードは安田記念のラップスピードを上回る11.32。
この傾向から、高速ラップの持続力型のマイル戦は、アーモンドアイが高いパフォーマンスを発揮する舞台といえ、安田記念に対しても高いラップ適性が見込めます。
次に血統に目を向けると、アーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラ、母父サンデーサイレンスの配合です。
父ロードカナロアは東京マイルを得意としており、産駒デビュー以来、東京芝1600mでの複勝率は33.3%と好成績。複勝回収率は100%を超えています。
またロードカナロアの母父は、安田記念の好走血統である米国型ノーザンダンサー系のストームキャットですから、この点も高評価です。
このような血統背景から、血統適性においても高い適性が見込めるといえます。
このようにラップ適性、血統適性ともに申し分ないアーモンドアイですが、唯一の不安点をあげるとすれば、中2週のローテーションです。
ここまでは間隔をあけて中間はノーザンファーム天栄で調整されてレースに臨むのがこの馬の基本スタイルでしたが、今回は在厩調整で中2週。
前走のレース内容は余裕たっぷりでしたから、疲労については過剰に気にする必要はないかと思いますが、懸念点であるとはいえます。
ただし、この馬の競争能力は他馬より抜けており、現役最強であることは間違いありません。
走ってみれば、結局は他馬を突き放す圧勝という可能性も高いです。
インディチャンプ 考察
続いては、インディチャンプについて取り上げます!
こちらはインディチャンプのラップマトリックスです。
このラップマトリックスからインディチャンプのラップ適性を分析すると、脚質型は底力型や持続力型のレースに強く、ラップスピードはマイル戦で11秒60を切るような高速ラップに強いことが分かります。
安田記念で求められるラップ適性である 「持続力型×ラップスピード11.36~11.50」 に該当するレースは、昨年の安田記念、東京新聞杯と過去2戦あり、2戦2勝。
この傾向から、ラップ適性は極めて高いと考えます。
次に血統に目を向けると、インディチャンプは父がステイゴールド、母がウィルパワー、母父がキングカメハメハの配合です。
インディチャンプの牝系はトキオリアリティー牝系にあたり、この牝系からはインディチャンプの他にリアルインパクトやネオリアリズムなど複数のG1馬が出ています。
東京マイルは2戦2勝のインディチャンプ自身の成績や、リアルインパクト産駒で先日のNHKマイルカップを勝ったラウダシオンから、この血統は東京マイル戦を非常に得意にしています。
その点から、安田記念の好走血統にはあたりませんが、評価できる血統背景です。
その他、ローテーションとしては叩いていい馬ですから、前走マイラーズカップを使っての中5週のローテーションはこの馬にとってベストです。前走からの上積みも期待でき、この点も高評価です。
このようにラップ適性は極めて高く、血統適性も高い、そしてローテーションでは前走からのパフォーマンスの向上が期待できるインディチャンプ。
1週前時点での予想となりますが、アーモンドアイに勝てる馬がいるとすればインディチャンプだと考えています。
もちろん真っ向勝負では厳しい面がありますが、持ち前の機動力を活かしてうまく立ち回ることができ、かつアーモンドアイが少しチグハグな競馬になった場合、逆転は可能と読みます。
マイル王としての意地にも期待します。
以上、この記事では「安田記念」の予想について特集しました!
ご紹介した内容が、馬券を予想する上でご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。