こんにちは!
競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では、注目の重賞競走「鳴尾記念」の予想について特集します!
ご紹介する内容は、鳴尾記念の予想のポイントと予想印の2点です。
ラップ×血統からしっかりと予想していきます!
馬券予想にぜひご参考ください。
目次
予想法について
この記事の初めに、僕の予想法について簡単にご紹介します。
僕の予想法はラップ分析と好走血統の2つを軸にしています。
この2軸を基本とした上で、馬券の費用対効果である馬券期待値やローテーション、馬場傾向や展開などを補足的に取り入れます。
その予想法を計算式で表すなら下記になります。
【KAZUの予想法】
予想法=ラップ分析×好走血統+馬券期待値+ローテーション+etc
予想をご紹介をする中で、予想ファクターの問い合わせを受けることが少なくありませんので、最初にご紹介をさせていただきます。
鳴尾記念 ラップ分析・好走血統
それでは鳴尾記念の予想に入ります。
初めに、ラップ分析と好走血統など鳴尾記念の予想のポイントについてご紹介します。
まず取り上げるのが、鳴尾記念のラップ分析です。
こちらは、直近5年の鳴尾記念の1ハロン毎のラップの推移をまとめたグラフです。
鳴尾記念は道中のラップが緩まず、ラップ適性として持続力が求められるレースです。
グラフでラップ傾向を確認すると、3ハロン目以降、基本的には11秒台後半から12秒台前半のワンペースなラップを刻んでいることが分かります。
実際に脚質型とラップスピードの2軸で考えるラップ適性においても、上り3ハロンと上がり3ハロンを除くラップ変化で導く脚質型は、直近5年のうち持続力型が3回となっています。
2017年が例年と異なり道中のラップが緩んだため、その数値に引っ張られる形で脚質型の平均はバランス型となっていますが、基本的には持続力型のレースと捉えて問題ないでしょう。
また高速レースなのか、時計がかかるレースなのかを示す1ハロン平均のラップスピードについては、平均値が11.85です。
開幕週の初日開催のレースらしく、良好な馬場コンディションによる高速ラップが特徴のレースともいえます。
このような傾向である鳴尾記念で求められるラップ適性ですが、脚質型については広めにカバーして、「持続力型・バランス型×ラップスピード11.72~11.96」に設定したいと思います。
次に鳴尾記念の好走血統についてご紹介します。
こちらは、直近3年の鳴尾記念の3着内に入った好走馬の3代までの血統をまとめた表です。
鳴尾記念の好走血統は2点。
まず1点目が「ロベルト系の血統」。そして2点目が「父ステイゴールド」です。
この好走血統である 「ロベルト系の血統」、ならびに「父ステイゴールド」については、直近3年連続で馬券に絡む好走血統です。
今年も 「ロベルト系の血統」、ならびに「父ステイゴールド」の血統には注目です。
その他、予想のポイントの最後にローテーションについても触れておくと、鳴尾記念は前走からの距離変更は距離短縮ローテよりも距離延長ローテの馬が好成績のレースです。
これは開幕週特有の良好な馬場コンディションが理由と考えており、豊富なスピードを持った馬の個性が活きます。
そのためローテーションからは、芝1600mのマイルや芝1800mのレースで好走経験のある馬で距離延長ローテで臨んてくる馬を評価したいレースといえます。
以上、ここまでラップ分析と好走血統など鳴尾記念の予想のポイントについてご紹介しました。
次以降でご紹介する最終予想については、この予想のポイントを判断軸に予想印を打っていきます!
鳴尾記念 予想印と根拠
それではここからは、鳴尾記念の予想印とその根拠についてご紹介していきます!
◎(本命)⑦ラヴズオンリーユー
本命は、⑦ラヴズオンリーユーです!
こちらは、ラヴズオンリーユーのラップマトリックスです。
このラップマトリックスとは、ラップスピードを縦軸に、脚質型の指標であるレースペースチェンジ指数(RPCI)を横軸に取り、過去のレースのラップ適性を散布図にまとめたものです。
赤い四角枠が鳴尾記念で求められるラップ適性で、この枠内のレースの結果、ならびに近接するレースの結果から、その馬のラップ適性が分かります。
このラップマトリックスからラヴズオンリーユーのラップ適性を分析すると、鳴尾記念で高いラップ適性を見込めることが分かります。
ラヴズオンリーユーのベストパフォーマンスといえる昨年のオークスは、鳴尾記念のラップ適性とぴったりとハマりますし、マイル戦ではありますが勝利した白菊賞も鳴尾記念のラップ適性と近接しています。
血統については父ディープインパクト×母父ストームキャットのニックス配合で、ロベルト系やステイゴールド産駒が好走血統の鳴尾記念で強調材料にはなりません。
ただし、ラップ適性同様に高評価なのがローテーション。
ラヴズオンリーユーは前走ヴィクトリアマイルから400mの距離延長ローテとなりますが、距離延長ローテは過去2戦2勝と抜群の成績を残しています。
前走のヴィクトリアマイルは、距離短縮ローテでのマイルの超高速ラップとこの馬には適性が合いませんでした。
1番人気想定で馬券期待値は低いですが、メンバー中でラップ適性は抜けていますので本命で評価します!
○(対抗)⑮エアウィンザー
対抗には、⑮エアウィンザーを推奨します!
こちらは、エアウィンザーのラップマトリックスです。
このラップマトリックスからエアウィンザーのラップ適性を分析すると、鳴尾記念で求められるラップ適性において過去のレースで好成績をあげており、高いラップ適性が見込めます。
鳴尾記念で求められるラップ適性と合致するレースは、チャレンジカップ、カシオペアステークスの勝利をはじめ、過去7戦して2勝、2着1回、3着1回と好成績。
鳴尾記念と同コースで同ラップ適性となった2018年のチャレンジカップを快勝していることは、後押しが大きいです。
血統についても、近親馬のエアソミュールが2014年の鳴尾記念を勝っていますし、阪神芝2000mコースに強い牝系です。
この点からも高く評価ができます。
直近2走は凡走が続いていますが、鳴尾記念に対する高いラップ適性から復活するのであればこのレースと考えています。
ここは対抗で評価します!
△⑥キメラヴェリテ、⑬レッドガラン、⑯サトノルークス
上位2頭に続く印には、連下として⑥キメラヴェリテ、⑬レッドガラン、⑯サトノルークスを抑えます!
まずキメラヴェリテは、2走前の若葉ステークスのラップ適性が評価できます。
このレースのラップ適性は、「バランス型×ラップスピード11.86」と鳴尾記念のラップ適性と合致します。アドマイヤビルゴの2着に敗れたとはいえ、走破時計は1分58秒6です。
メンバー的に先行争いが厳しくなりそうな点は懸念材料ですが、斤量52kgの軽斤量も魅力です。
続いてレッドガランですが、ラップ適性として阪神芝のマイル~中距離戦の持続力型・バランス型のレースに強い馬で、鳴尾記念に対するラップ適性は上位2頭に匹敵するものを誇ります。
鳴尾記念はマイル色の強い馬が好走傾向であることもプラス材料で、この馬も侮れません。
最後にサトノルークスは昨年の菊花賞2着馬ですから、このメンバーに入れば実績は上位です。
前々走のセントライト記念でラップスピード12秒台を切る中距離戦への適性を示していますし、持続力型やバランス型のレースに対する適性も高いです。
ただし基本的には、もう少し長い距離の方がよく、ラップスピード12秒台の中長距離戦がいい馬と考えていますので、ここは連下評価までです。
その他、今回1番人気想定のラヴズオンリーユーを本命としたため予想印は5頭までに絞りましたが、好走血統のステイゴールド産駒のトリコロールブルーやラップ適性は高いテリトーリアル、この2頭についても評価ができます。
予想印は打ちませんでしたが、この2頭も補足します!
以上、この記事では「鳴尾記念」の予想について特集しました!
ご紹介した内容が、馬券を予想する上でご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。