こんにちは。KAZUです。
この記事では、土曜日の中京の重賞レース「愛知杯」の最終予想について特集します。
ラップ分析から愛知杯をしっかりと予想していきます。ぜひ最後までお読みください。
目次
愛知杯2021 ラップ分析
この記事の初めに愛知杯の予想のポイントとなるラップ分析をご紹介します。
このラップ分析については、独自の予想ツールであるラップマトリックスを用いて分析を行います。
こちらは中京芝2000mで開催された2019年から2016年までの4年間の愛知杯のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスから愛知杯のラップ適性を分析すると、脚質型は持続力型から瞬発力型まで多少バラつきが生じていることが分かります。
そのような中で今年のメンバー構成から展開を想定した場合、タガノアスワドやナルハヤといったハナを切りたい馬が複数いるため、レースがスローからの瞬発力勝負に傾く可能性は低いと考えます。
続いてラップスピードについてですが、今の中京の馬場状態を考慮すると、勝ち時計は1分59秒台から2分00秒台前半を想定します。
このような背景をふまえて考える愛知杯で求められるラップ適性ですが、「持続力型・バランス型×ラップスピード11秒90~12秒10」に設定します。
次以降にご紹介する有力馬のラップ分析や最終予想となる本命馬については、この求められるラップ適性を判断軸に評価を進めていきます。
愛知杯2021 有力馬 ラップ分析
それではここからは、愛知杯の有力馬のラップ適性についてA、B、Cの3段階評価で分析を行っていきます。
愛知杯2021 センテリュオ
まず初めに取り上げるのが、「⑤センテリュオ」です。
こちらはセンテリュオの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからセンテリュオのラップ適性を分析すると、中速ラップから低速ラップの瞬発力型のレースで良績を残していることが分かります。ディープインパクト産駒らしい中距離戦の瞬発力勝負で力を発揮してくる馬と捉えています。
愛知杯で求められるラップ適性「持続力型・バランス型×ラップスピード11秒90~12秒10」に対しては、近接する重賞レースのマーメイドステークスで2着の実績を残しており、及第点といったところです。
ただし、過去10戦において勝利しているレースはいずれも瞬発力勝負となった一戦。
ある程度、展開が流れての持続力型にレースが傾くとワンパンチ欠けることは否めません。
このような背景から、最終的なラップ適性の評価としてはA、B、Cの3段階評価において「B」評価です。
能力はメンバー中最上位争いであることは間違いありませんから、馬券には絡みそうだが勝ちきるまでにはいかないのではないか。そのような評価で考えています。
愛知杯2021 シゲルピンクダイヤ
続いて取り上げるのが、「⑮シゲルピンクダイヤ」です。
こちらはシゲルピンクダイヤの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからシゲルピンクダイヤのラップ適性を分析すると、好走レースにバラつきがあり、ラップ適性が掴みづらいことが分かります。
ターコイズステークスや秋華賞の好走から持続力勝負が向くかと思えば、前走の瞬発力勝負となった中日新聞杯で2着と激走。やはり適性としては、掴みづらいところです。
愛知杯で求められるラップ適性に対しては秋華賞3着の実績がありますし、近接する前走同コースで行われた中日新聞杯で2着の好走を見せていますので一定のラップ適性は見込めます。
ラップ適性の評価としては「B」評価です。
ただし全体の傾向としてラップ適性が掴みづらい傾向を示す馬は気分屋の馬が多く、ラップ分析からは好走・凡走の判断はしづらいため、結果的にレースで走ってみてどうかという「博打的側面」がより強く出る印象です。
そのため、人気になるようであれば嫌い、人気薄であれば狙いたい一頭ともいえるでしょう。
このような点をふまえると、ある程度人気を集めそうな今回は抑えまでの一頭で留めたい馬。
前走に引き続く好走の可能性もありますが、逆に期待を裏切る凡走の可能性もうかがえます。
愛知杯2021 本命馬
それではこの記事の最後に、今年の愛知杯の本命馬についてご紹介します。
今年の愛知杯の本命馬ですが、「⑱マジックキャッスル」を推奨します。
フルゲートの大外枠という点はかなりのマイナス材料ですが、愛知杯に対するラップ適性は高いものが見込め、かつ直近3走のレース内容は高いパフォーマンスを示しています。ラップ適性と地力の高さから、マジックキャッスルを本命馬で推奨します。
こちらはマジックキャッスルのデビュー戦から前走秋華賞までのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからマジックキャッスルのラップ適性を分析すると、高速ラップから中速ラップの底力型からバランス型のレースを得意にしていることが分かります。このゾーンに入ったレースは連対を外していません。
愛知杯で求められるラップ適性「持続力型・バランス型×ラップスピード11秒90~12秒10」に対しても、マジックキャッスルが示すラップ適性と合致しますし、前走秋華賞で2着の実績を残しています。
このような点から高いラップ適性が見込めます。
唯一凡走した桜花賞も超底力型の適性と、非常に時計のかかる超低速馬場が合わなかった印象で度外視で良いです。
この1戦を除けばレースで示すパフォーマンスは確かなものがありますので、ここも好勝負できると予想します。
あとは大外枠をどう乗りこなすか。
大外枠自体は大きなマイナス材料であることは間違いありませんが、地力は上位と評価しますし、鞍上が戸崎騎手に戻っての手腕に期待したいところです。
このような背景から今年の愛知杯は、「⑱マジックキャッスル」を本命で推奨します。
愛知杯2021 まとめ
この記事では愛知杯の最終予想についてご紹介しました。
今回、ご紹介した内容が馬券を予想する上で少しでもご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。