広告 血統理論

米国型血統とは|特徴や傾向、代表種牡馬をわかりやすく解説!

keibachiebukuro

こんにちは!KAZUです。

この記事では、血統理論の一つ「米国型血統」について特集します。
血統の特徴から米国競馬の傾向まで、米国型血統を理解するための内容をご紹介します。

ぜひ、ご参考下さい!

米国型血統とは

米国型血統とは、競馬評論家で血統理論「血統ビーム」の提唱者の亀谷敬正氏が提唱した理論です。亀谷氏の理論によれば、血統は日本型血統、米国型血統、欧州型血統に分類できるとされています。

その中でも、米国型血統は平坦・小回りコースが特徴の米国競馬で活躍する血統を指し、「スピードの加速力と持続力」や「仕上がりの早さ」が特徴です。

小回りダートコースと2歳戦が主流の米国競馬

ここからは、米国型血統をより深く理解するために米国の競馬についてご紹介します。

米国競馬の繁栄は、19世紀後半に2歳馬の高額賞金レースが誕生したことに起因します。貴族の趣味や道楽として始まった欧州競馬と異なり、米国競馬はアメリカらしいビジネスライクな位置づけにあります。

米国で2歳戦が重視されるのは、できるだけ早く競走馬をデビューさせ、早く投資した資金を回収したいという馬主の考え方が優先されるためです。そのため、米国の競走馬は3歳で引退する馬が少なくありません。

競馬場のコースに対する考え方もビジネスライク。
小回りのダートコースを中心とした競馬場が多くなっていますが、これはそもそもコースを作りやすく、1年間通して使用でき、管理も簡単だからです。

スピードの加速力と持続力が求められる米国競馬

先ほどもご紹介しましたが、米国では2歳戦から高額賞金レースが組まれます。
また米国クラシックレースである「ケンタッキーダービー」、「プリークネスステークス」、「ベルモントステークス」の3戦は、 例年5月最初の土曜日に行われる初戦のケンタッキーダービーを皮切りに、わずか1か月足らずの短期間で行われます。

このようなレースの開催スケジュールでは、当然ながら「仕上がりの早さ」が求められます。

米国の主要レースはダートの短距離戦が主戦場です。また開催される競馬場のコースは、概ね平坦の小回りコースで行われます。
そのためスピードの絶対値はもちろんのこと、「スタートしてからの加速力」、加速してゴールまで「スピードを持たせる持続力」が求められます。

短距離戦のレースで平坦・小回りのコースの特徴から、必然的にレース展開はハイペースになりやすく、「行った行った」のスピード任せの馬が多い傾向です。

このような背景から、米国型血統の特徴は「ダート・短距離適性の高さ」、「豊かなスピードの加速力と持続力」があげられます。また「仕上がりが早く」、2歳戦に強いことも特徴です。

米国型血統の主流血統はミスプロ、ストームキャット、エーピーインディ

現在の米国競馬のサイアーライン(父系)は、大系統ミスプロ系、ストームキャット系(大系統ノーザンダンサー系)、エーピーインディ系(大系統ナスルーラ系)の3系統が中心となっています。

大系統ミスプロ系では、小系統でみてファピアノ系のキャンディライド、スマートストライク系のカーリンやルッキンアットラッキー、ゴーンウエスト系のクオリティロードが中心です。

ストームキャット系では、日本でもGⅠ馬・ミスターメロディを送り出したスキャットダディやイントゥーミスチーフなどがあげられます。

エーピーインディ系については、タピットやフラッターなどが代表馬です。

日本においては、父がミスプロ系の米国種牡馬で芝・ダートの短距離で活躍する馬は多くいます。また父ディープインパクト×母父ストームキャットのニックス配合など母系に入っても活力を与えています。

父系、母系の双方に入って大きな影響力を誇る血統といってよいでしょう!

このような点をふまえて競走馬の血統表を見ていただけると、その馬の個性が見えてきて、競馬の楽しさがより深まるかもしれません。
今回ご紹介した内容が「血統から競馬を楽しむ」ために、少しでもご参考になれば嬉しいです。

 

以上、この記事では「米国型血統」について特集しました、

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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  • この記事を書いた人

カズ

過去のレースと各馬の好走レースのラップ傾向を分析して競馬予想を行っています。独自ツールの「ラップマトリックス」でラップ適性を分析。YouTube「KAZUの競馬予想TV」も運営しています。