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競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では、注目の重賞競走「葵ステークス」の予想について特集します!
ご紹介する内容は、葵ステークスの予想のポイントとなるラップ分析と好走血統、そしてラップ×血統で選ぶ本命馬1頭についてです。
馬券予想にぜひご参考下さい!
目次
葵ステークス ラップ分析・好走血統
この記事の初めに、ラップ分析や好走血統など葵ステークスの予想のポイントについてご紹介します。
まず初めに、葵ステークスのラップ分析をご紹介します。
こちらは、直近5年の葵ステークスの1ハロン毎のラップの推移をまとめたグラフです。
葵ステークスは、平坦コースの京都芝1200mの短距離重賞らしい超高速ラップの持続力勝負が特徴のレースです。
グラフでラップ傾向を確認すると、不良馬場で開催された2017年を除き、スタート後の2ハロン目からゴールまで10秒代後半から11秒台前半のラップが続いていることが分かります。
実際に脚質型とラップスピードの2軸で考えるラップ適性においても、直近5年の脚質型は持続力型が4回、平均の脚質型についても持続力型となっており、スピードの持続力が求められる傾向にあります。
また1ハロン毎のラップの平均であるラップスピードについては、過去5年の平均値が11.35。短距離の重賞レースらしく、超高速ラップを刻んでいます。
このような傾向である葵ステークスで求められるラップ適性は、「持続力型×ラップスピード11.30~11.45」と考えます。
続いてご紹介するのが、葵ステークスの好走血統についてです。
こちらは、直近3年の葵ステークスの3着内に入った好走馬の3代までの血統をまとめた表です。
葵ステークスで注目したい好走血統は、「大系統ナスルーラ系の血統」です。
この「大系統ナスルーラ系の血統」は、葵ステークスが重賞レースに格上げされた2018年以降、連対した全ての馬が内包しています。
昨年の1着ディアンドル、2着アスターペガサスの父の母父はナスルーラ系ですし、一昨年の1着ゴールドクイーン、2着ラブカンプーは父がナスルーラ系でした。
このような血統傾向から、葵ステークスはナスルーラ系の血統のスピードの持続力が活きるレースといえます。
この好走血統「大系統ナスルーラ系の血統」には、今年も注目です。
その他、ラップ分析や好走血統に加えて予想のポイントとして抑えておきたいのが、直近の京都芝コースの血統傾向であるトレンド血統と馬場傾向についてです。
まずトレンド血統ですが、今開催の京都芝1200mのレースでは、葵ステークスの好走血統同様に「大系統ナスルーラ系の血統」を内包する馬が好走しています。
今回の京都開催では、ここまで京都芝1200mのレースが5レース行われていますが、その内4レースが父か母父に大系統ナスルーラ系の血統を内包する馬が連対しています。
先週の日曜日に行われた京都8レース4歳以上1勝クラスにおいても、母父にアドマイヤコジーンを持つジョニーズララバイが勝利しています。
次に馬場傾向についてですが、先週の京都芝コースは脚質として差しが10連対と好走していました。
先週からコース全体の内馬場に痛みが見られますし、今週は京都開催の最終週となりますので、先週以上に差し馬が台頭するのではないかと考えます。
ただし、京都芝1200mは京都の内回りコースでレースが行われるため、基本的には逃げ・先行有利です。その点も抑えておく必要があるでしょう。
以上、ここまで葵ステークスの予想のポイントについてご紹介しました。
次にご紹介する葵ステークスの本命馬については、この予想のポイントを判断軸に選んでいます!
葵ステークス 本命馬
それでは、ここからは葵ステークスの本命馬とその根拠についてご紹介していきます。
◎(本命) ②アルムブラスト
今年の葵ステークスの本命は、②アルムブラストです。
アルムブラスト 血統適性
まず血統について取り上げると、アルムブラストの血統は父リアルインパクト、母ヴァンフレーシュ、母父サクラバクシンオーの配合です。
リアルインパクト産駒は、NHKマイルカップを勝利したラウダシオンのようにワンペースな持続力型のレースに強い傾向にあります。
また母父サクラバクシンオーは京都芝1200mを得意とするスプリンターですから、この点もプラス材料。
その他、アルムブラストの母ヴァンフレーシュ、母の母ティエッチグリーンが現役時代スプリンター路線を走った馬です。
この血統背景から、アルムブラストは芝1200mの持続力型勝負のレースがベストと考えており、葵ステークスで高い適性が見込めます。
アルムブラスト ラップ適性
実際にアルムブラストはラップ適性においても、その傾向を示しており、ワンペースでスピードの持続力勝負となったカンナステークスを勝利しています。
このレースのラップ適性自体は「底力型×ラップスピード11.47」となりますが、持続力型に近い底力型のレースとなっており、1ハロン毎のラップの推移を示すラップ傾向も葵ステークスのラップ傾向と近い傾向を示しています。
このような背景から、アルムブラストは葵ステークスに対する高いラップ適性が見込めます。
アルムブラスト ローテーション
続いてローテーションについても取り上げておくと、アルムブラストは今回、前走のクロッカスステークスから200mの距離短縮ローテとなります。
過去距離短縮ローテは未勝利戦から臨んだカンナステークスで経験しており、見事勝利しています。
この傾向ならびに、スプリンター牝系で父リアルインパクト×母父サクラバクシンオーの血統背景から考えて距離短縮ローテに強い馬と考えます。
前走のクロッカスステークスは6着と凡走していますが、鞍上のマーフィー騎手がレース後にコメントしていたように、この馬には距離が長すぎた印象で敗因は明確です。
また陣営から「スプリンター色が強い」とのコメントも出ていますので、今回の距離短縮ローテでのスプリント戦は期待が持てます。
それに、想定人気で単勝オッズ10倍前後で馬券期待値が高いことも魅力です。
ここはアルムブラストを本命で推奨します!
なおアルムブラスト以外の馬で有力馬の見解についても触れておくと、まず断然の1番人気が想定されるビアンフェは母父が好走血統のナスルーラ系のサクラバクシンオーということで高い血統適性が見込めます。
ただラップ適性としては、ここまで勝利した2勝はいずれも底力型のレースです。
逃げ・先行有利な京都芝1200mですから大崩れはないと考えますが、人気もかなり集めそうなので、本命までにはいきません。
次に想定2番人気のケープゴッドは、父が京都芝1200m得意のダイワメジャー産駒ですから、血統適性は悪くありません。
また距離短縮ローテに強い馬ですし、内枠に入ったことも買い材料です。
勝ち負けできる一頭と考えます。
最後に対抗評価で推したいのが、エレナアヴァンティです。
この馬は短距離戦の持続力型のレースに強い馬でラップ適性が非常に高い一頭です。
前走のマーガレットステークスでは、ラップ適性「持続力型×ラップスピード11.55」となったレースを快勝しています。
アルムブラストに匹敵する高評価で推したい馬です!
以上、この記事では「葵ステークス」の予想について特集しました!
ご紹介した内容が、馬券を予想する上でご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。