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【朝日杯フューチュリティステークス2021予想】セリフォス・ジオグリフなど人気馬をラップ分析!

2021年12月12日

keibachiebukuro2

この記事では、「朝日杯フューチュリティステークス(2021年)」の予想第1弾を特集します。

ご紹介する内容は、朝日杯フューチュリティステークスのラップ分析と上位人気馬3頭セリフォス、ジオグリフ、ダノンスコーピオンの評価についてです。

馬券予想にぜひご参考ください。

朝日杯フューチュリティステークス2021 ラップ分析

まず初めに朝日杯フューチュリティステークスのラップ分析をご紹介します。

こちらは朝日杯フューチュリティステークスの過去5年のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。

このラップマトリックスとは、ラップ分析での予想を進める中で開発した独自の予想ツールです。

縦軸に勝ち時計をハロン数で割ったラップスピード、横軸に上り3ハロンを起点とするラップ変化指数「レースペース変化指数」を脚質型として取り、対象レースのラップ適性を散布図にまとめたグラフです。

このラップマトリックスから朝日杯フューチュリティステークスのラップ適性を分析すると、横軸の脚質型は底力型が2回、バランス型が3回、平均は持続力型となっていることが分かります。

2016年〜2018年はバランス型で上がり3ハロンの瞬発力勝負となっていましたが、直近2年は底力型で底力や持続力の適性が求められています。
今年の出走メンバーは前走逃げて好走した馬が複数おり、スローペースの瞬発力勝負は考えづらいところです。そのため、今年も脚質型としては底力型が基本でしょう。


縦軸のラップスピードは、ラップスピード11秒54〜11秒93とやや幅があります。

このような過去5年の傾向をふまえて考える今年の朝日杯フューチュリティステークスで求められるラップ適性ですが、「底力型・持続力型×ラップスピード11秒63〜11秒75」に設定します。
勝ち時計は良馬場開催で1分33秒0~1分34秒0を想定します。

次以降でご紹介する上位人気馬については、この求められるラップ適性を判断軸に評価を行なっていきます。

朝日杯フューチュリティステークス2021 セリフォス

ここからは朝日杯フューチュリティステークスの上位人気馬3頭セリフォス、ジオグリフ、ダノンスコーピオンのラップ適性の評価についてご紹介していきます。

なお、このラップ適性の評価はS、A、B、C、Dの5段階で評価を行なっていきます。

まず初めに「セリフォス」を取り上げます。

上図はセリフォスのデビュー戦から前走デイリー杯2歳ステークスまでのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。

ここまで3戦は、バランス型で中速ラップの新馬戦1着、瞬発力型で高速ラップの新潟2歳ステークス1着、そして同じく瞬発力型で中速ラップのデイリー杯2歳ステークス1着の成績を残しています。

朝日杯フューチュリティステークスに対するラップ適性については、ラップ適性が合致もしくは近接するレースはありません。
ただし出走予定馬の中でマイル戦で1分33秒台の持ち時計がある馬は、このセリフォスとプルパレイの2頭だけです。
マイル戦の高速ラップへの適性という視点で捉えれば、ラップ適性は高く評価できるでしょう。

ラップ適性の評価は、「A」と高評価をつけます。

底力型でのレースの実績はありませんが、父が底力型のレースで強いダイワメジャーですからパフォーマンスを大きく落とすようなことはないでしょう。
上位人気馬の中でも期待値は高い一頭です。

朝日杯フューチュリティステークス2021 ジオグリフ

2頭目には「ジオグリフ」を取り上げます。

上図はジオグリフのデビュー戦、前走札幌2歳ステークスのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。

ここまで2戦は、超瞬発力型で中速ラップの新馬戦1着、持続力型で低速ラップの札幌2歳ステークス1着の成績を残しています。

朝日杯フューチュリティステークスに対するラップ適性は、ラップ適性が合致もしくは近接するレースはありません。
前走の札幌2歳ステークスで持続力型への適性を示していることは一定の評価ができますが、ラップスピード11秒90を切る高速ラップに対する適性は未知数です。

そのためラップ適性の評価は、「B」に留めます。

新馬戦で力でねじ伏せたアサヒは東スポ杯2歳ステークスで2着と好走しており、能力自体は上位評価できる一頭です。
ただ、ラップ適性になると懐疑的にならざる負えません。

ノーザンファーム生産馬特有の使い分けでの出走感がありますし、本来は距離適性からホープフルステークスの方が良い馬でしょう。
ここは抑えまでで考えたい一頭です。

朝日杯フューチュリティステークス2021 ダノンスコーピオン

3頭目には「ダノンスコーピオン」を取り上げます。

上図はダノンスコーピオンのデビュー戦、前走萩ステークスのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。

ここまでの2戦は、超瞬発力型で超低速ラップの新馬戦1着、同じく超瞬発力型で中速ラップの萩ステークス1着の成績を残しています。

朝日杯フューチュリティステークスに対するラップ適性は、ラップ適性が合致もしくは近接するレースはありません。
ラップマトリックスを見ても、ここまで2戦のラップ適性は朝日杯フューチュリティステークスで求められるラップ適性と明らかに異なるラップ適性を示しています。ラップ適性は、先ほど取り上げたジオグリフ以上に未知数と言わざる負えません。

ラップ適性の評価は、Cに近い「B」とします。

新馬戦、萩ステークスの走りを見る限り、素質は十分ながらまだ若さだけで走っている印象で完成度は低いと考えています。
未知数のラップ適性も加味すれば、個人的に上位人気馬の中では危険な人気馬と考える一頭です。

朝日杯フューチュリティステークス2021 まとめ

この記事では、朝日杯フューチュリティステークスの上位人気馬のラップ適性の評価を特集しました。

上位人気馬の中では、マイル戦の高速ラップへの適性を示すセリフォスが1番手評価です。

なお、ドウデュースやドーブネなど今回取り上げきれなかった注目馬については、週半ばに別の記事でご紹介をさせていただきます。

今回、ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。

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  • この記事を書いた人

カズ

過去のレースと各馬の好走レースのラップ傾向を分析して競馬予想を行っています。独自ツールの「ラップマトリックス」でラップ適性を分析。YouTube「KAZUの競馬予想TV」も運営しています。