この記事では、注目の重賞競走「エプソムカップ」の予想について特集します!
この記事でご紹介する内容は、エプソムカップの予想のポイントと連覇を狙うレイエンダの徹底考察です。
なおエプソムカップの最終予想については、下記の記事でご紹介しています。最終予想をご確認されたいという方は、こちらの記事をお読みいただけますと幸いです。
しっかりと予想していきますので、馬券予想にぜひご参考ください!
予想法について
この記事の初めに、僕の予想法についてご紹介します。
従来はラップ分析と血統の2つを軸にしていたのですが、今回からラップ分析の1軸として、その上で血統やローテーション、馬券の費用対効果である馬券期待値などを補足的に取り入れる形に変更します。
その理由はラップ分析による予想の馬券の的中率が良いこと。
そして先週から取り入れているラップマトリックスについて、評価いただく反響が大きかったためです。
馬券的中率を高めていくこと。
そして見ていただく方に少しでも予想の参考になったと感じていただけること。
これが予想を発信させていただく上で一にも二にも大切と考えていますので、今回からラップ分析を主軸において予想を行っていきます。
【KAZUの予想法】
予想法=ラップ分析×(血統傾向+ローテーション+etc)
エプソムカップ ラップ分析
それでは、エプソムカップの予想に入ります。
初めに、エプソムカップのラップ分析など予想のポイントについてご紹介します!
まず取り上げるのが、エプソムカップのラップ分析です。
こちらは、直近5年のエプソムカップの1ハロン毎のラップの推移をまとめたグラフです。
レイエンダが勝った昨年のエプソムカップのラップ傾向が極端なまでの超瞬発力型のレースであったためバイアスが強いですが、エプソムカップは基本は中盤のラップが緩みにくいレースです。
その上で直線が長い東京コースでレースが行われるため、持続力と瞬発力の双方の適性が求められるレースといえます。
一般的に東京芝1800mと聞くと瞬発力勝負のイメージが強いですが、この東京芝1800mは上級戦になるほど中盤のラップが緩まないことが特徴のコースです。
また近年のエプソムカップは昔のように宝塚記念のトライアルレースの役割はなく、マイラー気質の馬が距離延長で挑んでくるレースともなっています。このような点もあり、中盤のラップが緩みにくくなっています。
実際に脚質型とラップスピードの2軸で考えるラップ適性においても、上り3ハロンと上がり3ハロンを除くラップ変化で導く脚質型は、特殊なレースとなった昨年を除けば持続力型かバランス型もしくは近接する内容となっています。
また高速レースなのか、時計がかかるレースなのかを示す1ハロン平均のラップスピードについては、平均値が11.87です。
このような傾向であるエプソムカップで求められるラップ適性ですが、例年とは明らかに異なる傾向を示した昨年を除く形で設定して、瞬発力型も若干カバーしての「持続力型・バランス型×ラップスピード11.70~11.90 」に設定します。
次に好走血統やレース傾向といったエプソムカップのその他の予想のポイントをご紹介します。
まず好走血統ですが、エプソムカップはディープインパクト産駒が好走傾向です。
ディープインパクト産駒の出走頭数自体が多い背景もありますが、直近5年で6頭のディープインパクト産駒が馬券に絡む活躍ぶり。 2015年は、1着エイシンヒカリ、2着サトノアラジン、3着ディサイファとディープインパクト産駒で上位を独占しています。
次にレース傾向についても触れておくと、下記の3点があげられます。
【エプソムカップ レース傾向】
①過去10年で4歳馬が[8-6-2-14/30]、複勝率53.3%と圧倒。
②前走からの距離変更は、距離短縮組(複勝率15.0%)よりは距離延長組(複勝率20.5%)が好成績。マイラー指向の馬が好走傾向。
③前走のラップ適性は、底力型もしくは持続力型が好走傾向。距離延長ローテが重なると[3-1-1-10/15]、複勝率33.3%と好成績。
この3点のレース傾向についても、エプソムカップの予想のポイントとして抑えておきたいところです。
以上、ここまでエプソムカップの予想のポイントについてご紹介しました。
次以降でご紹介する連覇を狙うレイエンダの考察については、この予想のポイントを判断軸に行っていきます!
エプソムカップ レイエンダ考察
それではここからは、エプソムカップの連覇を狙うレイエンダの考察についてご紹介していきます!
レイエンダ 考察
こちらはレイエンダのラップマトリックスです。
このラップマトリックスとは、ラップスピードを縦軸に、脚質型の指標であるレースペースチェンジ指数(RPCI)を横軸に取り、過去のレースのラップ適性と結果を散布図にまとめたものです。
赤い四角枠がエプソムカップで求められるラップ適性で、この枠内のレースの結果、ならびに近接するレースの結果から、その馬のレースに対するラップ適性が分かります。
このラップマトリックスから導くレイエンダのラップ適性ですが、何とも掴みどころがない印象を受けます。
レイエンダは好走時と凡走時の差が激しく、成績にムラがあります。
ラップマトリックスもその傾向を示しています。
その上で、あえてラップマトリックスから考える特徴をあげるとすれば極端なレースの方が向くということです。
勝利した昨年のエプソムカップは極端なまでにスローペースの瞬発力勝負となった一戦ですし、前走3着と好走したダービー卿チャレンジトロフィーはデビュー以来最もきつい前傾ラップの展開で底力の適性が求められるレースでした。
このようなラップ傾向を示すレイエンダですから、昨年の覇者とはいえエプソムカップのラップ適性が決して高いとはいえません。
一方、血統適性とレース傾向については評価ができます。
血統は名牝系のウインドインハーヘア牝系で、この牝系は東京コースで滅法強い牝系です。レイエンダの全兄のレイデオロが日本ダービーや天皇賞(秋)を勝ったのが、その代表的なレースといえます。
またレース傾向についても、前走マイル戦のダービー卿チャレンジトロフィーで底力型の厳しいレースを経験したうえでの距離延長ローテはエプソムカップの好走パターンのレース傾向にあたり高評価です。
このように、今までの戦績を表すかのように何とも捉えどころのないレイデオロ。
距離的には過去に富士ステークスで騎乗したスミヨン騎手がレース後に語ったように「1800mがベスト」と考えます。
また主戦のルメール騎手がコメントするように「揉まれると弱い面がある」馬です。過去の成績からレースが小頭数であるほど好走傾向ですから、フルゲートが予想される今回は枠順も鍵を握りそうです。
結局は、取り扱いに困る馬で最終予想まで悩む一頭と考えます。
この馬の取捨をどのようにするかが、今年のエプソムカップの予想のポイントといえるでしょう!
以上、この記事では「エプソムカップ」の予想のポイントと連覇を狙うレイエンダの考察について特集しました!
ご紹介した内容が、馬券を予想する上でご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。