こんにちは!KAZUです。
この記事では、「マイラーズカップ」の予想のポイントとカラテなど有力馬の評価について特集します。なお、今回の予想から、皐月賞の予想で手応えを感じた馬場傾向とポジションデータを従来のラップ分析に加えて予想していきます。
馬券予想にぜひご参考ください。
目次
マイラーズカップの予想のポイント
マイラーズカップのラップ分析
初めにマイラーズカップのラップ分析についてご紹介します。
上図は、直近5年のマイラーズカップの個別ラップの傾向をまとめたグラフです。
昨年の前半2F目、3F目が10秒台とかなりのハイペースとなり、差し決着となったレースを除けば、マイラーズカップは基本的に上がり3F33秒台〜34秒台前半の瞬発力勝負の一戦であることが特徴です。ただ重賞競走らしく道中のラップが大きく弛まず一定のラップを刻み、その上で速い上がり勝負となっています。
この個別ラップの傾向を独自のラップ分析ツール「ラップマトリックス」に落とし込み分析を進めていくと、差し決着となった昨年のレースの脚質型は超底力型に近い底力型と極端に振れています。一方、それ以外の年は脚質型がバランス型を中心に構成されています。
ラップスピードは、昨年や2019年がラップスピード11.50を切る超高速ラップ決着となっており、超高速ラップへの適性が求められることもポイントです。
1週前時点で考えるマイラーズカップで求められるラップ適性ですが、天候にやや不安要素がありますが良馬場想定で「持続力型〜瞬発力型×ラップスピード11.40〜11.60」に設定します。
マイラーズカップの馬場傾向とポジションデータなど
ここからは、その他の予想のポイントとして馬場傾向やポジションデータをご紹介します。
まず先週の阪神競馬場の馬場傾向ですが、土曜日・日曜日ともに良馬場でレースが行われ、馬場は高速馬場想定。3着内馬の4コーナーの位置と直線の進路取りを分析すると、4コーナーで2〜4番手、直線の進路取りが「内・中」にポジショニングした馬が8頭・6頭と多く好走が目立ちました。
先週の馬場傾向からは、「内・前有利」と言えます。
次にマイラーズカップのポジションデータですが、過去5年の3着内に入った好走馬の4コーナーの位置取りと直線の進路取りを分析すると、4コーナーで「2〜4番手」、直線の進路取りが「内」にポジショニングした馬が6頭と多く、ポジションの好走ゾーンとなっています。
先週の馬場傾向をふまえても、今年も良馬場であればこの好走ゾーンは変わらないと考えます。
このような予想のポイントから、内・中枠の「先行脚質の馬で瞬発力があり、速い末脚を使える馬」を積極的に評価していきたいところです。
マイラーズカップの有力馬の評価
カラテ
ここからはマイラーズカップの有力馬としてカラテとホウオウアマゾンの評価、そしてラップ適性が高く好走が期待できる推奨馬についてご紹介します。なお評価については、S、A+、A、B+、B、C+、C、Dに分けて行なっていきます。
まず初めに、「カラテ」を取り上げます。
こちらは、カラテのラップマトリックスです。
プロットしたグラフには、直近のレース名と馬場状態、着順、レース全体の上がり3ハロンを記載しています。その上で緑の枠はカラテが実績をあげているラップ適性、赤いゾーンはマイラーズカップで求められるラップ適性となっています。
ラップマトリックスから考えるカラテのラップ適性ですが、「超底力型〜バランス型×ラップスピード11.50〜11.95」のレースで良績をあげています。
マイラーズカップで求められるラップ適性に対しては、昨年・今年の東京新聞杯、関屋記念、安田記念の4戦の適性が合致して1勝、2着1回、3着1回と好成績をあげています。ただし脚質型としては、バランス型や瞬発力型よりは持続力型、上がり3Fも33秒台〜34秒台前半よりは34秒台後半〜35秒台の方が良績の馬です。ラップ適性からはベストな条件とは言えないでしょう。
ラップ適性の評価は、「A」とします。
ポジションに目を向けると過去10戦4コーナーでの平均の位置取りは「7.3」。また過去3戦のポジションについては4コーナーでの平均の位置取りは「10」となっており、好走イメージからするとポジションが後ろで気になります。また高速馬場よりは中速馬場が向く点も気になるところ。
この点をふまえて、総合評価は「B+」とします。
このような背景から差してくるも届かずの2着・3着・4着といったイメージが強いです。
ホウオウアマゾン
2頭目には、「ホウオウアマゾン」を取り上げます。
こちらは、ホウオウアマゾンのラップマトリックスです。
ラップマトリックスから考えるホウオウアマゾンのラップ適性ですが、「底力型〜瞬発力型×ラップスピード11.45〜12.00」のレースで良績をあげています。
マイラーズカップで求められるラップ適性に対しては、東京新聞杯12着、デイリー杯2歳S2着、マイルCS5着の3戦が合致します。超高速ラップや高速ラップでも一定のパフォーマンスは発揮してくる馬ですが、本質的にはラップスピードは低速化した方がよく、上がり3Fもかかった方が良い馬です。
ラップ適性の評価は、「B+」とします。
ポジションに目を向けると過去10戦4コーナーでの平均の位置取りは「2.7」と先行力が武器、この点は好走イメージと合致して評価ができます。ただ先ほどもご紹介したように上がり3Fはかかった方が良い馬で、先行して瞬発力を武器に速い末脚を使うタイプではなく、先行して持続力で粘り込むタイプのため、キレ負けしそうな印象があります。
この点をふまえて、総合評価は「B+」と据え置きます。
粘りながらのカラテ同様に2着・3着・4着といったイメージが強いです。
ファルコニア
ここからはマイラーズカップのラップ適性が高く好走が期待できる推奨馬についてご紹介します。推奨馬には、「ファルコニア」を取り上げます。
こちらは、ファルコニアのラップマトリックスです。
ラップマトリックスから考えるファルコニアのラップ適性ですが、「持続力型〜瞬発力型×ラップスピード11.50〜11.90」のレースで良績をあげています。
マイラーズカップで求められるラップ適性に対しては、洛陽ステークス3着の適性が合致します。求められるラップ適性に対する実績としては物足りない印象ですが、バランス型や瞬発力型は直近で3戦して2勝、2着1回と連対を外しておらず、超高速ラップ・高速ラップについても6戦して2勝、2着2回、3着2回と馬券圏内を確保しています。
このようなバランス型・瞬発力型かつ超高速ラップ・高速ラップに強い傾向をふまえると高いラップ適性が見込めるでしょう。
ラップ適性の評価は、「A」とします。
ポジションに目を向けると過去10戦4コーナーでの平均の位置取りは「4.1」。先行・好位前目からレースを進められる点は評価ができます。また上がり3Fが34秒未満のレースでは2戦1勝2着1回、34秒台では1勝、2着1回、3着1回と好成績をあげており速い上がりで強さを発揮してきます。
さらに馬場傾向は超高速馬場・高速馬場を得意にしています。
「先行脚質の馬で瞬発力があり、速い末脚を使える馬」といった好走イメージにピッタリハマるのが、このファルコニアです。
総合評価は「A+」とします。
想定単勝オッズが9倍前後もふまえると期待値も見込めます。良馬場の高速馬場でレースが行われるのであれば、推奨馬として取り上げたい一頭です。
マイラーズカップ2022 まとめ
この記事では、マイラーズカップの予想についてご紹介しました。
今回ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。
最後までご視聴いただき、ありがとうございました。