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競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では、注目のG1競走「NHKマイルカップ」の予想について特集します!
ご紹介する内容は、NHKマイルカップを予想する上でポイントとなるラップ分析と好走血統、そしてレシステンシア、サトノフラッグ、タイセイビジョン、ルフトシュトロームの有力馬4頭をランキング付けしていきます。
ラップ×血統からしっかりと予想していきますので、馬券予想にぜひご参考下さい!
目次
動画でご紹介!NHKマイルCの予想
この記事の内容は、ブログだけでなく動画でも制作してYouTubeにアップしています。「文字よりも動画の方が分かりやすい」という方については、下記の動画をご視聴ください!
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NHKマイルカップ ラップ分析
この記事の初めに、NHKマイルカップの予想のポイントの1点目としてラップ分析をご紹介します!
こちらは、直近5年のNHKマイルカップの1ハロン毎のラップの推移をグラフ化したものです。
グラフから見て取れるように、NHKマイルカップはラップの高低差が少なくワンペースであることが特徴のレースです。実際に直近5年の3ハロン目以降の最速と最遅のラップ高低差は1.0秒以内となっています。
また脚質型とラップスピードの2軸で考えるラップ適性においても、直近5年のうち持続力型のレースが4回、平均値をとった場合にも持続力型となっています。その他、ラップスピードについては11.60秒前後です。
ここまでのラップ分析をまとめると、NHKマイルカップは持続力型勝負の一戦といえ、求められるラップ適性は「持続力型×ラップスピード11.55~11.70」となります。
NHKマイルカップを予想する上で、まずはこのラップ適性を把握しておきたいところです!
NHKマイルカップ 好走血統
続いて、NHKマイルカップの予想のポイントの2点目として好走血統をご紹介します!
こちらは、直近3年のNHKマイルカップの3着内に入った好走馬の血統の3代までをまとめた表です。
先ほどのラップ分析の際にご紹介しましたが、NHKマイルカップは持続力型勝負の一戦であり、高いレベルのスピードを維持する「スピードの持続力」が求められるレースです。
その傾向を示すかのように好走血統においても、スピードの持続力に優れるサンデー系のダイワメジャー産駒やスピードの持続力が特徴の米国型血統を内包する馬が好走しています。
直近2年はディープインパクトやキングカメハメハ、その後継種牡馬のロードカナロアといったクラシックにおける主流血統の産駒も好走していますが、母父が米国型血統であるなど、主流血統でも母型もしくは父の母父でスピードの持続力を補う血統背景となっています。
このようにNHKマイルカップは、スピードの持続力を高める「ダイワメジャー産駒や米国型血統」が好走血統といえ、この好走血統を内包する馬に注目といえます。
次以降でご紹介するレシステンシア、サトノフラッグ、タイセイビジョン、ルフトシュトロームの有力馬4頭のランキング付けについては、ここまでご紹介したラップ適性と好走血統を判断軸に行っていきます!
ランキング第4位:タイセイビジョン
ラップ×血統で考えるランキングの第4位は、タイセイビジョンです!
まずラップ適性としては、スプリント戦からマイル戦の底力型のレースに強い馬で、ここまで底力型のレースを新馬戦、函館2歳ステークス、朝日杯フューチュリティステークス、アーリントンカップと4戦して2勝、2着2回と好成績を残しています。
ただし快勝した京王杯2歳ステークスは、バランス型のレースであり、適性距離であれば、ラップ適性としてオールラウンダーな資質を持つと捉えるべきでしょう。また、この京王杯2歳ステークスは距離は異なるとはいえ、NHKマイルカップのラップ傾向と近い傾向を示しており評価ができます。
その他、2歳時の朝日杯フューチュリティステークスは、ラップ適性で「底力型×ラップスピード11.63」となったレースで、NHKマイルCで求められるラップ適性 「持続力型×ラップスピード11.55~11.70」と脚質型こそ異なるものの、ラップスピードが合致している点は高評価です。
一方で評価を下げたのが血統面。
タイセイビジョンは、父タートルボウル、母ソムニア、母父エルコンドルパサーの配合で、欧州指向の強い血統背景です。
近年のNHKマイルカップで好走する主流血統でもありませんし、好走血統である米国的なスピードの持続力の血統も内包していません。
この血統面の評価を割り引き、最終的にはランキング第4位で評価します。
ただし、ラップ的にはレシステンシアが作るであろう底力型に近いタフな流れとは相性が良さそうで、第4位でも高めに評価したい馬です。
ランキング第3位:サトノインプレッサ
ラップ×血統で考えるランキングの第3位は、サトノインプレッサです!
まずラップ適性としては、バランス型の新馬戦、瞬発力型のこぶし賞、持続力型の毎日杯を3連勝しており、マイルから中距離戦のレースであればオールラウンダーな資質を示しています。
特に前走の毎日杯は3ハロン目以降のラップ高低差が1.0秒以内のワンペースのレースを勝ちきっており、この点は評価ができます。
一方、気になる点は、ラップスピード11.80を切るような高速ラップでのレースの経験がないことです。
血統に向けると、サトノインプレッサは父がディープインパクト、母がサプレザ、母父がサームの配合。
母サプレザは、2009年~2011年の英国のサンチャリオットSを三連覇した活躍馬。同じく2009~2011年にかけてマイルCSで3着・4着・3着と好走しており、日本でも馴染みが深い血統です。
父ディープインパクトは、2018年のNHKマイルカップでケイアイノーテック、ギベオンのワンツー決着があり評価ができます。ただし、両馬ともに母父にはスピードの持続力を高める米国型血統を取り込んでいました。
その点で、母が欧州の活躍馬で、母型の血統が欧州指向の強いサトノインプレッサになるとどうでしょうか。
まとめるとラップ適性、血統適性ともに総じて高く評価できる馬ですが、高速ラップの経験やスピードの持続力を保管する血統背景が弱い点を割り引き、ランキングとしては第3位で評価しました!
ランキング第2位:レシステンシア
ラップ×血統で考えるランキングの第2位は、レシステンシアです!
まずラップ適性としては、超底力型もしくは底力型に強い馬で、自らタフな流れを作って他馬の追走力を削ぎ落す。「肉を切らせて骨を断つ」ようなレース運びが、この馬の個性といえます。
マイル戦のラップスピード11.80以内の高速ラップに対する適性も阪神ジュベナイルフィリーズで見せています。
ただ例年のNHKマイルカップのようなワンペースの持続力型のレースになると、超高速馬場の東京コースですから、持続力型でもキレ負けする可能性があり、この馬の個性が活きるか疑問です。
もちろん、この馬が主体的にレースを序盤から動かして、ラップ適性が底力型に傾くことも想定されます。
ラップ的には読みづらく、判断が難しいといった状況です。
一方、血統については高く評価ができます。
レシステンシアの血統は、父がダイワメジャー、母はマラコスタムブラダ、母父がリザードアイランドの配合です。
母父欧州型血統のダイワメジャー産駒は、昨年の勝馬アドマイヤマーズや2017年3着のボンセルヴィーソと同じで評価ができます。
またレシステンシアは、母の母父がサドラーズウェルズ系のポリグロートです。母型にサドラーズウェルズを内包するダイワメジャー産駒は、2016年の勝馬メジャーエンブレムと同じであり、この血統背景も高評価です。
ラップ適性の判断が難しく最終的にはランキング2位としましたが、血統適性は申し分ありませんし、実績もメンバー中最上位です。
そのため、ランキング1位に肉薄する高評価です!
ランキング第1位:ルフトシュトローム
ラップ×血統で考えるランキングの第1位は、ルフトシュトロームです!
まずラップ適性として、前走のニュージーランドトロフィーのラップ傾向が評価できます。このニュージーランドトロフィーはラップ適性で「底力型×ラップスピード11.63」となり、脚質型こそ異なるもののグラフが示すラップ傾向は、NHKマイルカップとピッタリとハマります。
ルフトシュトロームは、このレースで4コーナーで外に大きく膨れるロスをしながらも豪快に差し切り勝ち。レース全体の上り3ハロンが11.7-11.9-11.8で、そのレースを後方から一気に差し切っているわけですから、ルフトシュトロームは間違いなく加速ラップです。
ラップ適性で底力型となったレースを、後方から加速ラップで差し切るという点から、かなりのポテンシャルを感じます。
血統に目を向けると、ルフトシュトロームの血統は、父キンシャサノキセキ、母ハワイアンウインド、母父キングカメハメハの配合。
父キンシャサノキセキはフジキセキの後継種牡馬で、好走血統のダイワメジャーと同じスピード型サンデー系に分類され、短距離からマイル戦でのスピードの総合能力に優れる種牡馬です。まずまずの評価といえます。
それ以上に評価したいのが牝系で、ルフトシュトロームは名牝系のウインドインハーヘア牝系にあたります。 日本の主場の根幹距離に強い牝系ですから、この血統背景は高く評価できます。
まとめると、非常に高い適性が見込めるラップ適性を主体にしつつ、血統背景も一定の評価ができるため、ルフトシュトロームをランキング堂々の第1位に位置付けます!
以上、この記事では「NHKマイルカップ」の予想について特集しました!
ご紹介した内容が、馬券を予想する上でご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。