こんにちは。KAZUです。
この記事では、注目の重賞競走「日経賞」の予想について特集します。
ご紹介する内容は、日経賞の予想のポイントとなるラップ分析と有力馬3頭カレンブーケドール、ワールドプレミア、ステイフーリッシュのラップ適性、そして有力馬3頭の中から選ぶ推奨馬の3点についてです。
日経賞をラップ分析からしっかりと予想していきます。
ぜひ最後までお読みください。
目次
日経賞2021 ラップ分析
この記事の初めに日経賞の予想のポイントとなるラップ分析をご紹介します。
このラップ分析については、独自の予想ツールであるラップマトリックスを用いて分析を行います。
上図は直近5年の日経賞のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
日経賞のラップ適性の特徴は、中山芝中長距離戦らしい低速ラップの持続力勝負の一戦であること。
過去5年の日経賞の脚質型は、超瞬発力型と極端なレースになった2016年を除けば持続力型に寄った傾向を示しています。
またラップスピードについては、良馬場であっても低速ラップ「ラップスピード12秒20~12秒40」が基本です。
このような背景をふまえて考える今年の日経賞で求められるラップ適性ですが、「持続力型・バランス型×ラップスピード12秒20~12秒40」に設定します。
次以降にご紹介する有力馬3頭カレンブーケドール、ワールドプレミア、ステイフーリッシュのラップ適性については、この求められるラップ適性を判断軸に評価を行っていきます。
日経賞2021 有力馬ラップ適性
それでは、ここからは日経賞の有力馬3頭カレンブーケドール、ワールドプレミア、ステイフーリッシュのラップ適性について評価を行っていきます。
なお、このラップ適性についてはA、B+、B、Bー、Cの5段階で評価を行っていきます。
カレンブーケドール ラップ適性
まず初めに想定1番人気の「カレンブーケドール」を取り上げます。
こちらはカレンブーケドールの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからカレンブーケドールのラップ適性を分析すると、「底力型~超瞬発力型×ラップスピード11秒90~12秒40」のレースで結果を残しており、幅広いラップ適性を示していることが分かります。
脚質型、ラップスピードを問わず、相手なりにしっかりとパフォーマンスを発揮してくるオールラウンダーなラップ適性がカレンブーケドールの特徴です。
日経賞で求められるラップ適性に対しては、ここまで京都記念と前走の有馬記念の2戦を経験しており、2着と5着という結果。
結果ならびにレースの内容も悪くなく、日経賞に対して高いラップ適性が見込めます。
そのため、ラップ適性の評価は「B+」と高い評価をつけます。
馬場適性についても超高速馬場から超低速馬場まで幅広く対応でき、オールラウンダーな適性を示しています。
そのため、凡走は考えづらい一頭。
ただオールラウンダー、器用すぎて勝ちきれない点もこの馬の特徴です。
その点を考えると馬券圏内は固いが、勝ちきるまではどうかなという評価をしています。
ワールドプレミア ラップ適性
次に「ワールドプレミア」を取り上げます。
上図はワールドプレミアのデビュー戦から前走有馬記念までのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからワールドプレミアのラップ適性を分析すると、「底力型~バランス型×ラップスピード11秒90~12秒40」のレースを得意にしていることが分かります。
豊富なスタミナを活かせる中長距離戦の中速ラップ~低速ラップ、そしてタフな展開で高いパフォーマンスを発揮してくることがワールドプレミアの特徴です。
日経賞で求められるラップ適性に対しては、ここまで菊花賞を1着と前走の有馬記念で5着という結果を残しています。
菊花賞の勝利は高く評価できますし、前走の有馬記念5着についてもスタートからスムーズにレースを運ぶ中で中盤においてブラストワンピースの後退を受けて位置取りを下げる不利がありました。
その上でカレンブーケドールと同着の5着という結果ですから、一定の評価ができます。
このような背景をふまえて、ラップ適性の評価は「A」と高い評価をつけます。
馬場適性についても高速馬場から低速馬場、重たく時計がかかる方が良い馬です。
その点も、不安定な天候が続く最近においては買い材料と言えそうです。
最終的には馬場をふまえて最終ジャッジしたいところですが、カレンブーケドールに人気が集中するようであればラップ適性からは積極的に狙いたいと考えています。
1週前時点では高評価な一頭です。
ステイフーリッシュ ラップ適性
この記事の最後に「ステイフーリッシュ」を取り上げます。
上図はステイフーリッシュの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからインディチャンプのラップ適性を分析すると、「持続力型×ラップスピード11秒80~12秒40」のレースを得意にしていることが分かります。
とにかくワンペースでこの馬が苦手とする速い脚・キレが求められないレースであれば、安定して好走してくることが特徴です。
日経賞で求められるラップ適性に対しては、ここまで京都記念とアメリカジョッキークラブカップの2戦を経験しており、2着、3着と好成績をあげています。
この結果をふまえると日経賞に対するステイフーリッシュのラップ適性は高いものが見込めます。
そのため、ラップ適性の評価は「B+」と高評価です。
馬場適性についても高速馬場よりは低速馬場、ワールドプレミア同様に重たく時計がかかる方が良い馬です。
この点もプラス材料と言えます。
ただカレンブーケドール同様に勝ちきれない点もステイフーリッシュの個性。
3年以上勝利から遠ざかっている中でここで勝ちきれるのかと言うと、正直難しい印象が先立ちます。
ここも2着・3着止まりの一頭ではないでしょうか。
日経賞2021 まとめ
今回ご紹介した内容から、現時点でラップ適性から考える日経賞の有力馬3頭の中で考える推奨馬についてですが、高いラップ適性が見込め、勝ちきれる個性を持つワールドプレミアをあげます。
カレンブーケドールやステイフーリッシュも高いラップ適性が見込めるのですが、勝ちきれない個性は大きなネック。
そうなると、ワールドプレミアを推奨したいところです。
ただ今年の日経賞は有力馬以外もかなり粒ぞろいのメンバー構成です。穴馬を狙っても面白い一戦でしょう。
そのような穴馬の視点もふまえた日経賞の最終予想については、レース前日の金曜日に別の動画でご紹介をできればと思います。
以上、この記事では日経賞の予想についてご紹介しました。
今回ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。