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競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では、注目の重賞レース「クイーンカップ(G3)」の予想について特集します。
ルナシオン、ホウオウピースフル、ミヤマザクラ、マジックキャッスルなど今年のクイーンカップは素質馬が揃いました!
牝馬クラシックを占う重要な一戦をしっかりと予想していきます!
なお、この記事の内容は、ブログだけでなく動画でも制作してYouTubeにアップしています。「文字よりも動画の方が分かりやすい」という方については、下記の動画をご視聴ください!(YouTubeのチャンネル登録がまだの方は、チャンネル登録をしていただけると嬉しいです。)
ここからは、ブログでのクイーンカップの予想をご紹介していきます!
それでは、参りましょう!
目次
クイーンカップの予想のポイント!
まず初めにクイーンカップの予想のポイントを3点取り上げます。
逃げ、先行馬が有利な馬場状態!
まずクイーンカップの予想のポイントの1点目として、今開催の東京芝コースの脚質別成績を取り上げます。
今開催の東京芝コースにおいて先週までの脚質別成績を分析すると、逃げ馬が複勝率39.1%、先行馬が複勝率36.1%と好成績です。一方で差し馬は複勝率17.1%、追込み馬が複勝率11.2%と苦戦しています。
先週の芝コースについても今開催と同様の傾向を示しており、開催が進む東京芝コースですが前有利な馬場状態は衰える様子をみせません。
レース開催時の馬場状態が、「良馬場なのか、道悪馬場なのか」という視点もありますが、クイーンカップにおいても基本は前有利で予想を組み立てていく必要がありそうです。
ディープ系がトレンド血統!
クイーンカップの予想のポイントの2点目は、「トレンド血統がディープ系」であることです。
こちらも今開催の東京芝コースの成績を分析して、種牡馬別成績を確認すると、ディープ系が53頭出走して10勝、2着5回、3着5回、複勝率37.7%と好成績です。
また、単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えており、馬券的な信頼度も高いです。
その中でも逃げ・先行脚質のディープ系は複勝率50%超えと抜群の成績を残しています。
先週の東京開催芝コースでも、トータルで11戦して、ディープインパクト産駒が5勝、キズナ産駒が1勝とディープ系で計6勝しています。
このような血統傾向から、クイーンカップにおいてもディープ系は見逃せない血統です。
米国型ノーザンダンサー系が好走血統!
最後の予想のポイントとして、クイーンカップの好走血統についてご紹介します。
クイーンカップの好走血統は、「ヴァイスリージェント系やストームバード系の米国型ノーザンダンサー系」です。
昨年1着のクロノジェネシスの母父がヴァイスリージェント系のクロフネ、2着ビーチサンバの父が同じくクロフネであることなど、クイーンカップは血統のエッセンスとしてヴァイスリージェント系やストームバード系といった米国型ノーザンダンサー系を内包する馬が好走しています。
ヴァイスリージェント系やストームバード系といえば、ディープインパクトを筆頭とするサンデーサイレンス系と配合することで、スピードの絶対値を高め、高速馬場適性を向上させます。
今の東京は野芝に洋芝をオーバーシードした芝でレースが行われていますが、それでも高速馬場であることは間違いありません。
好走血統の米国型ノーザンダンサー系の血統が、この高速馬場への適性を高めます。
クイーンカップの予想印とその根拠
それではここからは、クイーンカップの予想印とその根拠についてご紹介していきます!
◎(本命)③ルナシオン
クイーンカップの本命はルナシオンです!
スワーヴリチャードの半妹にあたる良血馬「ルナシオン」。
血統としては父ディープインパクト×母父Unbridled's Songの配合で、この配合馬にはコントレイル、ダノンプラチナがいます。また父ディープインパクト×母父アンブライドルズソング系で考えれば、同世代の牝馬リアアメリアも該当馬です。
とにかく高速馬場、瞬発力勝負、大箱コースが得意な配合で、この配合馬は東京芝1600mをここまで18戦して6勝、2着1回、3着3回、勝率33.3%、複勝率50.0%と抜群の成績をあげています。
ルナシオンの前走は、10月の東京開催芝1800mの稍重で行われた新馬戦を使われており、「スロー×瞬発力」のレース展開の中で、残り200mでの大外一気で豪快に差し切り勝ち。手元で計測した上り3Fの推定ラップは<12.1-11.4-10.8/34.3>の驚異的な加速ラップでまとめています!
このレース内容は高く評価すべきでしょう。
気になる距離短縮のローテーションについてですが、父ディープインパクト×母父Unbridled's Songの配合は、距離短縮を得意とする血統ですから気になりません。
このような背景から、血統的にはルナシオンを1番手で評価すべきと考えました!
〇(対抗)⑥シャンドフルール
対抗にはシャンドフルールを推奨します!
父キズナ×母父Gone Westの配合で、半兄にはティルナノーグがいます。仕上がりが早くマイルを距離適性とする牝系です。
展開的に、今回も前走同様に逃げるかどうかは分かりませんが、前に位置取ることは間違いないと考えています。逃げ・先行できるディープ系というのは、この東京開催の血統傾向で大きなトレンドといえ、先週開催までで逃げ・先行馬の父ディープ系の種牡馬の成績は16戦して6勝、2着3回、連対率56.2%と抜群です!
前走の大箱コースの阪神芝1600mで行われた千両賞は、前半800mを48.2のラップで逃げて、ラスト3Fを<11.5-11.1-11.8/34.4>でまとめて快勝。このレースで2馬身差の2着ソウルトレインは、次走の白梅賞を勝っており、レースレベルも評価ができます。
レース開催日当日の天候が不安定ですが、先週同様の馬場傾向が今週も続き、逃げ・先行有利になるのであれば好走が十分に期待できる一頭です!
▲(単穴) ⑩アカノニジュウイチ
単穴には、アカノニジュウイチを推します!
とにかくこの馬は、前走の新馬戦のパフォーマンスが素晴らしく、その内容を評価して単穴で推奨したい馬です!
その新馬戦は天皇賞(秋)の日の東京芝1400mで行われたレースなのですが、レース全体の上り3Fのラップが<11.9-11.0-11.1/34.0>の瞬発力勝負の一戦を、メンバー中ダントツの上り3F32.9で差し切り勝ち。手元計測で馬なりから仕掛けた残り2F目のラップが、推定10秒台前半ですから相当な瞬発力を持った馬といえるでしょう。
1400mから1600mへの距離延長は、スタミナ豊富な父ブラックタイド×母父ファピアノ系Royの血統背景からプラス材料と捉えます。
アカノニジュウイチの母はアルゼンチンの短距離・マイルG1で2着の実績があるデータ。
余談ですが、アルゼンチンの競馬は芝とダートの2種類でレースが行われ、多くの馬が芝とダートの双方のレースを使われる特徴があります。ダートは米国に近く粘土質でスピードが出やすい馬場です。つまりアルゼンチン牝系は米国的な軽いスピードが特徴の牝系ということがいえます。
「サンデー系×アルゼンチン牝系」の配合的にも、高速馬場での走りが期待できます。
注目したい一頭です!
△(連下)①ミヤマザクラ、⑨マジックキャッスル、⑫ホウオウピースフル
最後に連下としてミヤマザクラ、マジックキャッスル、ホウオウピースフルの3頭を抑えます!
まずミヤマザクラですが、マウントロブソン、ポポカテペトルの全妹にあたる良血馬です。
今の馬場でディープインパクト産駒という点は評価ができますし、直近2走の内容も非常に優秀です。
ただし、牝系は中距離以上で活躍する傾向にあります。
今回の2000mから1600mへの距離短縮は、ローテーションとしてはマイナスと捉えており、連下評価としました。
次に同じディープインパクト産駒のマジックキャッスルですが、この馬はソーグリッタリングの半妹にあたり、父ディープインパクト×母父シンボリクリスエスの血統です。
父ディープインパクト×母父ロベルト系の配合は、ロベルト色が強く出るため小回り急坂の中山コース向きの馬が多い傾向にあります。
前走のファンタジーSのパフォーマンスは高いものがありますが、適性を考慮してこの馬も連下評価までです。
最後に、ブラストワンピースの半妹で2戦2勝馬のホウオウピースフルについてですが、新馬戦はミヤマザクラを相手にせず、2戦目の百日草特別も圧勝と素質の高さを感じさせる馬です。
ただし、距離延長が得意な一方、距離短縮が苦手なオルフェーヴル産駒で東京芝2000mから芝1600mへのローテーションは評価ができません。
また本質的には高速馬場よりも時計のかかる馬場の方がよいでしょうから、今回は評価を落としました。逆に、ここで勝つようだとクラシック級といえます。
その他、予想印は控えましたが、中山芝1600mの菜の花賞を大外を回って勝ちきったアールクインダムも評価したい一頭です。この馬のレース振りにも注目です。
以上、この記事では注目の重賞レース「クイーンカップ(G3)」の予想のポイントと最終予想についてご紹介しました。
なお、同日開催の京都レース「洛陽ステークス(L)」の最終予想については、下記の記事でご紹介しています。ぜひ、ご参考下さい!
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ご紹介した内容が、クイーンカップの馬券を予想する上でご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。