こんにちは。KAZUです。
この記事では、日曜日の東京の重賞レース「東京新聞杯」の予想について特集します。
ご紹介する内容は東京新聞杯の予想のポイントとなるラップ分析とヴァンドギャルドなど有力馬5頭のラップ適性についてです。
ラップ分析から東京新聞杯をしっかりと予想していきます。
ぜひ最後までお読みください。
目次
東京新聞杯2021 ラップ分析
この記事の初めに東京新聞杯の予想のポイントとなるラップ分析をご紹介します。
このラップ分析については、独自の予想ツールであるラップマトリックスを用いて分析を行います。
こちらは直近5年の東京新聞杯のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスから東京新聞杯のラップ適性を分析すると、近年は脚質型が持続力型に寄り、ラップスピードが高速化していることが分かります。
スマートレイアーが勝った2016年は瞬発力型、ブラックスピネルが勝った2017年は超瞬発力型と東京の長い直線コースでの瞬発力勝負でしたが、インディチャンプ、プリモシーンが勝った直近2年はいずれも持続力型となっています。
また、この2年は勝ち時計が1分33秒0以下の高速決着となっていることも見逃せません。
先週の日曜日の東京芝コースのレースを見ると、馬場傾向としてかなり速い時計が出る傾向を示しています。
今年の東京新聞杯も道悪馬場にならない限り、高速決着は必須でしょう。
このような背景をふまえて考える今年の東京新聞杯で求められるラップ適性ですが、「持続力型・バランス型×ラップスピード11秒50~11秒70」に設定します。
次以降にご紹介するヴァンドギャルドなど有力馬5頭のラップ適性については、この求められるラップ適性を判断軸に評価を進めていきます。
東京新聞杯2021 有力馬ラップ適性
それでは、ここからは東京新聞杯のヴァンドギャルドなど有力馬のラップ適性について、A、B、Cの3段階で評価を行っていきます。
ヴァンドギャルド ラップ適性
まず初めに想定1番人気の「ヴァンドギャルド」を取り上げます。
こちらはヴァンドギャルドの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからヴァンドギャルドのラップ適性を分析すると、高速ラップの底力型からバランス型のレースに強いことが分かります。
ウェルカムステークスで中速ラップへの適性を示しているとはいえ、ヴァンドギャルドにとってはこの高速ラップの底力型からバランス型がベストと言えるでしょう。
東京新聞杯で求められるラップ適性に対しては、昨年の東京新聞杯、1勝クラス、マイラーズC、マイルチャンピオンシップと4戦して1勝、3着1回。
馬券圏外を外した2戦についても昨年の東京新聞杯は出遅れて勝馬プリモシーンとコンマ2秒差の6着、マイルチャンピオンシップはマイル決定戦での6着ですから悲観する内容ではありません。
ラップ適性の評価としては「A」と高く評価します。
ここも好勝負必須な一頭と予想します!
トリプルエース ラップ適性
続いて「トリプルエース」を取り上げます。
こちらはトリプルエースの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからトリプルエースのラップ適性を分析すると、高速ラップの超底力型もしくは底力型のレースに強いことが分かります。
ラップ適性からは前傾ラップのタフな展開になり、ラストはバテテからの底力勝負のレースが合う馬と言えます。
東京新聞杯で求められるラップ適性に対しては、知多特別、京都金杯と2戦していずれも着外。
新馬戦を除けば連対したレースはいずれも超底力型か底力型のレースですから、東京新聞杯に対するラップ適性は疑問視しています。
このような背景からトリプルエースの東京新聞杯に対するラップ適性の評価としては「B」評価。
鞍上がルメール騎手で過剰に人気を背負うようであれば、嫌いたい一頭です。
ヴェロックス ラップ適性
3頭目に取り上げるのが「ヴェロックス」です。
こちらはヴェロックスの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからヴェロックスのラップ適性を分析すると、高速ラップから低速ラップにおけるバランス型もしくは瞬発力型のレースに強いことが分かります。
ラップスピードが低速化する中長距離戦で道中の流れが緩み、しっかりを脚を溜められる展開がヴェロックスにとって最も高いパフォーマンスを発揮する舞台です。
東京新聞杯で求められるラップ適性に対しては、過去実績がなく未知数です。
ただ、先ほどお伝えしたラップ適性の特徴からは前向きな評価はしづらいところ。
東京新聞杯とやや近接する皐月賞2着の実績からラップ適性の評価としては「B」評価としますが、ラップ分析からは買いづらい一頭と言えます。
ダイワキャグニー ラップ適性
4頭目には「ダイワキャグニー」を取り上げます。
こちらはダイワキャグニーの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからダイワキャグニーのラップ適性を分析すると、高速ラップから中速ラップにおける底力型から瞬発力型と幅広いラップ適性のレースで結果を残していることが分かります。
ダイワキャグニー自身のラップ適性においても好走と凡走が大きく分かれていますので、この馬にとってはラップ適性以上に自分の競馬ができるかどうかが勝負の分かれ目と言えるでしょう。
東京新聞杯で求められるラップ適性に対しては直近10戦での実績がありませんが、近接する毎日王冠で2着の実績を残しており好印象。
また2017年となりますが、同コースかつ東京新聞杯で求められるラップ適性と同ラップ適性となったキャピタルステークスを勝利しています。
ラップ適性の評価自体は「B」評価としますが、先ほどご紹介したトリプルエースやヴェロックスと違って前向きなB評価。
A評価に近いB評価で高評価な一頭です。
前走の日経新春杯は人気を裏切り大敗しましたが展開次第で一発は十分に考えられますから、ここでノーマークというわけにはいかないでしょう。
サトノインプレッサ ラップ適性
最後に「サトノインプレッサ」を取り上げます。
こちらはサトノインプレッサの新馬戦から前走日経新春杯までのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからサトノインプレッサのラップ適性を分析すると、中速ラップから低速ラップにおける持続力型から瞬発力型のレースで結果を残していることが分かります。
一方で高速ラップとなった毎日王冠、NHKマイルCはいずれも2桁着順と大敗。
このラップマトリックスの傾向となると、東京新聞杯に対するラップ適性は期待できません。
実際に東京新聞杯に対するラップ適性については、NHKマイルCで13着と大敗しています。
近走のレース内容からもデビュー直後の勢いは感じられず、マイナス評価。
期待されている方には申し訳ありませんが、ラップ適性の評価は「C」評価と低評価です。
東京新聞杯2021 まとめ
この記事では日曜日の東京の重賞レース「東京新聞杯」の予想についてご紹介しました。
今回ご紹介した有力馬の中では、ヴァンドギャルドのラップ適性が抜けており鉄板級と考えています。
今回ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。