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【安田記念2020 予想】ラップ×血統からグランアレグリア、ダノンキングリー・プレミアムを徹底考察!

競馬知恵袋

こんにちは!
競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます

この記事では、注目のG1競走「安田記念」の予想について特集します!

ご紹介する内容は、安田記念の予想のポイントと有力馬3頭グランアレグリア、ダノンキングリー、ダノンプレミアムの徹底考察です。

なお最有力であるアーモンドアイ、インディチャンプの2頭の考察については、下記の記事でご紹介しています。まだチェックされていない方は、こちらの記事もぜひご確認ください。



ラップ分析と好走血統の予想法について

この記事の初めに、僕の予想法について簡単にご紹介します。

僕の予想法はラップ分析と好走血統の2つを軸にしています。

この2軸を基本とした上で、馬券の費用対効果である馬券期待値やローテーション、馬場傾向や展開などを補足的に取り入れます。

その予想法を計算式で表すなら下記になります。

【KAZUの予想法】

予想法=ラップ分析×好走血統+馬券期待値+ローテーション+etc

予想をご紹介をする中で、予想ファクターの問い合わせを受けることが少なくありませんので、最初にご紹介をさせていただきます。


安田記念 ラップ分析・好走血統

それでは安田記念の予想に入ります。

初めに、安田記念の予想のポイントとなるラップ分析と好走血統についてご紹介します。過去の記事でご紹介した内容と重なりますが、この記事から初めて安田記念の予想を見る方、また有力馬を分析するうえで前提となる重要な情報ですので改めてご紹介させていただきます。


まず取り上げるのが、安田記念のラップ分析です。

こちらは、直近5年の安田記念の1ハロン毎のラップの推移をまとめたグラフです。

安田記念 ラップ傾向
安田記念 ラップ傾向

安田記念は、高速ラップ下のスピードの持続力が求められるレースです。

グラフでラップ傾向を確認すると、道中のラップが例年より緩んだ2016年を除き、いずれの年も2ハロン目から10秒代後半から11秒台のラップを刻んでいます。


実際に脚質型とラップスピードの2軸で考えるラップ適性においても、上り3ハロンと上がり3ハロンを除くラップ変化で導く脚質型は、直近5年のうち持続力型が4回となっています。

また高速レースなのか、時計がかかるレースなのかを示す1ハロン平均のラップスピードについては、平均値が11.47です。

芝1600mのマイル戦でこのラップスピードですから、かなりの高速ラップといえるでしょう。

安田記念 ラップ適性
安田記念 ラップ適性

このような傾向である安田記念で求められるラップ適性ですが、例年とは異なる傾向を示した2016年を除く形で設定して、「持続力型×ラップスピード11.36~11.50」と考えます。


次に安田記念の好走血統についてご紹介します。

こちらは、直近3年の安田記念の3着内に入った好走馬の3代までの血統をまとめた表です。

安田記念 好走血統
安田記念 好走血統

安田記念の好走血統は、「ストームバード系やヴァイスリージェント系といった米国型ノーザンダンサー系」の血統です。

2019年、2018年と2年連続で2着と好走したアエロリットの父はヴァイスリージェント系のクロフネ。一方のストームバード系も2019年3着のアーモンドアイ、2018年1着のモズアスコット、2017年1着のサトノアラジンと好走しています。

この好走血統である「ヴァイスリージェント系やストームバード系など米国型ノーザンダンサー系の血統」には、今年も注目です。


以上、ここまで安田記念の予想のポイントとしてラップ分析と好走血統についてご紹介しました。
次以降でご紹介する有力馬3頭グランアレグリア、ダノンキングリー、ダノンプレミアムの考察については、このラップ分析と好走血統を軸に分析を行っていきます!



安田記念 グランアレグリア、ダノンキングリー、ダノンプレミアム 徹底考察

それではここからは、安田記念の有力馬3頭グランアレグリア、ダノンキングリー、ダノンプレミアムの考察を行っていきます。


グランアレグリア 考察

まずは、グランアレグリアについて取り上げます!

こちらはグランアレグリアのラップマトリックスです。

グランアレグリア ラップ適性
グランアレグリア ラップ適性

このラップマトリックスとは、ラップスピードを縦軸に、脚質型の指標であるレースペースチェンジ指数(RPCI)を横軸に取り、過去のレースのラップ適性を散布図にまとめたものです。

赤い四角枠が安田記念で求められるラップ適性で、この枠内のレースの結果、ならびに近接するレースの結果から、その馬のラップ適性が分かります。

このラップマトリックスからグランアレグリアのラップ適性を分析すると、脚質型は持続力型から瞬発力型において好走しており、オールラウンダーな資質を示していることが分かります。

それ以上に特徴的なのがラップスピードで11.40を切るような超高速ラップでのパフォーマンスが非常に高いことです。該当レースは、前々走の阪神カップと前走の高松宮記念。高松宮記念については2着と敗れてはいますが、そのパフォーマンスは圧巻で、阪神カップも大楽勝の非常に評価できる走りでした。

安田記念のラップ適性に近い3歳時のNHKマイルカップで降着後5着と凡走していることは気になりますが、距離は異なれど超高速ラップの持続力型のレースで非常に高いパフォーマンスを見せていることは評価ができ、安田記念においても高いラップ適性が見込めます。


次に血統に目を向けると、グランアレグリアは父ディープインパクト、母タピッツフライ、母父タピットの配合です。

母タピッツフライは芝8ハロンの北米G1ジャストアゲイムステークスやファーストレイディステークスを2勝の活躍馬。

安田記念の好走血統にはあたりませんが、米国牝系のマイラーの母に父がディープインパクトの配合ですから、東京マイルへの適性を感じさせ一定の評価ができます。

血統背景からもレースが高速ラップになればなるほど、この馬の持ち味が活きると考えます。


高速ラップへの高いラップ適性が魅力で好走を予感させるグランアレグリアですが、不安点をあげるとすればローテーション。

フレッシュな状態の方が好走傾向のディープインパクト産駒の典型例といえる馬ですから、中9週でノーザンファーム天栄仕上げという点は好材料ですが、前走から400mの距離延長ローテが気になります。

近走の距離短縮ローテで臨んだ阪神カップ、高松宮記念のパフォーマンスを見る限り、距離短縮ローテがいい馬と考えており、この点は懸念点です。


最終的には、超高速ラップに対する非常にラップ適性を見込んだうえで、この距離延長ローテをどのように評価するかが予想のポイントといえそうです。



ダノンキングリー 考察

次に、ダノンキングリーについて取り上げます!

こちらはダノンキングリーのラップマトリックスです。

ダノンキングリー ラップ適性
ダノンキングリー ラップ適性

このラップマトリックスからダノンキングリーのラップ適性を分析すると、まず脚質型は底力型から超瞬発力型まで幅広いレースで結果を残しており、オールラウンダーな適性を持っています。

一方、ラップスピードは最速で昨年の毎日王冠の11.60。
この点から、現時点では芝1800m~芝2000mの中距離戦の高速ラップで最も高いパフォーマンスを発揮するといえます。

安田記念で求められるラップ適性である 「持続力型×ラップスピード11.36~11.50」 に該当するレースはなく、このラップ適性に近接するレースもありません。

過去の東京芝コースでの高いパフォーマンスから、終わってみればラップ適性は非常に高かったということも考えられますが、現時点ではあくまでも未知数と捉えるべきでしょう。


次に血統に目を向けると、ダノンキングリーは父がディープインパクト、母がマイグッドネス、母父がストームキャットの配合です。

安田記念の好走血統である米国型ノーザンダンサー系のストームキャットを母父に持ち、かつ父ディープインパクト×母父ストームキャットの配合は大箱コースの東京芝マイルから中距離コースの高速ラップで滅法強い血統です。

実際に2017年の勝ち馬サトノアラジンが同配合。

この点から、血統適性は非常に高いといえます。


その他、ローテーションとしてはフレッシュな状態でパフォーマンスを発揮する馬ですから、中8週でノーザンファーム天永での外厩調整を挟んでの臨戦過程は好印象です。

あとは、マイルチャンピオンシップでは5着に敗れたマイルへの距離短縮ローテがどうかでしょう。

ダノンキングリーについては、G1レースにおけるマイル適性をどのように考えるかが予想のポイントと考えます。


ダノンプレミアム 考察

最後に、ダノンプレミアムについて取り上げます!

こちらはダノンプレミアムのラップマトリックスです。

ダノンプレミアム ラップ適性
ダノンプレミアム ラップ適性

このラップマトリックスからダノンプレミアムのラップ適性を分析すると、基本的には瞬発力型や超瞬発力型のマイルから中距離のレースに強いことが分かります。「道中のラップが緩むマイル戦、中距離戦を先行して、終いにキレのある末脚で早めに先頭に立ち他馬を抑え込む」、これがこの馬の好走パターンといえます。

昨年の安田記念の16着の大敗については若干負けすぎな印象も受けますが、スタート直後に大きな不利を受けており、度外視でよいと考えています。

3歳時のサウジアラビアロイヤルカップでは、安田記念で求められるラップ適性と近接するレースを快勝しています。

ただラップ適性の最終評価としては一定の評価をしつつも、3戦3勝の実績より、やはり瞬発力型のレースがベストと考えます。


血統に目を向けると、ダノンプレミアムは父がディープインパクト、母がインディナギャル、母父がインティカブの配合です。

安田記念の好走血統にはあたりませんし、牝系は欧州のアイルランド牝系です。ただ東京マイルの高速ラップを得意とするディープインパクト産駒ですから、一定の評価はできます。


その他、ローテーションとしては豪州遠征帰りとなる点は気になりますが、距離短縮ローテは非常に評価ができます。過去、ダノンプレミアムは距離短縮ローテは4戦3勝、2着1回と抜群の成績をあげています。

前走のクイーンエリザベスステークスは、海外遠征で斤量59㎏、そして不良馬場の芝2000mとこの馬にとってはかなり厳しいレースでした。その前走から、今回は東京芝マイルへの距離短縮ですから、大きなパフォーマンスの向上が期待できます。

ラップ適性、血統適性は悪くありませんし、距離短縮ローテは好材料です。その上で、競走馬としての総合力は高い馬ですし、今回は馬券期待値も高いことが予想されますから、ここは狙っていい一頭かと考えます!




以上、この記事では「安田記念」の予想について特集しました!

ご紹介した内容が、馬券を予想する上でご参考になれば嬉しいです!

最後までお読みいただきありがとうございました。


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  • この記事を書いた人

カズ

過去のレースと各馬の好走レースのラップ傾向を分析して競馬予想を行っています。独自ツールの「ラップマトリックス」でラップ適性を分析。YouTube「KAZUの競馬予想TV」も運営しています。