こんにちは!KAZUです。
この記事では、来年の牝馬クラシックを占う一戦「アルテミスステークス(GⅢ)』の予想を特集します。
大注目のリアアメリアが登場するレースです。
注目のアルテミスステークスを、血統傾向やレース傾向からしっかりと予想していきます。また1週前時点の推奨馬もご紹介します。
馬券予想に、ぜひご参考ください!
【アルテミスステークス 2019 予想】血統、レース傾向で導く推奨馬!
まず初めにこの記事の内容についてご紹介します。
この記事は、アルテミスステークスの予想のポイントとなるレース傾向や血統傾向(好走血統)、そして推奨馬をご紹介する3本立ての内容です。
目次
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それでは、まずレース傾向からご紹介します!
アルテミスステークスの予想のポイント①|レース傾向
アルテミスステークスのレース傾向で抑えておきたいポイントは3点です。
【レース傾向】
・距離短縮組が走る。
・未勝利勝ちで臨む馬が馬券に絡む。
・前走スロー×瞬発力勝負で勝ちきった馬が走る。
まず最初のレース傾向のポイントは、「距離短縮組が走る」ことです。
過去7年のアルテミスステークスの前走距離別成績を分析すると、距離短縮組が勝率15.8%、複勝率31.6%、単複回収率ともに100%超えと好成績です。その中でも、前走札幌芝1800m、京都芝1800m、阪神芝1800m組が馬券に絡む傾向にあります。
該当馬には、昨年1着のシェーングランツや3着のエールヴォアなどがいます。
前走から距離短縮組は、しっかりと抑えておきたいところです。
2つ目のレース傾向のポイントは、「未勝利勝ちで臨む馬が馬券に絡む」ことです。
過去7年のアルテミスステークスの前走クラス別成績を分析すると、未勝利勝ちで臨む馬が勝率18.2%、複勝率36.4%、単複回収率は100%を大きく超えており好成績です。
昨年の勝馬シェーングランツや2016年の勝馬リスグラシューが、これに該当します。
アルテミスステークスは、未勝利勝ちで臨む馬を侮ってはいけないレースといえます。
最後の3つ目のレース傾向のポイントは、「前走スロー×瞬発力勝負で勝ちきった馬が走る」ことです。
アルテミスステークスが行われる東京芝1600mは、淀みないペースでレースが流れてラスト4ハロンの持続力勝負になるのが一般的です。しかし、2歳牝馬限定重賞で行われるアルテミスステークスは、道中のペースがかなり緩みラスト3ハロンの瞬発力勝負の傾向となります。
そのため、 前走のレースのペースがスローで、上り3ハロンが1位の馬が好走傾向です。実際に過去7年のアルテミスステークスで、前走スローペースのレースで上り3ハロン1位を記録した馬の単複回収率は100%を大きく超えています。
該当馬には、2015年の勝馬デンコウアンジュや2014年の勝馬ココロノアイがあげられます。
アルテミスステークスは、ラスト3ハロンで速い脚を使える馬を高く評価する必要があります。
アルテミスステークスの予想のポイント②|血統傾向(好走血統)
ここからは僕が予想において最も重視する血統傾向、アルテミスステークスの好走血統についてご紹介していきます。この好走血統は、過去のアルテミスステークスで3着内に入った馬を好走馬と位置付け、血統を分析することで導いています。
【好走血統】
・ネヴァーベンドの血統
アルテミスステークスは、ネヴァーベンドの血統を内包する馬が好走傾向です。
昨年の勝馬シェーングランツは母の母父にネヴァーベンド➢ミルリーフ➢シャーリーハイツと続くダッシングブレードの血統を内包しています。一昨年の勝馬リスグラシューも母の母父がミルリーフの後継種牡馬であるミラーズメイトです。
また2016年勝馬のデンコウアンジュは母父がミルリーフを内包するマリエンバード、2015年勝馬のココロノアイも母方にネヴァーベンドを内包しています。
ネヴァーベンドは、ナスルーラの柔らかさと米国の名牝系のラトロワンヌのパワーが特徴の種牡馬で、パワースピードを産駒に伝えます。歴史的種牡馬ナスルーラのラストクロップで、ミルリーフやリヴァーマンなど後継種牡馬を通じてナスルーラ系の発展に寄与しました。
この好走血統とレース傾向をふまえると、アルテミスステークスはラスト3ハロンで速い脚が使える馬をまず抑える。そして、ネヴァーベンドの血統を内包する馬を評価していきたいレースです。
アルテミスステークスのレース傾向・好走血統にもとづく推奨馬!
それでは、ここまでご紹介したレース傾向・好走血統にもとづく推奨馬を一頭ご紹介します!
【推奨馬】
・ラインオブダンス
1週前時点で考える今年のアルテミスステークスの推奨馬は、ラインオブダンスです!
ラインオブダンスは、前走未勝利勝ちで今回距離短縮、前走スローペースのレースで上り3ハロン1位と全てのレース傾向を満たしている点が評価ができます。
ハーツクライ産駒で2歳時の現時点ではトモが緩く、出足の悪さが大きな課題です。しかし、ラスト3ハロンの終いの脚は強烈なものを持っています。ここまで3戦しての上り3ハロンの時計は「32.5➢33.2➢33.7」。いずれのレースもメンバー中上り最速で非常に評価ができます。
血統に目を向けると父ハーツクライ、母がアドマイヤダンス、母父がエルコンドルパサーの配合です。母アドマイヤダンスは、クリソベリルやマリアライトを生んでいる名繁殖クリソプレーズの全姉にあたります。
父ハーツクライ×母父エルコンドルパサーの配合での活躍馬は、中山牝馬S(GⅢ)を勝ったシュンドルボンがあげられます。このジュンドルボンと推奨馬のラインオブダンスの血統構成は非常に似ており、父と母父だけでなく母の母父がリヴァーマンであることも同じです。
ラインオブダンスの血統を配合で捉えると、母方のネヴァーベンドと父ハーツクライが持つ「柔らかさのナスルーラ」と「パワーの名牝系ラトロワンヌ」の血を活性化していて、良い配合です。
本質的には、トモの発達とともに3歳秋ないしは古馬になって本格化する馬でしょう。また距離も、マイルよりは2000m前後がいいはずです。
ただし血統の質が良く将来性を感じる馬ですし、デビュー戦の不器用な競馬からキャリアを重ねるごとにレース運びがうまくなっています。そして強烈な末脚も兼備するとなれば、推奨馬としてぜひ推したい馬です。
リアアメリアは強いと思いますし、本命候補の最有力ですが、ラインオブダンスがどこまで迫れるかに注目です。
アルテミスステークス 予想のポイントと推奨馬のまとめ
最後にアルテミスステークスの予想のポイントと推奨馬をまとめます。
<予想のポイントと推奨馬のまとめ>
【レース傾向】
・距離短縮組が走る。
・未勝利勝ちで臨む馬が馬券に絡む。
・前走スロー×瞬発力勝負で勝ちきった馬が走る。
【好走血統】
・ネヴァーベンドの血統
【推奨馬】
・ラインオブダンス
なお最終予想となる予想印については、下記記事でご紹介しています。こちらもご参考下さい!
【最終予想】
以上、この記事ではアルテミスステークスの予想のポイントと推奨馬についてご紹介しました。ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。