こんにちは!KAZUです。
この記事では、圧倒的強さを誇るサートゥルナーリアの血統を特集します。
父や母、母父はもちろんのこと配合までしっかりと分析して、サートゥルナーリアの血統・配合を診断します。
ぜひご参考ください!
サートゥルナーリアの血統の基本情報
まず初めに、サートゥルナーリアの血統の基本情報をご紹介します。
父はロードカナロア、母はシーザリオ、母父はスペシャルウィークの配合です。
父ロードカナロアは、現役時代19戦13勝2着5回3着1回と馬券圏外を外したことがないパーフェクトホースです。香港スプリント連覇やスプリンターズステークス連覇など国内外のGⅠを6勝。マイルの安田記念も制覇しました。2013年年度代表馬で歴史的スプリンターです。
母シーザリオは、現役時代6戦5勝。2005年のオークスを制覇して、その後米国のアメリカンオークスも制覇しました。シーザリオは既に「シーザリオ一族」という名牝系を築きつつあり、サートゥルナーリアの他にエピファネイアやリオンディーズといったGⅠ馬を生み出しています。
父ロードカナロア×母父スペシャルウィークの配合馬は、サートゥルナーリアのの他にグルーヴィッドを送り出しています。
サートゥルナーリアの血統診断|配合分析
父ロードカナロアの種牡馬としての特徴を考える上で重要となるのが、母レディブラッサムが持つセクレタリアト=シリアンシーの3×4の全兄妹クロスです。 このクロスが影響して、ロードカナロアは産駒に柔らかな体質やしなやかでストライドな走りを伝える傾向があります。
そのため配合でポイントとなるのは、ロードカナロアの柔らかさを硬めの血統で引き締めることです。
その点で考えると、サートゥルナーリアはNortern Dancerの5×4のクロスをはじめ、頑強なNortern Dancerの血量が血統の9代で換算すると14.5%と濃くなっており、いい引き締め効果を図っています。
またサートゥルナーリアの血統で特徴的なのが、クロス以上に効果が得られるとされるニアリークロスが複数発生していることです。
柔らかさとしなやかなストライドを増強するSecretariat≒Sir Gaylordの5×5、頑強さやパワーを増強するStorm Bird≒Nijinskyの3×5、前向きな気性とレースに対する集中力、底力を高めるNureyev≒Sadler's Wellsの6×4といった具合です。
とにかく柔らかさと硬さが絶妙なバランスで増強されており、サートゥルナーリアの強さの源泉はここにあるのではないかと感じます。
さらに抑えておきたいのが、粘り強いHyperionの血も豊富に含んでいることです。血統を9代まで拡大して血量をみた場合、Hyperionの血量は5.3%となっています。皐月賞ではラストはヴェロックスとの叩き合いとなり、きっちりと抑え込みました。このあたりはHyperion的な粘り強さを感じましたので、印象以上に粘り強いタイプなのかもしれません。
「柔」と「剛」、そして「粘」も兼ね備えるであろう血統構成が、サートゥルナーリアの強さの源泉と言えそうです。
以上、この記事ではサートゥルナーリアの血統について特集しました!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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