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競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では「ラインベック」の血統について特集します。
ご参考いただけるよう丁寧に解説していきますので、ぜひ最後までお読み下さい!
【ラインベック 血統分析】3冠配合の超良血馬!ディープ×キンカメのニックス配合も光る!
【血統背景】
父:ディープインパクト
クラシック三冠、ジャパンカップ(GⅠ)1着など
母:アバパネ
牝馬クラシック3冠、ヴィクトリアマイル(G1) 1着など
母父:キングカメハメハ
NHKマイルC(G1)1着、東京優駿(G1) 1着など
【牝系】
母:アバパネ
モクレレ
ジナンボー 新潟記念(G3)2着
ラインベック
ラインベックは父ディープインパクト、母アバパネ、母父キングカメハメハという血統です。
父ディープインパクトは現役時代クラシック三冠などGⅠ7勝の名馬。サンデー系の中でも瞬発力に優れ、鋭い末脚が武器です。産駒の特徴としては、仕上がりも早く2歳時から活躍し、日本の主流コースで行われるクラシックでは強さを発揮します。また柔らかめの体質を伝え、しなやかなストライドの走りを伝える点も特徴的です。
キズナ、リアルインパクトなど後継種牡馬も徐々に活躍し始めており、近い将来ディープインパクト系の系統を確立することが予想される名種牡馬です。
母アバパネは現役時代19戦7勝。牝馬クラシック3冠を含むG1を5勝した名牝です。モクレレ、ジナンボー、ラインベックといずれの産駒も2勝以上の勝ち星をあげており、安定的に走る産駒を送り出しています。
母父キングカメハメハは現役時代8戦7勝、ケガに泣かされて3歳で引退となりましたが、NHKマイルカップ、日本ダービーを圧勝した名馬です。種牡馬としても非常に優秀でロードカナロア、ルーラーシップ、レイデオロ、ドゥラメンテなど数多くのG1馬を送りだしています。芝だけでなくダートも走り、短距離・中長距離の距離も問わない、そして道悪も苦にしない万能血統です。その上でキングマンボ系の種牡馬らしく母系の個性を引き出す特徴も兼ね備えます。
ディープインパクトがスピードの絶対値と瞬発力で勝負する種牡馬であれば、キングカメハメハはスピードの総合能力で勝負する種牡馬です。
ラインベックの血統は父ディープインパクト×母アバパネの三冠配合に、父ディープインパクト×母父キングカメハメハのニックスも兼ね備える配合です。
ディープインパクト×キングカメハメハの配合馬で考えれば、ラインベックの他にダービーを勝ったワグネリアンやジャパンカップ2着のデニムアンドルビーなどがいます。この配合は主流血統の組み合わせですので、レース適性も基本的に東京や京都外回り、阪神外回りなど主流コースを得意とします。ワグネリアンが勝った日本ダービーのように早い時計が出る東京芝2400mや芝2000mがベストな舞台です。
ラインベック自体も同様の特徴を持っていると考え、牝系がヴァイスリージェントやボールドルーラーを内包する米国牝系ですから、仕上がりも早いでしょう。やはり、3歳の春過ぎに東京芝2400mで行われる「日本ダービー」、これがベストな条件です。
牝系が仕上がりが早い米国牝系に父がディープインパクトという血統構成ですから、使い過ぎによる競走寿命の早期喪失も気になる点。ディープインパクトの好走条件でもある鮮度の高いフレッシュな状態を常に保つため、レース間隔を一定期間空けながら使っていくのがよいでしょう。ただし、それでも母系にヴァイスリージェントの血統が入っていますので、年齢とともに体質が硬くなっていく可能性があります。
ラインベックには、ディープインパクトの良い点を活かしつつ息の長い活躍をみせてほしいところです。
以上、この記事ではラインベックの血統についてご紹介しました。
ご紹介した内容が、ご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。