こんにちは!
いつも競馬知恵袋をお読みいただき、ありがとうございます。
この記事では注目のG1競走「マイルチャンピオンシップ」の予想について特集します!
ご紹介する内容は、マイルチャンピオンシップの準有力馬となる3頭、レシステンシア、アドマイヤマーズ、ラウダシオンのラップ適性についてです。
ラップ分析を軸にマイルチャンピオンシップをしっかりと予想していきます。
ぜひ、最後までお読みください。
目次
マイルチャンピオンシップ2020 予想のポイント
この記事の初めに、マイルチャンピオンシップの予想のポイントについて簡単にご紹介します。
今年のマイルチャンピオンシップの最大の特徴は、京都競馬場の改修にともない例年とは異なる阪神芝1600mで開催されることです。
このコース替わりによって想定される予想のポイントは2点。
まず1点目は例年よりは、底力・持続力の適性が求められること。
そして2点目が現在の阪神芝コースの超高速馬場に適応する必要があることです。
この予想のポイント2点の詳細については、グランアレグリアやサリオス、インディチャンプといった有力馬3頭のラップ適性を分析した過去の記事でご紹介しています。
既にその記事をご覧になっている方もおられるかと思いますので、その詳細は割愛しますが内容が気になるという方は過去の記事をご確認下さい。
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次にご紹介する準有力馬となる3頭、レシステンシア、アドマイヤマーズ、ラウダシオンのラップ適性については、この予想のポイントを判断軸に評価を行っていきます。
マイルチャンピオンシップ2020 有力馬分析
それではここからは、マイルチャンピオンシップの準有力馬となる3頭、レシステンシア、アドマイヤマーズ、ラウダシオンのラップ適性を診断していきます。
マイルチャンピオンシップ2020 レシステンシア
まず初めに取り上げるのが、「レシステンシア」です!
こちらはレシステンシアのデビュー戦から前走NHKマイルCまでのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからレシステンシアのラップ適性におけるベストパフォーマンスを考えると、G1制覇を飾った阪神JFやデアリングタクトの2着と敗れたとはいえ高いパフォーマンスを発揮した桜花賞があげられます。
自ら前傾ラップのペースを作り、レース全体を超底力もしくは底力勝負に持っていく「肉を切らせて骨を断つ」ようなレースで高いパフォーマンスを発揮する個性を持ちます。
今年のマイルチャンピオンシップのメンバー構成を見ると、レシステンシアがハナを切る可能性は非常に高く、今回も底力勝負に持ち込むのではないでしょうか。
自ら好走ゾーンにラップを持っていけるという点を考えれば、マイルチャンピオンシップに対して高いラップ適性が見込めると言ってよいでしょう。
もう一つの予想のポイントとなる超高速馬場もしくは高速馬場への適性についても、超高速馬場となった阪神JFで圧倒的パフォーマンスを見せていることから、その適性は申し分ありません。
あとは左前球節剥離の軽度の骨折明けとなるローテーションと久しぶりの騎乗となる北村騎手がどこまで思い切った騎乗ができるかどうかでしょう。
ローテーションとしては軽度とはいえ骨折明け、また仕上げのタイプはダイワメジャー産駒らしく叩き良化型ですから、決してプラスとは言えません。
ラップ適性、馬場適性は非常に高く評価しつつも、ローテーションならびに状態面が鍵を握ります。
その点で考えれば、追切面をふまえて馬券に入れるかどうかをジャッジしたい一頭です。
マイルチャンピオンシップ2020 アドマイヤマーズ
次に取り上げるのが、「アドマイヤマーズ」です!
こちらはアドマイヤマーズのデビュー戦から前走スワンSまでのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからアドマイヤマーズのラップ適性におけるベストパフォーマンスを考えると、G1制覇を飾った朝日杯FSやNHKマイルカップがあげられます。
ダイワメジャー産駒らしく前半のペースが流れての底力勝負や持続力勝負強いことが個性です。
しかし意外にも、デビューから全てのレースが持続力勝負や瞬発力勝負。
今回はレシステンシアが出走してきますから、底力勝負まで視野に入るレースです。その点で考えれば、この馬が最も得意とする底力勝負でのベストパフォーマンスが期待できるかもしれません。
このような背景から、かなり高いラップ適性が期待できると予想します。
馬場適性については、NHKマイルカップにおいて超高速馬場下で走破時計1分32秒4の高速決着をマークしていますから適性は問題ないでしょう。
典型的なダイワメジャー産駒らしく仕上げタイプは完全なる叩き良化型で、中4週以内は3戦3勝と完璧な成績をあげています。
今回は前走スワンステークスから中2週で臨むローテーションですから、距離延長ローテは若干気になるものの、この馬にとってはベストなローテーションといって良いでしょう。
高速馬場への適性は問題なく、レシステンシアが作るであろう底力勝負のラップ適性もプラスに働き、さらに叩いて上澄みが期待できるベストなローテーションとなれば、この馬に期待する点は非常に大きいです。
個人的には、今年のマイルチャンピオンシップで配当妙味も生み出す馬はこの馬ではないかと考えています。
マイルチャンピオンシップ2020 ラウダシオン
最後に取り上げるのが、「ラウダシオン」です!
こちらはラウダシオンのデビュー戦から前走富士Sまでのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからラウダシオンのラップ適性におけるベストパフォーマンスを考えると、G1制覇を飾ったNHKマイルCがあげられます。
父リアルインパクトに似たワンペースな持続力勝負に強いという点がラウダシオンの個性と言えるでしょう。
底力勝負の要素を含む今年のマイルチャンピオンシップに対するラップ適性は低いとは考えませんが、リアルインパクト産駒は東京芝1600mの成績が断トツで抜けています。
その点で考えれば東京芝1600mの富士Sを使っての阪神芝1600mのマイルチャンピオンシップのローテーションは、パフォーマンスの向上は期待しづらいところです。
今年のマイルチャンピオンシップラップに対する適性においても、及第点と言ったところでしょうか。
一方で高速馬場の適性に対しては、超高速馬場となったNHKマイルCを勝ちきっているわけですから、適性は高いと考えます。
叩き良化型の仕上がりタイプのため前走を叩いての一戦は好印象ながら、ベストな条件であった前走の富士Sを取りこぼしている点から、メンバーレベルが一気に強化される今回のマイルチャンピオンシップではどこまで能力が通用するかどうかが予想のポイントです。
個人的には、来年の東京新聞杯や安田記念に出走してくれば狙いたい一頭であり、阪神芝1600mの今回は見送りたい一頭と考えます。
以上、この記事では注目のG1レース「マイルチャンピオンシップ」の予想についてご紹介しました。
ご紹介した内容が馬券を予想する上で少しでもご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。