こんにちは。KAZUです。
この記事では、ダートマイル王決定戦「フェブラリーステークス」の予想について特集します。
ご紹介する内容は、フェブラリーステークスの予想のポイントとなるラップ分析と上位人気が予想されるカフェファラオ、レッドルゼル、アルクトスの3頭のラップ適性についてです。
フェブラリーステークスをラップからしっかりと予想していきます。
ぜひ最後までお読みください。
目次
フェブラリーステークス2021 ラップ分析
この記事の初めにフェブラリーステークスの予想のポイントとなるラップ分析をご紹介します。
このラップ分析については、独自の予想ツールであるラップマトリックスを用いて分析を行います。
上図は直近5年のフェブラリーステークスのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
フェブラリーステークスのラップ適性の特徴は、ラップスピード12秒00をきるような高速ラップ下でのワンペースな持続力勝負であること。
ノンコノユメの追込が決まり脚質型が超底力型となった2018年を除けば、脚質型はワンペースな持続力型が基本で、その上で底力型をカバーする傾向を示しています。
続いてラップスピードについてですが、道悪馬場になるとラップスピード11秒80を切るような高速化が見込まれますが、良馬場であればラップスピード11秒80~12秒00が基本となっています。
このような背景をふまえて、今年のフェブラリーステークスで求められるラップ適性は「底力型・持続力型×ラップスピード11秒80~12秒00」に設定します。
次以降にご紹介するカフェファラオ、レッドルゼル、アルクトスのラップ分析については、この求められるラップ適性を判断軸に評価を行っていきます。
フェブラリーステークス2021 有力馬ラップ適性
それでは、ここからはフェブラリーステークスで上位人気が予想されるカフェファラオ、レッドルゼル、アルクトスの3頭のラップ適性について評価を行っていきます。
なお今回のラップ適性から、より分かりやすい評価とするためA、B+、B、Bー、Cの5段階で評価を行っていきます。
カフェファラオ ラップ適性
まず初めに「カフェファラオ」について取り上げます。
上図はカフェファラオのデビュー戦から、前走チャンピオンズカップまでのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからカフェファラオのラップ適性を分析すると、マイル戦の高速ラップ下のレースが最も高いパフォーマンスを発揮する舞台と考えます。
その根拠となるのが、圧倒的パフォーマンスを見せたユニコーンステークス。
このユニコーンステークスは東京ダート1600mでレースが行われ、ラップ適性は「底力型×ラップスピード11.86」。
先行して2着デュードヴァンに5馬身差をつける圧倒的なレース内容から、マイル戦での高速ラップの時計勝負になって良い馬と言えます。
フェブラリーステークスで求められるラップ適性に対しては、先ほどご紹介したユニコーンステークスのラップ適性が合致しており高評価。
ラップ適性は文句なしの「A」評価です!
前走のチャンピオンズカップは、スタート後1コーナーから終始外々を回る厳しい競馬となり6着。
中京ダート1800mで外を回すのは非常に厳しいコース選択ですし、元々距離適性から1800mは長いと考えていた馬。
それでもラストまでジリジリとは伸びていましたので、悲観するレース内容ではありません。
今回は前走から200mの距離短縮ローテで、この馬が最も高いパフォーマンスを発揮するであろう東京ダート1600m。
非常に高いラップ適性も相まって、1週前予想では本命候補として強く推奨したいです!
レッドルゼル ラップ適性
次に「レッドルゼル」について取り上げます。
上図はレッドルゼルの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからレッドルゼルのラップ適性を分析すると、ダート戦における超高速ラップの超底力型~持続力型のレースで結果を残していることが分かります。
このラップ適性の傾向は、いかにもダート短距離馬といった印象です。
フェブラリーステークスで求められるラップ適性に対しては、3勝クラスの銀嶺ステークスで2着、2勝クラスの三峰山(みつみねさん)特別で1着と2戦して連対を外していません。
また前走の根岸ステークスのラップ適性が「底力型×ラップスピード11.76」と、フェブラリーステークスで求められるラップ適性と近接しています。
明らかなダート短距離馬のラップ適性は気になるものの、フェブラリーステークスで求められるラップ適性自体に対しては結果を残していますので、ラップ適性の評価は「B」評価とします。
前走の根岸ステークスは、直線で窮屈になりながらもラスト200mで力強く抜け出し勝利。
着差以上に強さを感じさせる内容でした。
現在の充実度と勢いで考えれば、このレッドルゼルを1番手で上げる必要があるでしょう!
ただし及第点のラップ適性と初のダート1600mという点をふまえると、個人的な評価は高くありません。
評価しても2着・3着候補までです。
アルクトス ラップ適性
この記事の最後に「アルクトス」について取り上げます。
上図はアルクトスの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからアルクトスのラップ適性を分析すると、ラップが高速化すればするほど好成績、パフォーマンスをあげてくることが分かります。
超高速ラップのレースでは、脚質型は超底力型~持続力型まで問わない印象です。
フェブラリーステークスで求められるラップ適性に対しては、昨年のフェブラリーステークス9着と欅ステークス1着の成績を残しています。
昨年のフェブラリーステークスはやや暴走気味になり力を発揮できなかったことと、ラップスピードの高速化に強いという点をふまえると、フェブラリーステークスに対するラップ適性は高く評価したいところ。
ラップ適性の評価は「B+」とします。
前々走のチャンピオンズカップは距離適性外で度外視してよいですし、前走の根岸ステークスは59㎏を背負いながら力走。
4コーナーで内に進路を取るのではなく、外に進路を取っていれば直線で詰まることなく、勝っていたのではないかと思わせるレース内容でした。
1ターンの左回りダート1600mはこの馬にとってベストな舞台と言えます。
道悪馬場になってラップスピードが高速化するようであれば、本命候補に割り込んでくる注目の一頭です!
フェブラリーステークス2021 まとめ
この記事ではフェブラリーステークスの予想のポイントとなるラップ分析と上位人気が予想されるカフェファラオ、レッドルゼル、アルクトスの3頭のラップ適性についてご紹介しました。
今回ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。