この記事では、豪華メンバーが揃った注目のG1競走「ヴィクトリアマイル」の予想第2弾を特集します。
ご紹介する内容はヴィクトリアマイルのラップ分析から考える推奨穴馬3頭についてです。
ぜひ最後までお読みください。
目次
ヴィクトリアマイル2021 推奨穴馬①
それでは、早速ですがヴィクトリアマイルの推奨穴馬について3頭ご紹介していきます。
まず1頭目の推奨穴馬ですが、「マルターズディオサ」を取り上げます。
マルターズディオサ ラップ適性
こちらはマルターズディオサの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからマルターズディオサのラップ適性を分析すると、「持続力型・バランス型×ラップスピード11秒40~11秒80」のレースを得意にしていることが分かります。
マイル戦のワンペースな持続力勝負、もしくは4ハロン勝負のレースで高いパフォーマンスを発揮してくることが特徴です。
またその脚質型であれば、ラップスピートは超高速ラップ~中速ラップまで幅広く適応してきます。
先週のNHKマイルカップで7番人気で2着と穴をあけたソングラインもそうですが、血統的にキズナ産駒はワンペースな持続力勝負に強い印象を受けます。
その点からも、マルターズディオサに良いイメージを持っています。
今年のヴィクトリアマイルで想定するラップ適性は、「持続力型×ラップスピード11秒30~11秒50」。
超高速ラップの持続力勝負への適性と、直近5年の3着内に入った馬の上り3ハロンの平均が33秒3であることから終いの速さ・瞬発力が好走条件となります。
そのヴィクトリアマイルで求められるラップ適性に対しては阪神カップ2着の成績があり、高評価。
先ほどご紹介したマルターズディオサのラップにおける特徴も加味すると、ヴィクトリアマイルに対して高いラップ適性が見込めると考えます。
A、B+、B、B-、Cの5段階で評価するラップ適性の評価は、「B+」と高評価です。
前走の高松宮記念は初のスプリント戦で追走に苦しみ、さらに道悪の馬場も応えました。
それでも勝馬ダノンスマッシュとコンマ4秒差の8着ですから悲観する必要はありません。
マイル戦で得意とするラップ適性に入ってくる今回は前走からの大きな巻き返しが期待できるのではないかと考えています。
配当妙味も考慮すると、この馬が今年のヴィクトリアマイルで最も面白い推奨穴馬と言えるでしょう。
ヴィクトリアマイル2021 推奨穴馬②
次に推奨穴馬の2頭目をご紹介します。
2頭目の推奨穴馬には、「テルツェット」を推します。
テルツェット ラップ適性
こちらはテルツェットのデビュー戦から前走ダービー卿チャレンジトロフィーまでのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからテルツェットのラップ適性を分析すると、「底力型~瞬発力型×ラップスピード11秒50~11秒90」のレースを得意にしていることが分かります。
まだまだキャリアが浅くこれから本格化といった印象を受ける馬ではありますが、現時点で既にオールラウンダーなラップ適性を示しており、しかもいずれのレースも勝ちきっているという点をふまえるとかなりの能力を感じさせる馬です。
ヴィクトリアマイルに対するラップ適性は適性が合致するレースはありませんが、やや適性が近接するダービー卿チャレンジトロフィーや村上特別での勝利があり好印象。
特にダービー卿チャレンジトロフィーは脚質型は底力型ですが、高速ラップの持続力勝負となった一戦です。このレースでの勝利は高く評価したいところです。
そのためラップ適性の評価は、「B+」と高評価をつけます。
またこの馬の最大の魅力である鋭い末脚・瞬発力は、今回のメンバーに入っても上位クラスに位置づけられます。
ヴィクトリアマイルと同コースで行われた国立特別では、上り3ハロン33秒0のキレを発揮しています。
東京マイル戦であれば上り3ハロン33秒台前半の末脚を使えることは、馬券に絡むためには速い上りが求められるヴィクトリアマイルにおいて買い材料です。
レースを使うごとに馬体重が減っていること。
小柄な馬で斤量55.0㎏という点は気になりますが、高いラップ適性と連勝中の勢いは魅力です。
大阪杯のレイパパレのように、連勝中の勢いそのままにハマれば「ひょっとするとひょっとするかも・・・」という考えを抱くほど魅力的な一頭と考えています。
ヴィクトリアマイル2021 推奨穴馬③
この動画の最後に推奨穴馬の3頭目をご紹介します。
3頭目の推奨穴馬ですが、「サウンドキアラ」を推奨します。
サウンドキアラ ラップ適性
こちらはサウンドキアラの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからサウンドキアラのラップ適性を分析すると、「持続力型・バランス型×ラップスピード11秒30~11秒90」のレースで結果を残していることが分かります。
ラップ適性としては、1頭目の推奨穴馬として取り上げたマルターズディオサと似た傾向を示しており、ワンペースな持続力勝負や4ハロン勝負のバランス型で高いパフォーマンスを発揮してきます。
ヴィクトリアマイルで求められるラップ適性に対しては、昨年のヴィクトリアマイルで2着の成績を残しており高評価。
ラップ適性の評価はマルターズディオサ、テルツェット同様に高評価の「B+」をつけます。
直近4走の結果は全て馬券圏外と奮いませんが、レース内容を見る限り、結果ほど悪いレース内容ではありません。
昨年の同レースの頃と比べるとさすがに能力面と勢いの衰えは否めませんが、ラップ適性からは3着候補ではあれば展開や乗り方であり得ると予想します。
マルターズディオサ、テルツェットと比較すると推奨度はやや落ちますが、この馬も推奨穴馬としてはマークしておきたい一頭です。
ヴィクトリアマイル2021 まとめ
以上、この記事ではヴィクトリアマイルの予想第2弾についてご紹介しました。
なおヴィクトリアマイルの最終予想となる本命馬については、レース前日の土曜日に別の記事でご紹介をさせていただきます。
今回ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。