この記事ではセントウルステークスの最終予想として、ラップ分析を軸にして考える本命馬を特集します。馬券予想にぜひご参考ください。
セントウルステークス2021 本命馬
それでは早速ですが、今年のセントウルステークスの本命馬をご紹介します。
今年のセントウルステークスの本命馬ですが、「⑪カレンモエ」を推奨します。 1週前推奨馬で取り上げたジャンダルムとカレンモエのどちらを本命馬にするか迷いましたが、高いラップ適性と血統適性、そして状態面の良さを考慮してカレンモエを本命として推します。
推奨理由①:高いラップ適性
まず推奨理由の1点目「高いラップ適性」についてご紹介します。
上図はカレンモエの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスから考えるカレンモエのラップ適性の特徴ですが、「超底力型~底力型×ラップスピード11秒20~11秒50」のレースを得意にしています。父ロードカナロア×母カレンチャンの血統背景らしい、スプリンターとして高いラップ適性を示します。
セントウルステークスで求められるラップ適性「底力型×ラップスピード11秒20~11秒40」に対しては、前走の函館スプリントステークス2着、前々走のオーシャンステークス2着、長篠ステークス1着の3戦が該当して連対を外していません。
このような背景からカレンモエは、セントウルステークスに対して非常に高いラップ適性が見込めると考えます。A、B+、B、B-、Cの5段階で評価するラップ適性の評価は、最上級評価の「A」をつけます。
推奨理由②:高いラップ血統適性
続いて推奨理由の2点目は、「高い血統適性」が見込めること。
今年のセントウルステークスが行われる中京芝1200mは、ロードカナロア産駒が非常に高い成績をあげるコースです。直近5年のロードカナロア産駒の中京芝1200mの成績は68戦して15勝、2着5回、3着7回、勝率22.1%、複勝率39.7%、単複回収率100%超えと抜群です。
昨年のセントウルステークスにおいても、ロードカナロア産駒のダノンスマッシュが勝利していますし、今年の高松宮記念でもダノンスマッシュ、3歳重賞の葵ステークスではレイハリアが勝利しています。この血統傾向は、ロードカナロア産駒であるカレンモエを大きく後押しします。
推奨理由③:状態面の良さ
最後となる3点目の推奨理由は、「状態面の良さ」です。
カレンモエは8月11日から乗り込みを開始して、ここまで追切を8本と精力的にこなしています。1週前には栗東坂路で「4F:49秒7ー1F:11秒6」の自己ベストに近い好時計を一杯でマーク。最終追切は栗東坂路にて馬なりで軽めに行われたため時計自体は平凡でしたが、抑えきれんばかりの手応えは状態面の良さを伺えます。
レシステンシアが次走を見据えての仕上げの印象を受ける中で、このカレンモエの仕上げ度の高さは高評価です。
非常に高いラップ適性を軸にして高い血統適性、そして状態面の良さも見込めるカレンモエ。このような背景から、今年のセントウルステークスは「⑪カレンモエ」を本命で推奨します。