この記事では、「チャンピオンズカップ(2021年)」の予想第2弾を特集します。
ご紹介する内容は、注目馬5頭、オーヴェルニュ、サンライズホープ、カジノフォンテン、クリンチャー、エアスピネルのラップ適性の評価についてです。
なおチャンピオンズカップの上位人気馬となるソダシ、チュウワウィザード、テーオーケインズ、カフェファラオの評価については、下記の記事で特集しています。
まだチェックされていないという方はあわせてご参考ください。
目次
チャンピオンズカップ2021 オーヴェルニュ
まず初めに「オーヴェルニュ」のラップ適性の評価をご紹介します。
なお、このラップ適性の評価はS、A、B、C、Dの5段階で評価を行なっていきます。
上図はオーヴェルニュの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからオーヴェルニュのラップ適性を分析すると、「底力型・持続力型×ラップスピード12秒00〜12秒40」のレースで結果を残していることが分かります。
チャンピオンズカップで求められるラップ適性「底力型・持続力型×ラップスピード12秒05〜12秒25」に対しては、東海ステークス1着、阿蘇ステークス4着、平安ステークス1着、三宮ステークス7着と4戦して2勝。
中京ダート中距離戦では東海ステークス、平安ステークスと重賞を2戦して2勝ですから、高いラップ適性が見込めます。
ラップ適性の評価は、「A」と高評価をつけます。
前走のみやこステークスは前不利な展開であったとはいえ12着と負け過ぎな点は気になりますが、得意なコースに戻っての巻き返しは期待できるでしょう。
今回ご紹介する5頭の中で推奨穴馬を選ぶなら、このオーヴェルニュが推奨穴馬となります。
チャンピオンズカップ2021 サンライズホープ
2頭目には「サンライズホープ」を取り上げます。
上図はサンライズホープの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからサンライズホープのラップ適性を分析すると、「底力型〜バランス型×ラップスピード12秒30〜12秒70」のレースで結果を残していることが分かります。
チャンピオンズカップで求められるラップ適性に対しては、2勝クラス2着の1戦が合致します。
ここまでの好走実績はラップスピード12秒30以上の低速ラップ・超低速ラップで結果を残している点から、チャンピンズカップに対するラップ適性はさほど評価ができません。
そのため、ラップ適性の評価は「B」とします。
先ほど取り上げたオーヴェルニュ同様に中京ダート中距離巧者であることは魅力ですが、ラップ適性からは「やや買いづらい一頭」。そのように評価しています。
チャンピオンズカップ2021 カジノフォンテン
3頭目には「カジノフォンテン」を取り上げます。
上図はカジノフォンテンの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ただしラップが計測できない南関東以外の地方レースは除きます。
このラップマトリックスからカジノフォンテンのラップ適性を分析すると、「底力型〜バランス型×ラップスピード12秒30〜12秒90」のレースで結果を残していることが分かります。
チャンピオンズカップで求められるラップ適性に対しては、ラップ適性が合致するレースはありません。
ラップ適性が近接する京成盃グランドマイラーズはマイル戦ですし、帝王賞では10着と大敗しています。
そのためラップ適性の評価は、「C」と厳しい評価です。
地方馬らしくラップスピードは明らかに低速化した方が良い馬ですから、中央のG1競走である程度時計が求められると厳しいというのが見解になります。
チャンピオンズカップ2021 クリンチャー
4頭目には「クリンチャー」を取り上げます。
上図はクリンチャーの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからクリンチャーのラップ適性を分析すると、「底力型・持続力型×ラップスピード12秒10〜12秒30」のレースで結果を残していることが分かります。
チャンピオンズカップで求められるラップ適性に対しては、みやこステークス1着、チャンピンズカップ11着、三宮ステークス2着、アンタレスステークス3着の結果が合致して4戦して1勝、2着1回、3着1回とまずまずの成績を残しています。
ラップ適性の評価は、Aに近い「B」評価とします。
ただ個人的にはカジノフォンテン同様にラップスピードが低速化した方が良い馬と考えており、ベストな条件は地方交流重賞の2000m以上のレースでしょう。そうなると3着候補までの一頭と評価しています。
チャンピオンズカップ2021 エアスピネル
最後の5頭目には「エアスピネル」を取り上げます。
上図はエアスピネルの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからエアスピネルのラップ適性を分析すると、「底力型×ラップスピード11秒70〜11秒90」のレースで結果を残していることが分かります。
チャンピオンズカップで求められるラップ適性に対しては、さきたま杯2着、チャンピオンズカップ7着、エルムステークス7着と3戦して2着1回の成績を残しています。
さきたま杯はダート1400mのレースですので、ラップ適性は懐疑的です。
ラップ適性の評価は、厳しいですが「C」とします。
ダートにおいては1700m以上になると2戦して掲示板外となっており、1800mは距離が長い印象です。
狙うならフェブラリーステークスと考えており、今回は個人的には「見送り」の評価です。