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【日経新春杯2022予想】ステラヴェローチェなど有力馬をラップ分析!

keibachiebukuro2

こんにちは!

この記事では、日経新春杯の有力馬のラップ分析と推奨馬について特集します。

馬券予想にぜひご参考ください。

日経新春杯 有力馬 ラップ分析

それでは早速ですが、日経新春杯の有力馬のラップ分析についてご紹介していきます。

今回、有力馬として取り上げるのはステラヴェローチェ、ヨーホーレイク、フライライクバード、クラヴェルの4頭です。

ステラヴェローチェ

まず初めに「ステラヴェローチェ」を取り上げます。

上図はステラヴェローチェの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。

このラップマトリックスとは、ラップ分析での予想を進める中で開発した独自の予想ツールです。

縦軸に勝ち時計をハロン数で割ったラップスピード、横軸に上り3ハロンを起点とするラップ変化指数「レースペース変化指数」を脚質型として取り、対象レースのラップ適性をまとめたグラフです。

ラップマトリックスからステラヴェローチェのラップ適性を分析すると、「底力型〜バランス型×ラップスピード11秒50〜12秒60」のレースを得意にしていることが分かります。

今年の日経新春杯で求められるラップ適性は、昨年の同レースの傾向ならびに中京芝2200m開催の重賞レースの傾向から「持続力型×ラップスピード11秒90〜12秒05」を想定します。

ラップ構成としては、スタート後の直線での位置取り争いを経て1コーナー・2コーナーでラップが一旦大きく緩み、その後は向正面から11秒台後半のラップがゴールまで続く持続力勝負となっています。なおラスト1ハロンは、坂を駆け上った影響でラップが減速化。底力の要素も求められています。
能力としては、瞬発力ではなく持続力。そして一定の底力も求められます。


このような日経新春杯で求められるラップ適性に対して、ステラヴェローチェのラップマトリックスを確認すると新馬戦のラップ適性が合致しています。またラップ適性が近接するレースには皐月賞3着、有馬記念4着といったG1での高いパフォーマンスを発揮したレースもあげられます。
脚質型が底力型や持続力型、バランス型のレースについては6戦して3勝、2着1回、3着1回、4着1回と非常に高いパフォーマンスを発揮しています。

また前走の有馬記念についても、個別ラップの比較から日経新春杯と同じ「持続力を基本に底力もカバーする能力」が求められていることが分かります。

このような背景からステラヴェローチェは、日経新春杯に対して極めて高いラップ適性が見込めると考えます。
S、A、B、C、Dの5段階で評価するラップ適性の評価は、最上級評価の「S」評価をつけます。

今回のメンバー構成においては、競争能力においても大きく抜けているでしょう。

では死角はないのでしょうか!?
個人的には出遅れと斤量は死角になると考えています。特に出遅れについては、今回も鞍上がデムーロ騎手ですから、有馬記念に続く出遅れは予想に織り込むべきでしょう。
仮に内枠で出遅れて馬群に包まれる形になると、ステラヴェローチェでも苦戦する面が出てくるのではないでしょうか。

非常に高いラップ適性は評価ができますが、レース運び次第では他馬がつけ入る隙もあると考えています。

ヨーホーレイク

2頭目には「ヨーホーレイク」を取り上げます。

上図はヨーホーレイクのデビュー戦から前走日本ダービーまでのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。

ラップマトリックスからヨーホーレイクのラップ適性を分析すると、「持続力型〜瞬発力型×ラップスピード12秒10〜12秒50」のレースで結果を残していることが分かります。
日経新春杯で求められるラップ適性に対しては、ラップ適性が合致するレースはなく、皐月賞5着やきさらぎ賞2着のレースが近接しています。

その中でも特に評価できるのが中京芝2000mで行われたきさらぎ賞です。
このきさらぎ賞と日経新春杯の個別ラップの推移を比較すると、きさらぎ賞の方がやや瞬発力の能力が求められていますが、基本的には持続力の能力が求められ同じ傾向を示しています。

そのため一定のラップ適性が見込めるでしょう。
ラップ適性の評価は「B」評価とします。

長期休養明けの一戦となるため、ここは1戦様子見をしたい考えが強く働きます。
ただオッズが予想以上につくようであれば、鞍上が川田騎手ということで狙っても良い一頭とも考えます。枠順が整い、課題の先行力を川田騎手の手腕でカバーして、先行し押し切る競馬ができれば面白い一頭でしょう。

フライライクバード

3頭目には「フライライクバード」を取り上げます。

上図はフライライクバードの直近10戦までのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。

ラップマトリックスからフライライクバードのラップ適性を分析すると、「持続力型〜超瞬発力型×ラップスピード11秒90〜12秒30」のレースで結果を残していることが分かります。

日経新春杯で求められるラップ適性に対しては、長良川特別1着と高山ステークス3着のレースが適性として合致します。またムーライトハンデ1着のレースについても適性が近接しています。

その中でも、同コースの中京芝2200mで行われたムーライトハンデと長良川特別は、個別ラップにおいて日経新春杯と傾向が似ており評価ができます。
特に条件戦とはなりますが、長良川特別は日経新春杯と個別ラップが近似していますし、「持続力を基本に底力もカバーする能力」が求められており高評価。

このような背景から、フライライクバードは日経新春杯に対して高いラップ適性が見込めます。
ラップ適性の評価は、「A」と高評価をつけます。

中京芝2200mはここまで3戦して2勝、2着1回と抜群の成績を誇り、パフォーマンスも非常に高いものを発揮しています。
できれば鞍上はタメる傾向にある武豊騎手よりは、積極策で位置を取りに行く川田騎手や松山騎手の方が良かったのですが、それでも期待値は高い一頭。

高いラップ適性から好勝負が見込めるでしょう。

クラヴェル

最後の4頭目には「クラヴェル」を取り上げます。

上図はクラヴェルの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。

ラップマトリックスからクラヴェルのラップ適性を分析すると、「持続力型・バランス型×ラップスピード11秒80〜12秒10」のレースを得意にしていることが分かります。

日経新春杯で求められるラップ適性に対しては、前走のエリザベス女王杯3着のラップ適性が合致しています。

このラップ適性が合致するエリザベス女王杯は、個別ラップの傾向を見ても日経新春杯と同じ「持続力を基本に底力もカバーする能力」が求められており高く評価できます。

ラップ適性の評価は、Aに近い「B」評価とします。

ラップ適性は高いものが見込めるクラヴェル。ただ追込み脚質で展開に左右される点は否めません。
今の中京の前残り馬場傾向だと差し届かずのレース内容が予想されますので、少しでも差し・追込みが届く馬場傾向に変わって期待したい一頭でしょう。

日経新春杯2022 有力馬 推奨馬

ここまで日経新春杯の有力馬4頭のラップ分析についてご紹介しました。

特集した有力馬の評価についてランキングをつけると、1位ステラヴェローチェ、2位フライライクバード、3位クラヴェル、4位ヨーホーレイクとなります。その上で推奨馬には1位のアンドラステと2位のフライライクバードを推したいと思います。
ステラヴェローチェを絶対視しているわけではありませんので、今回はフライライクバードも含めて2頭を推奨馬として取り上げます。

なお状態面や枠順、馬場状態などを考慮した最終予想となる本命馬については、レース前日の1月15日(土)に別の記事でご紹介できればと思います。
最終予想もぜひご参考ください!

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  • この記事を書いた人

カズ

過去のレースと各馬の好走レースのラップ傾向を分析して競馬予想を行っています。独自ツールの「ラップマトリックス」でラップ適性を分析。YouTube「KAZUの競馬予想TV」も運営しています。