こんにちは!
この記事では、愛知杯の有力馬のラップ分析と推奨馬について特集します。
馬券予想にぜひご参考ください。
愛知杯 有力馬 ラップ分析
それでは早速ですが、愛知杯のラップ分析についてご紹介していきます。
今回、取り上げるのはアンドヴァラナウト、マジックキャッスル、デゼルのラップ分析とラップ適性から注目している馬の4頭です。
アンドヴァラナウト
まず初めに「アンドヴァラナウト」を取り上げます。
上図はアンドヴァラナウトの過去のレースのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスとは、ラップ分析での予想を進める中で開発した独自の予想ツールです。
縦軸に勝ち時計をハロン数で割ったラップスピード、横軸に上り3ハロンを起点とするラップ変化指数「レースペース変化指数」を脚質型として取り、対象レースのラップ適性をまとめたグラフです。
ここで、まず初めに愛知杯で求められるラップ適性をご紹介すると、中京芝2000m開催の過去の傾向から「底力型・持続力型も1/2カバーする持続力型×ラップスピード11秒85〜12秒00」を想定します。
ラップ構成としては、スタート後の1コーナー・2コーナーでラップが一旦緩み、その後は向正面から12秒台前後のラップがゴールまで続く持続力勝負となっています。直線に向いた際には個別ラップ11秒5と速くなっていますが、それでも速い末脚を求められているわけではありません。
能力としては、持続力が強く求められるレースです。
次にアンドヴァラナウトのラップ適性を分析すると、「持続力型〜瞬発力型×ラップスピード11秒70〜12秒20」のレースで結果を残していることが分かります。
瞬発力の能力が求められるバランス型や瞬発力型を基本としつつ持続力型もカバーするオールラウンダーな適性が見込めます。
愛知杯で求められるラップ適性に対しては未勝利戦2着のレースが合致します。
ただオールラウンダーな適性という視点からは、ラップ適性は高く評価しています。
個別ラップの傾向を分析すると、愛知杯のようなワンペースな持続力の能力が強く求められるレースこそないものの、瞬発力勝負となったローズSで快勝、持続力型でも底力の能力が求められた秋華賞でも3着と好走しています。
このようなオールラウンダーな適性から、持続力の能力が求められるレースでも問題なく適応してくるでしょう。
S、A、B、C、Dの5段階で評価するラップ適性の評価は、「A」と高評価をつけます。
今回、鞍上が松山騎手へ乗り替わりとなりますが、折り合いに問題がある馬とは考えていませんし、積極策で位置を取りに行く騎手ですからしっかりと力は引き出してくれるでしょう。
高いラップ適性は期待できますし、コース適性もあり安定感もある馬ですから、勝ちに最も近く馬券圏内は外さないイメージです。期待値は高いです。
マジックキャッスル
2頭目には「マジックキャッスル」を取り上げます。
上図はマジックキャッスルの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからマジックキャッスルのラップ適性を分析すると、「底力型〜バランス型×ラップスピード11秒50〜12秒10」のレースを得意にしていることが分かります。
愛知杯で求められるラップ適性に対しては、昨年の愛知杯1着、クイーンステークス2着のレースが合致します。
昨年の愛知杯の覇者ですから、当然ながら高いラップ適性が見込めるでしょう。
ラップ適性の評価は、「A」評価とします。
今回、鞍上がルメール騎手で強化されることはプラス材料。
あとは前走の大敗をどう捉えるかでしょう。前走は全くいいところがありませんでしたし、その原因も個人的には掴めておらず懐疑的。
状態面次第ですが、今回は一戦様子見したいというのが基本路線です。
デゼル
3頭目には「デゼル」を取り上げます。
上図はデゼルの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからデゼルのラップ適性を分析すると、「バランス型・瞬発力型×ラップスピード11秒50〜12秒10」のレースを得意にしていることが分かります。
愛知杯で求められるラップ適性に対しては、ラップ適性が合致するレースはなく、適性が近接するエリザベス女王杯で8着という結果を残しています。
初音ステークスでワンペースな持続力の能力が求められるレースを勝利しているとはいえ、基本的には持続力よりは瞬発力の能力に長けた馬。道中にラップが緩み脚をためて直線で末脚を爆発させるタイプなだけに愛知杯に対するラップ適性はさほど評価ができません。
ラップ適性の評価は、Cに近い「B」評価とします。
今回は個人的に見送りの一頭です。
ソフトフルート
最後の4頭目には、ラップ適性から選ぶ注目馬として「ソフトフルート」を取り上げます。
上図はソフトフルートの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからソフトフルートのラップ適性を分析すると、「持続力型・バランス型×ラップスピード12秒00〜12秒30」のレースを得意にしていることが分かります。
愛知杯で求められるラップ適性に対しては、京橋ステークス5着、一昨年のエリザベス女王杯6着の結果が合致し、適性が近接するレースには昨年のエリザベス女王杯4着や秋華賞3着、夕月特別1着などのレースがあります。
その中でも評価しているのが、夕月特別と秋華賞。
この2レースと愛知杯の平均の個別ラップを比較してみると、愛知杯でも求められる「持続力の能力」が求められる傾向にあることが分かります。
特に夕月特別は、愛知杯と同コースの中京芝2000mで行われていますし、レース内容も条件戦ながら圧勝していますので高く評価ができます。
ラップ適性の評価は、「A」と高評価をつけます。
中京芝2000mはここまで3戦3勝、4走前のシドニートロフィーでは後のエリザベス女王杯の覇者アカイイトを破っています。脚質的に馬場傾向は気になりますが、愛知杯はデータとして差し・追込みが好成績のレースですから上位に差し込んでくる余地は十二分にあるでしょう。
鞍上の重賞レースに対する相性が極めて悪いことは多いに気になりますが、中京コース自体は良績ですから今回こそは頑張って欲しいところです。
愛知杯2022 有力馬 推奨馬
ここまで愛知杯の有力馬などのラップ分析についてご紹介しました。
まず特集した有力馬の評価についてランキングをつけると、1位アンドヴァラナウト、2位マジックキャッスル、3位デゼルとなります。その上で推奨馬には1位のアンドヴァラナウトをあげます。
ただアンドヴァラナウトだけだと面白みに欠けるため、推奨穴馬としてソフトフルートを取り上げます。またその他の注目馬としては、状態面が整い斤量が重くならなければシゲルピンクダイヤ、軽斤量で枠順が良い枠に入ればルビーカサブランカがあげられます。
特にルビーカサブランカはラップ適性が高く、ソフトフルート同様に穴馬としてかなり面白いと思っている一頭です。
なお状態面や枠順、馬場状態などを考慮した最終予想となる本命馬については、レース前日の1月14日(金)に別の記事でご紹介できればと思います。
最終予想もぜひご参考ください!