こんにちは!
この記事では、東海ステークスのラップ分析と有力馬の評価、そして推奨馬について特集します。
馬券予想にぜひご参考ください。
目次
東海ステークス2022 ラップ分析
まず初めに東海ステークスのラップ分析についてご紹介します。
上図は東海ステークスの過去5年の個別ラップの傾向をまとめたグラフです。
ただし、京都競馬場での開催となった2020年は除きます。
個別ラップの傾向から東海ステークスはラップ高低差が少ないワンペースの持続力勝負になっていることが分かります。
独自のラップ分析ツール「ラップマトリックス」に落とし込んだ場合でも傾向は同じであり、各年の脚質型も持続力型に寄った底力型やバランス型となっており、平均の脚質型は持続力型となっています。
出走メンバーから展開を想定すると、サルサディオーネやアイオライトといった逃げ脚質の馬がいますから、脚質型としては持続力型を基本としつつ底力型までカバーしたいところです。
このような背景から今年の東海ステークスで求められるラップ適性は、良馬場想定で「底力型〜持続力型×ラップスピード12秒20〜12秒40」に設定します。
東海ステークス2022 有力馬 ラップ適性
オーヴェルニュ
ここからは東海ステークスの有力馬のラップ適性についてご紹介します。
まず初めに「オーヴェルニュ」を取り上げます。
こちらはオーヴェルニュの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
青枠はオーヴェルニュが得意とするレースのラップ適性。赤枠は東海ステークスで求められるラップ適性となっています。
ラップマトリックスからオーヴェルニュのラップ適性を分析すると、「底力型〜持続力型×ラップスピード12秒05〜12秒45」のレースを得意にしていることが分かります。
東海ステークスに対するラップ適性は、福島民友カップ1着、帝王賞6着、みやこステークス12着、ジュライカップ5着のレースが合致して4戦1勝、着外3回の成績を残しています。
昨年の東海ステークスの覇者ですからラップ適性は高いものを見込みたいところですが、この成績はやや気になるところ…
S、A+、A、B+、B、C+、C、Dで評価するラップ適性の評価は、「B+」とします。
中京ダート中距離コースは4戦して3勝と抜群の適性を誇る同馬。
前々走のみやこステークスの大敗の理由は不明ですが、前走のチャンピンズカップは勝負どころでスムーズさを欠きながら6着ときっちりと巻き返し力を見せました。そのため、ここも凡走は考えづらいです。
ただラップ適性からはラップスピードが高速化した方が良いため道悪馬場歓迎、良馬場だとやや不安要素が残ります。
当日の馬場状態、1番人気想定のオッズとも相談しての最終判断になるでしょう。
サンライズホープ
次に「サンライズホープ」を取り上げます。
こちらはサンライズホープの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからサンライズホープのラップ適性を分析すると、「底力型〜バランス型×ラップスピード12秒25〜12秒65」のレースを得意にしていることが分かります。
東海ステークスに対するラップ適性は、シリウスS1着、鈴鹿S2着、2勝クラス2着と連対を外しておらず好成績。
そのためラップ適性の評価は、「A」と高評価をつけます。
ラップスピードの低速化に強く、低速ラップ、超低速ラップのレースで強い同馬。
一方でラップスピードが高速化すると、ジリ脚のため振るいません。
また大飛びな走りからは、枠順は中枠からやや外目がよいでしょう。
内枠の場合は2戦ともに着外と不振です。
前走のチャンピンズカップは馬体重大幅増で調整不足が響いた印象。
良馬場開催で低速ラップが想定されるのであれば高いラップ適性が見込め、得意の舞台で巻き返しを期待したい一頭です。
ブルベアイリーデ
3頭目には「ブルベアイリーデ」を取り上げます。
こちらはブルベアイリーデの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからブルベアイリーデのラップ適性を分析すると、「超底力型〜持続力型×ラップスピード11秒70〜12秒40」のレースを得意にしていることが分かります。
東海ステークスに対するラップ適性は、シリウスステークス3着、BSN賞1着と好成績をあげています。
ラップ適性の評価は、「A」と高評価をつけます。
パフォーマンスは安定した馬ですから、ここもこの馬なりにしっかりと力は発揮してくるでしょう。
前々走のシリウスステークスの走りから距離適性は1800mまでと考えており、その点からシリウスステークスから100mの距離短縮は好材料。
立ち回りがうまい馬のため内枠でロスなくレースを運べられれば勝ち負けまで見込みたい一頭です。
ハヤヤッコ
最後の4頭目には、「ハヤヤッコ」を取り上げます。
こちらはハヤヤッコの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからハヤヤッコのラップ適性を分析すると、「底力〜持続力型×ラップスピード12秒20〜12秒65」のレースを得意にしていることが分かります。
東海ステークスに対するラップ適性は、ブラジルカップの1着と4着、シリウスS10着、ブリリアントS8着のレースが合致します。
ラップ適性の評価は、「B」とします。
ラップ適性が見込めないわけではありませんが、不器用で操縦性にかける追込脚質から中京ダート1800mでは買いづらい印象が強いです。
近走からの斤量減は魅力ですが、直近3走のパフォーマンスも評価は低く、今回は見送りで考えています。
東海ステークス2022 推奨馬
ここまで東海ステークスのラップ分析についてご紹介しました。
最後に今回取り上げた馬の中から推奨馬をあげると、サンライズホープになります。
ただ、あくまでも時計がかかる良馬場想定で枠順も中枠からやや外目の枠に入った状況を想定しています。
道悪馬場開催で脚抜きが良くなりラップスピードが高速化すれば、当然オーヴェルニュが最有力候補になりますし、ブルベアイリーデが内枠に入った場合も本命馬候補に入ってきます。
また今回は取り上げきれませんでしたが勢いがあるアイオライトも見逃せません。
最終的に状態面や枠順、馬場状態などをふまえた本命馬については、レース前々日の金曜日、もしくは前日の土曜日に別の記事でご紹介できればと思います。
最終予想もぜひご参考ください!