こんにちは!KAZUです。
この記事では、アドマイヤムーンの種牡馬としての特徴と産駒の傾向を特集します。
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アドマイヤムーンの現役時代
【通算成績】
17戦10勝(海外3戦1勝)
【主な勝鞍】
ドバイデューティーフリー(GⅠ)※ドバイ、宝塚記念(GⅠ) 、ジャパンカップ(GⅠ)、弥生賞(GⅡ)、札幌記念(GⅡ)、京都記念(GⅡ)、共同通信杯(GⅢ)、札幌2歳ステークス(GⅢ)
エンドスウィープ産駒らしい切れ味鋭い末脚を武器に2歳時から活躍。クラシックは皐月賞4着、ダービー7着と同世代のメイショウサムソンに屈することなったが3歳秋以降本格化。4歳時にドバイデューティーフリー(GⅠ)、宝塚記念(GⅠ)、ジャパンカップ(GⅠ)を制覇して年度代表馬に輝き、種牡馬入りを果たす。
アドマイヤで有名な馬主近藤利一氏と武豊騎手との確執による岩田騎手への騎乗変更、世界的馬主ゴドルフィンへの売却など現役時代に話題を欠かない馬であることも特徴的。
アドマイヤムーンの種牡馬としての特徴
【血統構成】
父:エンドスウィープ 母:マイケイティーズ 母父: サンデーサイレンス
【代表産駒】
ファインニードル(スプリンターズS)、セイウンコウセイ(高松宮記念)、ハクサンムーン(セントウルS)、ムーンクエイク(京王杯AH)、アルキメデス(朝日CC)など
【種牡馬としての特徴】
現役時代は中長距離で活躍したアドマイヤムーンだが、産駒は芝の短距離からマイルを中心に活躍している。これはフォーティナイナー系のエンドスウィープの影響が色濃く出た印象。ただし末脚は母父のサンデーサイレンス特有のキレを個性とする馬が多い。フォーティナイナー系のパワフルさとサンデー系のキレを兼ね備えるのが特徴的といえる。
【配合のポイント】
代表産駒であるファインニードル、セイウンコウセイ、ハクサンムーンの母父はいずれも大系統ナスルーラ系。アドマイヤムーン産駒は一瞬のキレを活かす馬が多く、そのため末脚の持続力が課題となることが多い。その点からスピードの持続力に優れるナスルーラ系との相性が良いのだろう。
アドマイヤムーン産駒の傾向
①馬場適性は芝でダートは苦手。
(勝星シェア率/芝82%:ダート18%)
②芝での距離適性は1200m~1600m。マイル以上は割り引いて考えたい。
(勝ち星シェア率/1200m~1300m:43%、1400m~1600m:40%、1700m~2000m:12%、2100m~2400m:1%、2500m~:3%)
③基本的に芝1200m~1400mのレースでは東京、函館を除く競馬場では信頼がおける。特に直線に急坂がある中山、阪神芝1200mは信頼度が高い。
函館、東京は他場と比べると苦手にしている。東京が苦手なあたりはアドマイヤムーン産駒の特徴である一瞬の切れと東京競馬場の長い直線とのミスマッチが起こっている印象。
④脚質は逃げ・先行・差しが中心。小回りコースの短距離戦で一瞬のキレを活かす競馬が勝ちパターン。
⑤アドマイヤムーン産駒の現役時代同様に2歳デビューから活躍する馬が多く仕上がりは早い。ただし古馬になっての成長力も十分にあり本格化するのは4歳以降。息の長い活躍が期待できる。
⑥性別では勝ち上がり率、獲得賞金ともに牡馬が圧倒的に活躍しており、代表産駒のファインニードル、セイウンコウセイ、ハクサンムーンはいずれも牡馬。牝馬の活躍馬はOP勝ちのワンスインナムーン程度。
以上、アドマイヤムーン産駒の特徴について特集しました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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