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この記事では、2歳マイル王者決定戦「朝日杯フューチュリティステークス」の最終予想をご紹介します。
ご参考いただけるようしっかりと予想していきますので、ぜひ最後までお読み下さい!
目次
朝日杯フューチュリティステークスの予想のポイント
まず初めに朝日杯フューチュリティステークスの予想のポイントとなる血統傾向とレース傾向について確認しておきます。
【血統傾向】
①ディープインパクト産駒
②サドラーズウェルズの血統
【レース傾向】
①距離延長組は明らかに不振!
②前走サウジアラビアRC、ベゴニア賞が狙い目!
③人気馬には逆らわない!
この血統傾向とレース傾向については、下記の記事で詳細をまとめています。まだチェックされていないという方は、ぜひ下記の記事もご参考下さい!
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【朝日杯フューチュリティステークス2019 血統データ】ここでも走るディープ産駒!|競馬知恵袋
【朝日杯フューチュリティステークス2019 レース傾向】距離延長組には要注意!|競馬知恵袋
この血統傾向、レース傾向とあわせて、予想のポイントとして抑えておきたいのが馬場傾向です。
この馬場傾向で顕著に傾向が表れているのが脚質別の成績で、極端なまでに逃げ馬の成績が良好です。
今開催の阪神芝コースの脚質別成績を分析すると、逃げ馬が勝率30.4%、複勝率78.3%。単勝回収率726%、複勝回収率435%と驚異的な数字をあげています。
この傾向は先週の開催でも弱まることはなく、先週の阪神芝コースの逃げ馬の成績は勝率33.3%、複勝率83.3%。12頭中10頭の逃げ馬が馬券に絡でんいます。
もちろん今週開催から馬場傾向が変わり、先週よりは外差しが決まりやすくなる可能性もあります。ただし、ここまで極端に「逃げ有利」の傾向が出ている限り、重視すべき予想要因といえるでしょう。
この馬場傾向は、しっかりと抑えておきたいポイントです!
ここまで朝日杯フューチュリティステークスの予想のポイントについて取り上げました。
このポイントをふまえて、次からは最終予想となる予想印をご紹介していきます!
朝日杯フューチュリティステークスの予想印
それではここからは、朝日杯フューチュリティステークスの予想印とその根拠についてご紹介していきます!
◎(本命)③ペールエール
本命は、1週前本命馬でも推奨した「ペールエール」です!
父はダイワメジャー、母はアピールⅡ、母父がセルカーク、母の母父がリナミックスという血統のペールエール。
母系にリナミックスを持つダイワメジャー産駒は、昨年のこのレースを勝ったアドマイヤマーズと同じ血統背景。また欧州牝系にダイワメジャーを配合している点もアドマイヤマーズと同じです。
アドマイヤマーズと血統背景が似ている点から、この朝日杯フューチュリティステークスでのペールエールの走りには大きな期待を抱きます。
前走のデイリー杯2歳では先行馬に厳しい流れとなり、苦しい競馬となりましたが3着を確保。血統的に前走の休み明けを一度使っての上積みも期待できます。
瞬発力勝負のレースになると分が悪いですが、今回はビアンフェがある程度ペースを引っ張っていくはずです。ラストの急坂をふまえて、タフな競馬になることが想定されますので、ダイワメジャー譲りのタフさとスピードの持続力、そして先行力が活きます。
単勝オッズは2桁人気となりそうですが、レース適性は最上位と取って本命で推奨します!
〇(対抗)⑫レッドベルジュール
対抗には、好走血統のディープインパクト産駒「レッドベルジュール」を推奨します。
父はディープインパクト、母はレッドファンタジア、母父がアンブライドルズソングという血統です。
父ディープインパクトは朝日杯フューチュリティステークスの好走血統で、過去5年で3勝、3着1回と好成績です。
ディープインパクト×アンブライドルズソングの配合といえば、レッドベルジュールの他に東スポ杯2歳ステークスを衝撃的な強さで快勝したコントレイルがあげられます。またGⅠ馬ダノンプラチナも同配合です。
この同配合のダノンプラチナが2歳時に朝日杯フューチュリティステークスを勝っている点は、レッドベルジュールを大きく後押しします。
また姉のレッドベルローズやレッドベルディエスが急坂コースの中山コースを得意としている点も、レッドベルジュール自身の急坂適性を示唆しており、プラスに捉えています。
一方で気になるのは、関係者から聞かれる「喉鳴り」です。手術する段階では無いものの、調教でもスミヨン騎手が「喉はノイズがしたが・・・」と発言しています。大丈夫だとは思いますが、「喉鳴り」がレースに影響しないとは言い切れない状態ではあります。
若干の不安要素は抱えつつも、血統的な後押しが大きいため対抗評価で推奨します!
▲(単穴)⑥サリオス
単穴には、圧倒的1番人気が想定されるハーツクライ産駒「サリオス」を推奨します!
血統は父ハーツクライ、母サロミナ、母父ロミタスです。
血統背景からは欧州の重厚なドイツ牝系にハーツクライを配合しているため、仕上がりが遅くみえます。しかし、ハーツクライ産駒でデインヒル持ちの馬は、ハーツクライ産駒の弱みであるトモの成長を早め、2歳戦の早い時期から活躍をみせる馬が出ます。
サリオスは母の母父にデインヒルの血を受け継ぐタイガーヒルの血統を内包しており、馬体を見ればデインヒル譲りの豊富なトモが特徴的。この馬体であれば、阪神の急坂を豪快にかけ上げってくる姿も想像できます。
しかし母系が欧州の中長距離路線を基本とする重厚な血統構成となっている点をふまえれば、本格化は3歳秋以降、距離は中距離以上です。
メンバー中で抜けた素質であっさりと押し切る可能性もありますが、現時点の完成度は他馬に劣るため、単穴評価とします!
☆(星) ②ビアンフェ
特注馬で推奨するのが、今の馬場傾向で逃げてどこまで粘れるかに注目したい「ビアンフェ」です。
血統は父キズナ、母ルシュクル、母父サクラバクシンオーです。
母は早熟性の高いスプリンターのルシュクル。母父もスプリンターのサクラバクシンオー。そこにストームキャットの前向きな気性やパワーが前面に出るディープインパクトの後継種牡馬キズナを配合したわけですから、基本的には米国的な豊富なスピードを活かして、そのまま押し切る競馬を得意とする印象です。
そのような血統背景から考えれば、今の逃げ馬圧倒的有利な馬場傾向を追い風にどこまで逃げ切れるかに注目。
距離延長が不安視されていますが、父系のディープインパクトはスタミナ豊富な種牡馬ですし、ノーザンテーストを絡めたノーザンダンサーのクロスも発生していますので、1600mから1800mまでは距離は持つというのが僕の見解です。
その逃走劇に期待です!
△(連下)⑧タイセイビジョン
最後に連下で抑えておきたいのが、タートルボウル産駒の「タイセイビジョン」です!
父はタートルボウル、母はソムニア、母父がスペシャルウィークという血統です。
このタイセイビジョンですが、母父スペシャルウィーク、母の母父エルコンドルパサーの影響から中距離前後で活躍しそうな印象を受ける血統背景ですが、母ソムニアが早熟性の高いスプリンターであったこと、父タートルボウルも欧州のマイル路線で早いうちから活躍したことをふまえると、仕上がりの早いスプリンターからマイラーと捉えるのが妥当な馬です。
その点をふまえれば、この朝日杯フューチュリティステークスや来年のNHKマイルカップがGⅠではベストな舞台です。
レース適性は評価しつつも勝ちきるまでは・・・、という見解のため連下評価としましたが注目したい一頭ではあります!
朝日杯フューチュリティステークスの予想のまとめ
それでは最後に、朝日杯フューチュリティステークスの予想印をまとめて締めくくります!
【朝日杯フューチュリティステークスの予想印】
◎③ペールエール
〇⑫レッドベルジュール
▲⑥サリオス
☆②ビアンフェ
△⑧タイセイビジョン
以上、この記事では朝日杯フューチュリティステークスの予想印をご紹介しました。ご紹介した内容が、馬券を予想する上でご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。