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競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では「コントレイル」の血統について特集します。
ご参考いただけるよう丁寧に解説していきますので、ぜひ最後までお読み下さい!
【コントレイル 血統分析】ディープ×アンブライドルズソングのニックス配合!
【血統背景】
父:ディープインパクト
クラシック三冠、ジャパンカップ(GⅠ)1着など
母:ロードクロサイト
未勝利(7戦0勝)
母父:アンブライドルズソング
BCジュヴェナイル (GⅠ)1着、フロリダダービー(GⅠ)など
【牝系】
母:ロードクロサイト
コントレイル 東スポ杯(GⅢ) 1着
2代母:Folklore BCジュヴェナイルフィリーズ(G1)1着、米メイトロンS(G1)1着など
コントレイルは父ディープインパクト、母ロードクロサイト、母父アンブライドルズソングという血統です。
父ディープインパクトは現役時代クラシック三冠などGⅠ7勝の名馬。サンデー系の中でも瞬発力に優れ、鋭い末脚が武器です。産駒の特徴としては、仕上がりも早く2歳時から活躍し、日本の主流コースで行われるクラシックでは強さを発揮します。また柔らかめの体質を伝え、しなやかなストライドの走りを伝える点が特徴的です。
母ロードクロサイトは現役時代は7戦して0勝、未勝利に留まっています。しかし繁殖牝馬としては、初年度産駒のバーンフライ (父ゴールドアリュール)、2番仔のアナスタシオ (父ダイワメジャー)、3番仔のコントレイルと産駒の3頭はいずれも勝ちあがっており優秀です。またロードクロサイトの母フォルクローレが米国のG1であるBCジュヴェナイルフィリーズや米メイトロンSを勝っており、牝系としての基礎能力が高いことも特徴的です。
母父アンブライドルズソングは米国で生産され、現役時代2歳の牡馬頂点を決めるBCジュヴェナイル、3歳時にはフロリダダービーを勝っています。種牡馬としてもアロゲートなど多数の活躍馬を送り出しており、2017年北米リーディングサイヤーを獲得しました。体高は173cmにも及び、巨大な馬で馬格に優れる点も特徴的です。
コントレイルの配合を考える際に、まず特徴としてあげられるのが「ディープインパクト×アンブライドルズソング」のニックス配合でしょう。この配合には、GⅠ馬ダノンプラチナがおり、コントレイルの同世代ではデイリー杯2歳Sを勝ったレッドベルジュールもいます。
その基礎配合をふまえた上で注目したいのは、2代母フォルクローレが内包するインリアリティの4×4のクロスです。インリアリティといえば、スピードの源泉となる血統で遺伝力の強い主張型の種牡馬です。インリアリティの血統を内包する馬はスピード能力に長け、スプリント適性に傾く傾向にあります。
コントレイルの優れたスピードの源泉は「ディープインパクト×アンブライドルズソング」のニックス配合にあることは間違いないのですが、さらにスピード能力を足しているのが母系で支える「インリアリティの血統」と考えています。
このような血統背景のコントレイルですから、やはり主流コースが向きます。東京芝1800m、2000mの高速馬場がベストなパフォーマンスを発揮する舞台でしょう。
母父にアンブライドルズソングが入ると、ディープインパクト産駒はより仕上がりが早くなる傾向にあります。2歳から3歳戦に強く、クラシックに強いディープインパクト産駒の典型例ともいえます。3歳時の若い時期であれば、ダービーの芝2400m(良馬場であれば…)も距離適性に入ります。
その優れたスピードと瞬発力から、クラシックを沸かしてくれる一頭であることは間違いありません。今後のコントレイルの活躍に期待します。
以上、この記事ではコントレイルの血統についてご紹介しました。
ご紹介した内容が、ご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。