こんにちは!
競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では、注目の交流重賞「エンプレス杯」のラップ分析について特集します。
エンプレス杯の馬券予想にご参考いただけるよう、しっかりと予想していきます!
ぜひ、ご参考ください!
エンプレス杯のラップ分析
こちらは、過去5年のエンプレス杯の1ハロンごとの個別ラップをまとめたグラフです。
なお、スタート後の0.5ハロン(100m)のラップについては除いています。
個別ラップの推移を見ると、100m~300mとなる1ハロン目、4ハロン目、7ハロン目のラップがグッと上がっていることが分かります。
これはスタンド前、向こう正面の直線を迎えた際のラップを指し、その後に極端にラップが落ちるのは、南関東で一番傾斜がきついとされるコーナーに入るためです。
いかにも川崎ダート2100mコースらしいラップ傾向といえます。
個別ラップの高低差が作る山が3つもでき、なおかつその高低差が約2秒となると、非常に特殊性が高いラップ傾向といえます。
そのような個別ラップの分析からは、川崎ダート2100mコースで実績のある馬を評価したいといえます。
次に平均ラップの速度と上り3ハロンを起点にしたペース変化で分析する「ラップ適性」を取り上げます。
こちらのグラフは、過去5年のエンプレス杯の「ラップマトリックス」です。
ラップマトリックスとは、1ハロンの平均ラップを縦軸に、上り3ハロンを起点にしたレースペースチェンジ指数(RPCI)を横軸に取ったグラフで、そのレースで求められるラップ適性を分析することができます。
【注釈:レースペースチェンジ指数】
ターゲットフロンティアの指数である「RPCI」を意味します。
レース全体の上がり3ハロンの位置を分岐点とし、その前後のラップの比を表した指数です。つまり3ハロン前後で、どれだけ速度が変わったかを表しています。数値が約50で前後半が同一程度のペースになり、50未満だと道中の平均ラップの方が速い、50以上だと上り3Fのラップの方が速いことを意味します。
道悪による補正値を加えた上での、エンプレス杯の過去5年の1ハロンの平均ラップは「13.0」となっており、地方ダートの中距離戦らしく「超スローラップ」を示しています。
またレースペースチェンジ指数(RPCI)の過去5年の平均値は「50.4」。ただし、このRPCIについては、下限値「45.3」から上限値「56.9」とかなりバラつきが生じています。
そのような中で、直近2年はRPCIが45~46台であること、今年はクレイジーアクセルやラインカリーナなどテンが速い馬が揃っていること。この2点を考慮すると、展開が落ち着いて、ペース変化の適性が 「瞬発力」に寄るとは考えづらいので、「底力」を基本に幅広く取っても「持続力」までで収めたいところです。
このことから、今年のエンプレス杯で好走するために求められるラップ適性は「超スローラップ×底力・持続力」といえ、前半からペースが流れても、ラストまで粘って伸びきる頑張りの個性を持った馬を評価したいレースです!
このラップ適性を予想の基盤において、各出走馬のラップにおける個性を見極めていくとよいでしょう!
以上、この記事では「エンプレス杯」のラップ分析について特集しました!
なおエンプレス杯の最終予想については、下記の記事でご紹介しています。
ぜひ、ご参考下さい!
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