こんにちは!KAZUです。
この記事では、「エプソムカップ」の予想のポイントと上位人気馬の評価について特集します。
馬券予想にご参考ください。
目次
エプソムカップの予想のポイント
初めにエプソムカップのラップ分析を中心とした予想のポイントをご紹介します。
エプソムカップのラップ分析
下図は、直近5年のエプソムカップの個別ラップの傾向をまとめたグラフです。
赤色が良馬場開催の平均の個別ラップ、青色が道悪馬場開催の平均の個別ラップとなっています。
エプソムカップのラップにおける特徴は、大回りコースで直線が長い東京芝1800mのイメージとは異なり、瞬発力の能力よりも持続力の能力が求められることがあげられます。
良馬場の平均ラップでは上がり3Fのラップは11.0-11.5-12.3と減速ラップを刻んでいますし、道悪馬場においても傾向としては減速気味の上がり3Fのラップ構成となっています。
個別ラップの視点からは持続力の能力に優れ、上がり3Fで減速ラップになっても粘れる一定の底力がある馬を評価したいところです。
次に独自のラップ分析ツール「ラップマトリックス」を用いて、ラップ適性を分析していきます。
過去5年のエプソムカップのラップ適性を分析すると、脚質型は良馬場で「持続力型〜バランス型」、道悪馬場で「底力型〜持続力型」が中心となっています。ラップスピードについては、特に特筆すべき点はない印象です。
このような背景から求められるラップ適性は、良馬場で「持続力型〜バランス型×ラップスピード11.65〜11.80」、道悪馬場で「底力型〜持続力型×ラップスピード11.85〜12.00」と考えます。
エプソムカップの脚質・上がり3F
ここからはラップ以外の予想のポイントとして、エプソムカップの脚質と上がり3Fの成績をご紹介します。
過去5年のエプソムカップの4コーナーでの位置取りから脚質別成績を分析すると、前にいけばいくほど複勝率は高まっていることが分かります。
特に逃げ馬については、過去5年で3頭の馬が馬券に絡んでいます。
さらに、この逃げ馬ですが人気薄で馬券に絡んでいることもポイントです。
上がり3Fの成績を見ても、4位・5位の馬が過去5年で1勝、2着3回と好成績で最も馬券に絡んでいます。
東京芝1800mのイメージとは異なり、上がりの速さはさほど求められない傾向を示しています。
このような傾向をまとめると、エプソムカップは持続力の能力に優れ、その上で先行力がある馬が狙い目と言えそうです。
エプソムカップの上位人気馬の評価
ここからはエプソムカップの上位人気馬3頭、ジャスティンカフェ、ダーリントンホール、タイムトゥヘヴンの評価についてご紹介します。
なお評価については、S、A+、A、B+、B、B-、Cの7段階で行なっていきます。
ジャスティンカフェ
まず初めに「ジャスティンカフェ」を取り上げます。
上図はジャスティンカフェのデビューから前走までのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
プロットしたグラフには、直近のレース名と馬場状態、馬場指数、レース全体の上がり3ハロン、人気と着順を記載しています。その上で緑枠は好走傾向のラップ適性、赤枠は良馬場で求められるラップ適性、青枠は道悪馬場で求められるラップ適性となっています。
ジャスティンカフェのラップ適性ですが、マイル戦の持続力型〜バランス型の高速ラップのレースに強いことが特徴です。
瞬発力型のレースは過去3戦して2着2回、3着1回と取りこぼしているのに対して、持続力型やバランス型のレースは、5戦して4勝と好成績をあげています。
この傾向から瞬発力より持続力の能力に長けた馬と言えるでしょう。
求められるラップ適性に対しては、良馬場においてアーリントンC3番人気13着のレースが合致します。
このレースでの敗因は道悪による低速馬場と考えており、実際に過去のレースから低速馬場や超低速馬場は成績にムラがあり、道悪馬場に対する適性は疑問です。
このような背景から、評価は良馬場で「B+」、道悪馬場で「B」とします。
直近3走のパフォーマンスは条件戦とはいえ素晴らしいものを見せており、能力比較は未知数ですが昇級初戦の重賞競争でも通用する力は秘めていると考えます。
ただ気になるのが脚質です。鞍上が横山典弘騎手のため、戦法としては今回も追込になるでしょう。
その戦法と人気を集めそうな点も加味すると、良馬場での期待値は高い一頭ですが個人的に本命候補からは外しています。
ダーリントンホール
2頭目には「ダーリントンホール」を取り上げます。
上図はダーリントンホールの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ダーリントンホールのラップ適性ですが、マイル戦から中距離戦の底力型〜持続力型のレースを得意にしていることが特徴です。
脚質型別成績を分析すると、底力型は2戦して複勝率100%、持続力型は3戦して複勝率66.7%と好成績をあげています。この傾向から、底力と持続力の能力に優れた馬と言えるでしょう。
求められるラップ適性に対しては、良馬場では富士S11番人気5着、道悪馬場では葉牡丹賞1番人気3着のレースが合致します。
求められるラップ適性に対する成績は物足りない面がありますが、それでも底力と持続力の能力に優れた馬ですから、道悪馬場を中心に高いラップ適性を見込みたいところです。
実際に道悪馬場・低速馬場の実績においても好走実績を残しており好材料です。
このような背景から、ラップ適性の評価は良馬場で「B+」、道悪馬場で「A」とします。
スタート次第の面がありますが、ある程度先行力があり、先行・好位からレースを進められる点も好走材料で捉えています。
また今回のメンバー構成であれば能力面において、ザダル、シャドウディーヴァ、タイムトゥヘヴンに次ぐ形で上位評価して良い一頭でしょう。
そこに高いラップ適性が加わるのであれば、良馬場・道悪馬場ともに本命候補の一頭、推奨馬として考えています。
タイムトゥヘヴン
3頭目には「タイムトゥヘヴン」を取り上げます。
上図はタイムトゥヘヴンの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
タイムトゥヘヴンのラップ適性の特徴ですが、マイル前後の底力型〜持続力型のレースを得意にしていることがあげられます。
脚質型別成績を分析すると、ダーリントンホール同様に底力型や持続力型のレースで好走実績を残しており、この馬も底力と持続力の能力に優れた馬と言えるでしょう。
求められるラップ適性に対しては、良馬場で東風S3番人気11着のレースが合致します。
この東風Sは内枠から揉まれる形になり、この馬の凡走パターンにハマってしまったレースのため度外視で考えています。
能力の方向性としては瞬発力よりは底力・持続力の馬ですし、馬場適性も高速馬場よりは低速馬場の方が明らかに良績です。
このような背景から、評価は良馬場で「B+」、道悪馬場で「A」とします。
能力面においてはザダル、シャドウディーヴァに次ぐ3番手評価で考えています。
あとは中枠から外枠を引いて揉まれず外々をうまく走らせることができるかどうかです。
この条件に道悪馬場開催が揃えば、期待値は高まる一頭です。
エプソムカップのまとめ
この記事では、エプソムカップの予想のポイントと上位人気馬3頭の評価をご紹介しました。
今回ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。