こんにちは!カズです。
この記事では、フェブラリーステークス(2024年)の予想としてラップ分析とラップ分析から選ぶ推奨馬について特集します。
馬券予想にご参考ください。
目次
フェブラリーステークスの予想のポイント
初めにフェブラリーステークスの予想のポイントをご紹介します。
フェブラリーステークスの予想のポイントには、以下の内容が挙げられます。
■ラップ分析
ワンペースな持続力勝負の一戦。過去5年の勝ち時計の平均は1.34.9と速い。
ダート戦でも、スタミナよりもスピードが求められるレース。
求められるラップ適性は、「底力型〜持続力型×ラップスピード11.80〜12.00」。
■馬場傾向
良馬場の場合は、馬場指数「+0.5」前後の低速馬場。
道悪馬場になれば、馬場指数「-1.9〜0」の高速馬場〜中速馬場が想定される。
■脚質傾向
過去10年の成績では、先行馬が[6-1-2-31/40]・複勝率:22.5%、差し馬が[2-6-4-45/57]・複勝率21.1%と好成績。
上がり3Fの1位の馬が[2-5-3-1/11]・複勝率:90.9%と好成績で、優れた決め手の差し馬が狙い目の印象。
その中でも次以降では、予想の軸となるラップ分析について詳細をご紹介します。
ラップ分析
上図は、直近5年のフェブラリーステークスの個別ラップをまとめたグラフです。
赤色のグラフが5年平均を示します。
個別ラップのグラフから見て取れるように、フェブラリーステークスはワンペースの持続力勝負のレースです。
また過去5年の勝ち時計の平均は1.34.9と速くなっており、ダート戦でもスタミナよりもスピードが求められるレースと言えます。
次に独自のラップ分析ツールである「ラップマトリックス」で求められるラップ適性を分析すると、脚質型は超底力型〜バランス型まで幅広い傾向を示しています。
今年のメンバー構成から展開を考察すると、おそらく逃げてペースを握るのはドンフランキーが想定されます。距離不安があるだけに果敢に飛ばしたペースは考えづらく、例年通りのペースが考えられます。
このような傾向から求められるラップ適性は、良馬場は「底力型〜持続力型×ラップスピード11.80〜12.00」、道悪馬場は「底力型〜持続力型×ラップスピード11.65〜11.79」を想定します。
【参考:ラップマトリックスとは】
縦軸にラップスピード、横軸に上がり3ハロンと上り3Fを除く道中の平均3Fのラップ変化をレースペース変化指数として取り、該当レースのラップ適性を散布図としてまとめたグラフです。
グラフの縦軸から短距離戦・長距離戦や高速ラップ・低速ラップへの適性が分かり、横軸からは前傾ラップ・後傾ラップや底力勝負・持続力勝負・瞬発力勝負への適性が分かります。
ここまでフェブラリーステークスの予想のポイントをご紹介しました。
次以降でご紹介する出走予定馬の評価については、この予想のポイントを軸に評価を行っていきます。
フェブラリーステークスの出走予定馬の評価
ここからはフェブラリーステークスの出走予定馬の評価を特集します。
評価については、良馬場・道悪馬場に分けてS、A、B、Cの4段階評価で行なっていきます。
ウィルソンテソーロ
上図はウィルソンテソーロの中央・南関東のダート直近8戦を対象としたラップマトリックスです。
プロットしたグラフには、レース名、人気と着順、コース、馬場状態と馬場指数を記載しています。
フェブラリーSで求められるラップ適性に対しては、良馬場、道悪馬場ともに適性が合致するレースはありません。
それでも、スピードが求められる東京ダート1600mで行われた1勝クラス・2勝クラスのパフォーマンスは高く、水準以上の適性が見込めると考えます。
ラップ適性の評価は、良馬場、道悪馬場ともに「A」評価です。
馬場適性も問いませんし、脚質にも自在性があります。
能力も上位評価でき、好走確率は高いと予想します。
ドゥラエレーデ
上図はドゥラエレーデの中央・南関東のダート直近3戦を対象としたラップマトリックスです。
フェブラリーSで求められるラップ適性に対しては、良馬場、道悪馬場ともに適性が合致するレースはありません。高速決着の持続力勝負のマイル戦に対するラップ適性は未知数です。
ラップ適性の評価は、良馬場、道悪馬場ともに「B」評価です。
馬場適性は問題なく先行脚質も一定の評価ができますが、ラップ適性を考慮すると押さえまでと予想します。
レッドルゼル
上図はレッドルゼルの中央・南関東のダート直近10戦を対象としたラップマトリックスです。
フェブラリーSで求められるラップ適性に対しては、良馬場は昨年のフェブラリーS2着、道悪馬場は根岸S1着などのレースの適性が合致します。
良馬場、道悪馬場ともにラップマトリックスの傾向は良く、高いラップ適性が見込めます。
ラップ適性の評価は、良馬場、道悪馬場ともに「A」評価です。
馬場適性はスピードが活きる高速馬場から中速馬場向きで、その点から道悪馬場の方が期待値が高い印象です。
このメンバーにおける能力も当然ながら上位評価できます。
ただし、追込脚質で極端な競馬になることと距離がやや長いことを考慮すると、2着の相手候補までと予想します。
キングズソード
上図はキングズソードの中央・南関東のダート直近10戦を対象としたラップマトリックスです。
フェブラリーSで求められるラップ適性に対しては、良馬場は阿蘇S1着の適性が合致し、道悪馬場は適性が合致するレースはありません。
左回りの1ターンとなる東京ダートマイル戦のコース適性は未知数ですが、阿蘇Sの結果から高速決着の持続力勝負のレースへの適性は見込めます。道悪馬場で時計が極端に速くならなければ、高い適性が見込めると考えます。
ラップ適性の評価は、良馬場は「S」評価、道悪馬場は「A」評価です。
馬場適性も問いませんし、好位・中段から鋭い脚で差せる脚質も評価できます。
前有利で展開が向かなかった前走の結果から人気を落とすであろう今回は馬券期待値からも魅力を感じます。
このような背景から良馬場における推奨馬には、キングズソードを推します。
イグナイター
上図はイグナイターの直近6戦を対象としたラップマトリックスです。
フェブラリーSで求められるラップ適性に対しては、良馬場、道悪馬場ともに適性が合致するレースはありません。
ただし、南部杯2着や前走のJBCスプリント1着の結果から高速決着のスプリント戦やマイル戦では水準以上のラップ適性が見込めます。
ラップ適性の評価は、良馬場、道悪馬場ともに「B」評価です。
馬場適性は問いませんし、先行できる脚質も一定の評価ができます。
あくまでも押さえまでの評価ですが、近年のフェブラリーSにおける地方馬の中では期待値はかなり高いです。
手薄な中央勢も加味すると、どこまで走れるかが楽しみな一頭です。
オメガギネス
最後は出走できればになりますが、オメガギネスを取り上げます。
上図はオメガギネスの直近5戦を対象としたラップマトリックスです。
フェブラリーSで求められるラップ適性に対しては、良馬場は適性が合致するレースはなく、道悪馬場はグリーンチャンネルC1着の適性が合致します。
グリーンチャンネルC1着で見せた高速決着の持続力勝負のマイル戦に対する適性は、今回のメンバーの中でも一級品と評価しています。
ラップ適性の評価は、良馬場は「A」、道悪馬場は「S」評価です。
馬場適性はスピードが活きる高速や中速の道悪馬場で良績です。
脚質面からの不安はありませんし、今回のメンバー構成であれば能力も上位で評価できます。
出走できれば、道悪馬場はもちろんのこと良馬場においても高いパフォーマンスが期待できる一頭です。
まとめ
この記事では、フェブラリーSの予想を特集しました。
特集した出走予定馬の評価をまとめると、良馬場の推奨馬はキングズソード、道悪馬場の推奨馬は出走できればになりますがオメガギネスとなります。
今回ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。