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競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では、注目の重賞競走「京王杯スプリングカップ」の最終予想についてご紹介します!
ラップ×血統の視点からしっかりと予想していきます。
馬券予想にぜひご参考下さい!
目次
京王杯スプリングカップ ラップ分析・好走血統
この記事の初めに、京王杯スプリングカップの予想のポイントとなるラップ分析と好走血統についてご紹介します。
こちらは、直近5年の京王杯スプリングカップの1ハロン毎のラップの推移をグラフ化したものです。
京王杯スプリングカップは、各年によってラップ傾向が異なることが特徴です。
直近2年こそワンペースな持続力型勝負のラップ傾向を示していますが、重馬場開催の2017年は道中のラップが緩んでいますし、2015年についてもどちらかといえば決め手勝負の一戦となっています。
脚質型とラップスピードの2軸で考えるラップ適性においても同様の傾向を示しており、直近5年で持続力型、バランス型、瞬発力型とバラつきが生じています。またラップスピードについても、同様にバラつきがあります。
このようなラップ適性の京王杯スプリングカップですが、直近2年のラップ適性が同じであること、今年のメンバー構成が前走スプリント戦の馬が多いこと、この2点を考慮して、求められるラップ適性は「持続力型×ラップスピード11.30~11.40」に設定したいと思います。
続いて京王杯スプリングカップの予想のポイントの2点目として、好走血統についてご紹介します。
こちらは、京王杯スプリングカップの直近3年の3着内に入った好走馬の3代までの血統をまとめた表です。
京王杯スプリングカップで注目したい好走血統は、直近2連勝中のサドラーズウェルズ、フェアリーキングの全兄弟の血統です。
このサドラーズウェルズ、フェアリーキングの全兄弟の血統は、昨年のタワーオブロンドン、一昨年のムーンクエイクと2年連続勝馬を送り出しています。また一昨年2着のキャンベルジュニアの父エンコスタデラーゴはフェアリーキングの後継種牡馬です。
この血統傾向から、サドラーズウェルズ、フェアリーキングの全兄弟の血統は勢いがあり、信頼が置ける好走血統です。
なお、その他の血統傾向については、直近2年で4頭の好走馬を送り出すダンジグの血統にも注目したいところです。
以上、ここまで京王杯スプリングカップの予想のポイントとして、ラップ分析と好走血統についてご紹介しました。
次以降でご紹介する最終予想については、ラップ分析を軸にして、好走血統など血統傾向も取り入れ、そして馬券の期待値もふまえながら予想印を打っていきます。
また今回は当日の天候が雨予報で、レース開催時は道悪馬場が想定されます。
その点も考慮して、予想していきたいと思います。
京王杯スプリングカップ2020 予想印
◎(本命)③ケイアイノーテック
本命は、③ケイアイノーテックです!
【評価のポイント】
ラップ適性:B、血統適性:B、馬券期待値:A
①高速ラップの持続力型のレースに強い。
②母型にダンジグを内包するディープインパクト産駒は、2018年3着のサトノアレスと同じ。
③想定単勝オッズ10倍台後半で馬券妙味が高い。
まず評価のポイントの1点目は、ラップ適性において「高速ラップの持続力型のレースに強い」こと。
ケイアイノーテックは、2018年のNHKマイルカップから約2年勝利から遠ざかっていますが、そのNHKマイルカップが高速ラップの持続力型のレースでした。この点から、ラップ適性が見込めます。
また前走のダービー卿チャレンジトロフィーでは、前有利な展開の中で、上り2位の末脚で4着と走っており、復調を感じさせます。2走前の東京新聞杯、3走前のチャレンジカップについても、着順こそ奮いませんでしたが、上り最速をマークしており、悪くありません。
評価のポイントの2点目となる血統適性については、「母型にダンジグを内包するディープインパクト産駒」という血統背景が評価できます。
母型にダンジグを内包するディープインパクト産駒という配合は、2018年のこのレースで3着と好走したサトノアレスと同じであり高評価です。
また母ケイアイガーベラはダートの短距離戦で活躍した馬ですし、パワーの源となるダマスカスの血統も内包しています。その点から、ある程度の道悪適性は見込めますし、中山芝1600mから東京芝1400mへの距離短縮ローテも歓迎でしょう。
最後に評価のポイントの3点目となる馬券期待値ですが、単勝オッズで10倍台後半はつくと想定しています。馬券的妙味は十分でしょう。
タワーオブロンドンやダノンスマッシュなど距離延長ローテで道悪適性が疑問視される上位陣の背景をふまえれば、このレースは穴馬から狙っていきたいところです。
「今の前残りの馬場状態で追込みが届くのか」という問題もありますが、適性が見込め、オッズ的に美味しいとなれば狙って面白い一頭と考えます!
〇(対抗)②グルーヴィッド
対抗には、②グルーヴィッドを推します!
【評価のポイント】
ラップ適性:B、血統適性:B、馬券期待値:B
①3歳時のファルコンステークスで示したラップ適性が評価できる。
②道悪巧者で馬場が悪化するほど好走が期待できる。
まず評価のポイントの1点目は、ラップ適性において「3歳時のファルコンステークスで示したラップ適性が評価できる」ことです。
このファルコンステークスは、ラップ適性で「持続力型×ラップスピード11.56」となったレース。
このレースで、グルーヴィッドは勝馬ハッピーアワーには屈するものの僅差の2着と好走しています。ラップ適性として、ラップスピードこそ足りませんが、大箱左回りの芝1400mの持続力型の一戦で、結果を残していることは評価ができます。
また評価のポイントの2点目は、道悪馬場で好走が期待できること。
前走の高松宮記念や重賞制覇を飾った中京記念のレース内容より、道悪巧者であることは明白です。その点も高評価です。
血統的にも父ロードカナロアは、東京芝1400mで複勝率35%超えの成績をあげていますから、悪くありません。
さらに、この背景で単勝オッズ1桁台後半のオッズ想定は、馬券的旨味もあります。
馬場が渋れば渋るほど好走が期待できる馬ですので、馬場状態が重以上に悪化するようであれば、かなり厚めに買いたい一頭と言えます!
▲(単穴)⑫ステルヴィオ
単穴には、⑫ステルヴィオを推奨します!
【評価のポイント】
ラップ適性:C、血統適性:A、馬券期待値:B
①好走血統のフェアリーキングの血統を内包。ロードカナロア産駒でも距離延長ローテに強い。
②道悪馬場への適性を既に示している。
ラップ適性としてはバランス型に強い馬で、持続力型のレースもこなせないわけではありませんが、今回求められるラップ適性とは、少しずれた印象を受けるステルヴィオ。
ただ、血統背景については高く評価ができます。
ステルヴィオの母父は、好走血統のフェアリーキングの後継種牡馬であるファルヴラブ。このフェアリーキングや全兄弟にあたるサドラーズウェルズの血統は、昨年のタワーオブロンドン、一昨年のムーンクエイクと、2年連続でこのレースの勝馬を送り出している勢いのある血統です。
また対抗のグルーヴィッドの際にもご紹介しましたが、父は東京芝1400mで良績のロードカナロア。
この血統背景は、高評価です。
またステルヴィオは、ロードカナロア産駒ながら距離延長ローテに強い馬であることも魅力です。
ステルヴィオはここまで距離延長ローテについては6戦して2勝、3着1回と好成績。馬券圏外となった3戦についても、距離適性外となる2000m超えのレースです。
今回は前走高松宮記念から200mの距離延長ローテになりますので、パフォーマンスの向上が期待できます。
さらに、2歳時には札幌の洋芝の重馬場を勝ちきるなど道悪適性を示していることも魅力です。
近走のレース内容についても、そこまで悲観する内容ではありませんから、ここは好勝負が期待できそうです!
△(連下)⑩タワーオブロンドン、⑬ダノンスマッシュ
最後に連下には、⑩タワーオブロンドン、⑬ダノンスマッシュを抑えます!
メンバー中上位の実績を誇る両馬。
前走の高松宮記念は、馬場が合わず両馬ともに凡走しており、今回は巻き返しを期待したいところです。
特にタワーオブロンドンは昨年の覇者ということでラップ適性・血統適性ともに非常に高いものがあり、あっさり勝ちきる可能性も十分と考えています。
ただ、距離短縮ローテに強くスプリント戦線で活躍してきた馬の大敗後の距離延長ローテという点は、個人的に評価しづらいローテーションです。
それに単勝オッズで2倍台、3倍台が想定されますので馬券的妙味が少ない点も評価を下げた理由です。
そのため、ここはケイアイノーテックなど馬券妙味のある馬を上位に取り、タワーオブロンドン、ダノンスマッシュの有力馬2頭については連下までの評価としました!
以上、この記事では「京王杯スプリングカップ」の最終予想について特集しました!
ご紹介した内容が、馬券を予想する上でご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。