この記事では、マイルチャンピオンシップ(2021年)の最終予想を特集します。
ご紹介する内容は、マイルチャンピオンシップのラップ分析から考える本命馬、推奨穴馬などについてです。
なお、この最終予想はレース前日の土曜日が丸1日仕事のため、金曜日の夜に公開しています。
その点はご留意ください。
それではマイルチャンピオンシップの最終予想をご紹介していきます。
マイルチャンピオンシップ2021 本命馬
まず初めにマイルチャンピオンシップの本命馬をご紹介します。
マイルチャンピオンシップの本命馬ですが、「グランアレグリア」を推奨します。
上図はグランアレグリアのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからグランアレグリアは、マイルの超高速決着〜高速決着のレースに非常に強いことがわかります。今年のマイルチャンピオンシップで想定するラップ適性に対しては、3歳時のNHKマイルC5着の結果がありますが、これは本格化する前の結果ですから度外視でよいでしょう。
今のやや時計のかかる馬場よりは、この馬のスピードが活きる超高速馬場や高速馬場が向くことは間違いありません。それでも昨年の高松宮記念でやや時計のかかる中速馬場においても、鋭い末脚を使えることを示しています。
そのため、想定する馬場傾向の中速馬場においても高いパフォーマンスを発揮してくるでしょう。
ラップ適性や馬場傾向は決してベストと言える条件下ではありませんが、マイルにおける能力は現役馬の中で絶対的なものがあると評価しています。
枠順も好枠に入りましたので、引退レースを飾るこの馬らしい豪脚による勝利を期待したいと思います。
マイルチャンピオンシップ2021 対抗馬・推奨穴馬
ここからはマイルチャンピオンシップの対抗馬や推奨穴馬などをご紹介していきます。
まず対抗馬ですが、「インディチャンプ」を推奨します。
週初めに予想した際の想定勝ち時計「1分31秒台後半〜1分32秒台前半」の高速決着想定ではさほど評価が高くなかったインディチャンプですが、やや時計のかかる馬場で想定勝ち時計「1分32秒台中盤〜1分33秒台中盤」になってくると一気にラップ適性は高まります。
その適性を示すかのように求められるラップ適性に対しては2戦2勝。
次走の香港を見据えた調整過程は気になりますが、ラップ適性からは好勝負を期待したい一頭です。
続いて単穴には「シュネルマイスター」を取り上げます。
前々走の安田記念、前走の毎日王冠で示した競走馬としてのハイレベルな能力に加えて高いラップ適性も見込める同馬。
末脚の総合能力はグランアレグリアに匹敵するものがありますので、ここも好走してくるでしょう。
次に連下には「サリオス」を取り上げます。
直近のレース結果は奮いませんが敗因はあり、その結果から評価を下げる必要はないでしょう。
高速決着よりは標準時計決着の方が良い馬でしょうし、馬場傾向が中速馬場であることもプラス材料と考えます。
立ち回り一つで上位評価3頭との逆転も見込みたい一頭です。
最後に推奨穴馬として「カテドラル」を取り上げます。
直近10戦のラップ適性からは前傾ラップでタフな超底力型や底力型のレースで好走を見せている同馬。
ただ東京新聞杯や中京記念、また3歳時のアーリントンカップなど瞬発力勝負がダメなわけではありません。
前走の京成杯AHは、直線で進路確保に時間がかかりながらもしっかりと差し切って快勝。
課題だった気性面の改善が見られて以降は、安定した走りを見せています。
安田記念のような超高速決着が想定されない今回は、G1クラスでも好走を期待しても良い一頭と評価しています。
一定のオッズは見込めるでしょうから、高配当を生み出す激走に期待したいと思います。