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【中山記念2022 予想】ダノンザキッド・カラテなど有力馬をラップ分析!

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こんにちは!

この記事では、中山記念のラップ分析と有力馬の評価、そしてラップ分析から選ぶ注目馬について特集します。

馬券予想にぜひご参考ください。

中山記念2022 ラップ分析

まず初めに中山記念のラップ分析についてご紹介します。

上図は、過去5年の中山記念の個別ラップの傾向をまとめたグラフです。

中山記念のラップの特徴は、11秒台中盤〜後半のワンペースな持続力勝負であることです。
上がり3ハロンよりも前半・中盤のラップの方が速く、速い末脚は求められません。

また過去5年の3着内馬15頭中13頭が4角4番手以内です。
上がり3ハロンの速さと成績は相関しません。

「先行して粘って抑え込む」タイプの馬が好走馬と言えるレースです。

ここからは、独自のラップ分析ツール「ラップマトリックス」に落とし込み分析を進めていきます。

下図は、直近5年の中山記念のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。

中山記念のラップ適性を分析すると、脚質型は底力型もしくは持続力型が基本となっています。
ラップスピードについてはバラつきがありますが、底力型や持続力型の脚質であれば、ラップスピード11.65〜11.85を基本と考えます。

このような背景をふまえて考える、今年の中山記念で求められるラップ適性ですが、良馬場想定で「底力型〜持続力型×ラップスピード11.65〜11.85」に設定します。

中山記念2022 有力馬 ラップ適性

ダノンザキッド

ここからは中山記念の有力馬のラップ適性についてご紹介します。
まず初めに、「ダノンザキッド」を取り上げます。

こちらはダノンザキッドのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
プロットしたグラフには、直近10戦のレース名と馬場状態、着順、上がり3ハロンを記載しています。その上で青いゾーンは得意とするラップ適性、赤いゾーンはレースで求められるラップ適性となっています。

ダノンザキッドのラップ適性を分析すると、「持続力型〜瞬発力型×ラップスピード11.55〜12.30」のレースで良績をあげています。
中山記念に対するラップ適性については適性が合致するレースはありませんが、富士ステークス4着のレースが近接しています。

マイルチャンピオンシップ3着の成績から今回のメンバーからは力は抜けており、2歳時のホープフルSから中距離戦の持続力型で先行して粘って抑え込む競馬を見せています。
そのため、中山記念に対しても高いラップ適性が見込めるでしょう。

S、A+、A、B+、B、C+、C、Dで評価するラップ適性の評価は、「A」とします。

15着に敗れた皐月賞以外は安定したパフォーマンスを発揮していますし、ハイレベル世代の2歳王者。
積極策の川田騎手も心強く、ここも勝ち負けが固い一頭と予想します。

カラテ

2頭目には、「カラテ」を取り上げます。

こちらはカラテのラップマトリックスです。
カラテのラップ適性を分析すると、「底力型〜バランス型×ラップスピード11.55〜11.95」のレースを得意にしています。

中山記念に対するラップ適性については、ニューイヤーS1着、神奈川新聞杯7着のレースが合致します。
ワンペースな持続力型に強く、中山巧者であることをふまえると、水準以上のラップ適性を見込みたいところ。

ラップ適性の評価は、「B+」とします。

個人的に好んで買う馬で、能力的な評価は高い一頭です。
ただ、近走は意識的にタメる競馬をしている点から脚質面でやや疑問。また良績のない1800mでどうでしょうか。

今回は本命視せず、抑えまでの馬と予想します。

パンサラッサ

3頭目には、「パンサラッサ」を取り上げます。

こちらはパンサラッサのラップマトリックスです。
パンサラッサのラップ適性を分析すると、「超底力型〜持続力型×ラップスピード11.90〜12.05」のレースを得意にしています。

中山記念に対するラップ適性については、昨年の中山記念7着のレースが合致します。
直近はパフォーマンスを大きく高めている一頭ですが、ラップ適性からはもう少しラップスピードが低速化して欲しいところ。

ラップ適性の評価は、「B」とします。

同脚質のトーラスジェミニがおり、近走の成績からマークが厳しくなるであろう一戦です。
その点をふまえると、評価しても3着候補までの一頭と予想します。

ウインイクシード

この記事の最後にラップ分析から考える注目馬として、「ウインイクシード」を取り上げます。

こちらはウインイクシードのラップマトリックスです。
ウインイクシードのラップ適性を分析すると、「持続力型〜瞬発力型×ラップスピード11.65〜12.10」のレースを得意にしています。

中山記念に対するラップ適性については、昨年の中山記念3着のレースが合致します。
年齢によるパフォーマンスの衰えは気になりますが、中山記念の好走馬にあたる「先行して粘って抑え込む」タイプの典型馬です。ラップ適性は高く評価したいところ。

ラップ適性の評価は、「B+」とします。

使って良くなる叩き良化型の馬で、このレースを目標に仕上げられている点をふまえれば近走のやや物足りない内容を払拭する走りが期待できます。
オッズもある程度見込める点をふまえると、穴馬として積極的に狙いたいと予想します。

中山記念2022 まとめ

ここまで中山記念のラップ分析と有力馬の評価、そしてラップ分析から選ぶ注目馬についてご紹介しました。

有力馬の中でご紹介できなかったアドマイヤハダルについても補足しておくと、底力型の中速ラップの皐月賞4着の成績があるとはいえ、ここまでは瞬発力型のレースで好走実績のため、ラップ適性は「B+」評価に留めます。

なお最終予想となる厳選1頭「本命馬」については、レース前日の土曜日に別の動画でご紹介をさせていただきます。

今回ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。
最後までご視聴いただき、ありがとうございました。

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  • この記事を書いた人

カズ

過去のレースと各馬の好走レースのラップ傾向を分析して競馬予想を行っています。独自ツールの「ラップマトリックス」でラップ適性を分析。YouTube「KAZUの競馬予想TV」も運営しています。