こんにちは！KAZUです。
この記事では、「オークス」の準有力馬のラップ適性の評価について特集します。
なお上位人気馬3頭、サークルオブライフ、スターズオンアース、アートハウスのラップ適性の評価については過去の記事で取り上げています。
まだチェックされていないという方は、下記の記事もぜひご参考ください。
【オークス2022 予想】サークルオブライフを上回る！A評価の推奨馬！
目次
オークスの予想のポイント
初めにオークスのラップにおける予想のポイントを簡単にご紹介します。
オークスのラップ分析
下図は、直近5年のオークスの個別ラップの傾向をまとめたグラフです。
オークスのラップの特徴は、良馬場開催であれば上がり3Fの瞬発力勝負であることです。良馬場開催となった直近5年の平均を取った赤色のグラフを見ると上がり3Fを起点にラップが高速化しており、上がり3Fのラップは34.7と高速上がりとなっています。
次に独自のラップ分析ツール「ラップマトリックス」を用いて求められるラップ適性を分析すると、良馬場であれば脚質型はバランス型もしくは瞬発力型、ラップスピードは11.90〜12.05が基本となっています。
一方、道悪馬場については実績がなく、過去10年遡っても道悪馬場開催での開催実績がありません。
このような背景から今年のオークスで求められるラップ適性ですが、良馬場で「バランス型〜瞬発力型×ラップスピード11.90〜12.05」、道悪馬場で「持続力型・バランス型×ラップスピード12.05〜12.20」に設定します。
道悪馬場についてはオークスでの実績がないことから、2019年のスワーヴリチャードが勝ったジャパンCやリオンリオンが勝った青葉賞を参考にラップ適性を設定しています。
オークスの準有力馬の評価
ここからはオークスの準有力馬4頭、ウォーターナビレラ、ナミュール、エリカヴィータ、プレサージュリフトのラップ適性の評価についてご紹介します。
なお評価については、S、A+、A、B+、B、C+、C、Dで行なっていきます。
ウォーターナビレラ
まず初めに、「ウォーターナビレラ」を取り上げます。
こちらは、ウォーターナビレラのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
プロットしたグラフには、直近のレース名と馬場状態、馬場傾向、レース全体の上がり3ハロン、人気と着順を記載しています。その上で緑の枠は実績をあげているラップ適性、赤いゾーン・青いゾーンは求められるラップ適性となっています。
ラップマトリックスから考えるウォーターナビレラのラップ適性ですが、「持続力型〜超瞬発力型×ラップスピード11.60〜12.20」のレースで実績を残しています。
脚質型・ラップスピードを問わず安定した力を発揮しており、オールラウンダーに近いラップ適性を示しています。
オークスに対するラップ適性は、良馬場ではサフラン賞の6番人気1着の適性がやや近接、道悪馬場では適性が合致もしくは近接するレースはありません。
ラップ適性の評価は、良馬場で「B+」、道悪馬場は経験がないことから未知数「B」とします。
能力的には世代上位クラスの馬といえ、オークスでも通用する力を持ちます。
距離適性はマイル前後と考えており、今回の距離延長は気になりますが、高速馬場の良馬場でスピードでスタミナをカバーできるような馬場であれば、3着候補で抑えておきたい一頭です。
ナミュール
2頭目には、「ナミュール」を取り上げます。
こちらは、ナミュールのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスから考えるナミュールのラップ適性ですが、「持続力型〜バランス型×ラップスピード11.65〜11.80」のレースで実績を残しています。
オークスに対するラップ適性は、良馬場、道悪馬場ともに適性が合致もしくは近接するレースはありません。
ラップ適性の評価は良馬場で「B」、道悪馬場は未知数「B」とします。
前走の桜花賞は馬体重減など状態面が整わなかったとはいえ、それでも負け過ぎの10着。今回浮上するには、馬体重の回復や状態面が整うことが必須と考えます。
またウォーターナビレラ同様に距離適性はマイル前後と考えており、距離延長が気になります。
高いパフォーマンスを見せている左回りコースに戻って怖い馬ですが、ラップ適性と前走の走りからは、ここは買いづらい一頭の評価です。
エリカヴィータ
3頭目には「エリカヴィータ」を取り上げます。
こちらは、エリカヴィータのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスから考えるエリカヴィータのラップ適性ですが、「バランス型〜瞬発力型×ラップスピード11.90〜12.10」のレースで実績を残しています。
オークスに対するラップ適性は、良馬場ではフローラSの5番人気1着、新馬戦の1番人気1着の適性が合致、道悪馬場ではフローラSの5番人気1着の適性が近接します。
ラップ適性の評価は、良馬場で「A」、道悪馬場は未知数「B」とします。
サークルオブライフやスターズオンアース、ウォーターナビレラといった世代最上位クラスの馬との能力比較は未知数ながらラップ適性はメンバー中でもトップクラスの適性が見込めます。
東京芝2000ｍで行われた前走のフローラSのパフォーマンスから、コースや距離に不安がないことは魅力。良馬場であれば期待値は高く、今回取り上げる馬の中での推奨馬はこの馬と考えています。
プレサージュリフト
4頭目には「プレサージュリフト」を取り上げます。
こちらは、プレサージュリフトのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスから考えるプレサージュギフトのラップ適性ですが、「バランス型〜瞬発力型×ラップスピード11.75〜12.10」のレースで実績を残しています。
オークスに対するラップ適性は、良馬場では新馬戦の2番人気1着、クイーンCの2番人気1着の適性が近接し、道悪馬場では適性が合致もしくは近接するレースはありません。
ラップ適性の評価は良馬場で「B+」、道悪馬場は未知数「B」とします。
クイーンCでは桜花賞馬スターズオンアースを破っており、能力面ではG1でも引けを取らないものを持っています。
ただデビュー以来続くゲートの悪さは課題で、オークスで後方一気の競馬は近年ではデアリングタクトぐらいしか馬券に絡めておらず、追込脚質では厳しい印象です。
前走からの変わり身が期待できるとは思いますが、3着候補の抑えまでと考えます。
オークスのまとめ
この記事では、オークスの準有力馬のラップ適性の評価についてご紹介しました。
今回ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。
最後までご視聴いただき、ありがとうございました。
