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競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では「ペールエール」の血統について特集します。
ご参考いただけるよう丁寧に解説していきますので、ぜひ最後までお読み下さい!
ペールエールの血統診断!
【血統背景】
父:ダイワメジャー
皐月賞(G1)1着、マイルCS(G1)1着など
母:アピールⅡ
海外7戦3勝
母父:セルカーク
クイーンエリザベス二世S(G1)1着など
【牝系】
母:アピールⅡ
ペールエール 新潟2歳S(G3)2着
父はダイワメジャー、母はアピールⅡ、母父がセルカークという血統です。
父ダイワメジャーは現役時代28戦9勝。皐月賞、天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップ、安田記念などG1を5勝しました。仕上がりが早いながらもマイルから中距離路線で息の長い活躍を見せました。種牡馬としても優秀でアドマイヤマーズやメジャーエンブレム、レーヌミノルなど複数のG1馬を送り出しています。産駒の特徴はスピードの持続力と先行力。そして父サンデーサイレンスだけでなく、母父ノーザンテーストの影響も色濃いため、芝の道悪馬場やダートもこなす特徴があります。
母アピールⅡはアイルランド生産馬で現役時代7戦3勝。アイルランドやイギリスを中心に競走馬として活躍しました。1番仔のタングルウッド 、2番仔のマロリンともに勝ちあがっており、3番仔のペールエールは重賞で好走しています。繁殖牝馬として及第点の活躍をみせています。
母父セルカークはシャーペンアップの後継種牡馬。現役時代はイギリスのアスコット競馬場で行われるG1・クイーン・エリザベス2世ステークスなどを制覇しました。 種牡馬としても優秀で2002年のイギリス・サイアーラインランキングで1位に輝きました。産駒は欧州のマイルから中距離路線で活躍して、大物こそ送り出せなかったのものの産駒の92頭がステークスウイナーになっています。
ペールエールの血統を考える際に配合の肝となっているのが、父ダイワメジャーと母の母父リナミックスの組み合わせです。
リナミックスは1990年代の欧州の種牡馬で、競走馬としては仏2000ギニーを勝利する活躍をみせました。また種牡馬として2度のフランス・リーディングサイヤーに輝くなど活躍した馬です。1998年の凱旋門賞を勝ったサガミックスが代表産駒です。
母系にこのリナミックスを持つダイワメジャー産駒はペールエールを含み5頭しかいませんが、うち3頭ペールエール、アドマイヤマーズ、プレストウィックは重賞でも馬券に絡む活躍をみせています。アドマイヤマーズはGⅠ3勝馬ですし、プレストウィックもOP競走を勝つ活躍馬です。
配合馬が少ないながらニックス配合に近いといえるでしょう。
アドマイヤマーズと配合が似ている点を考慮するなら、ペールエールはダイワメジャー産駒らしい先行力とスピードの持続力を活かした競馬を得意とします。距離もマイルがベストです。瞬発力勝負になると分が悪いですが、タフな競馬になり、スピードの持続力が問われる舞台になれば存分に力を発揮してくれるでしょう。
ダイワメジャー産駒らしく仕上がりも早いため2歳、3歳戦から能力をフルに発揮してきます。2歳、3歳戦のマイル戦ではしっかりと評価したい馬です!
以上、この記事ではペールエールの血統についてご紹介しました。
ご紹介した内容が、ご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。