こんにちは!KAZUです。
この記事では、「天皇賞・春」の予想第2弾としてアイアンバローズ、マカオンドール、シルヴァーソニックなど注目馬の評価について特集します。
馬券予想にぜひご参考ください。
天皇賞・春の予想のポイント
初めに天皇賞・春の予想のポイントについて簡単にご紹介します。
まずは、ラップの視点から天皇賞春の予想をする上で重要なポイントは、2020年まで開催されていた京都開催と2021年以降に開催されている阪神開催で求められる適性が大きく異なることです。
直近5年の天皇賞・春の個別ラップの傾向を分析すると、点線グラフの京都開催は道中のラップが緩んでの上がり3F勝負になっています。一方で昨年の阪神開催の濃い赤線グラフは道中のラップが締まり、直線では底力勝負になっています。
独自のラップ分析ツール「ラップマトリックス」に落とし込み分析を進めた場合でも、京都開催の天皇賞・春のラップ適性の脚質型はバランス型や瞬発力型が中心になっている一方、阪神開催の昨年の天皇賞・春は脚質型が底力型とタフになっています。
このような背景から天皇賞・春で求められるラップ適性ですが、良馬場の場合は「底力型〜持続力型×ラップスピード12.15〜12.35」、道悪馬場の場合は「底力型〜持続力型×ラップスピード12.35〜12.50」に設定します。
その他、ポジションデータとして昨年は4コーナーで2〜4番手に位置取れた馬が上位を独占しました。
阪神開催の天皇賞・春は長距離戦らしいスタミナと底力でポジションを上げていける馬を狙うべきレースと言えます。
天皇賞・春の注目馬の評価
ここからは天皇賞・春の有力馬3頭、アイアンバローズ、マカオンドール、シルヴァーソニックの評価についてご紹介します。なお評価については、S、A+、A、B+、B、C+、C、Dに分けて行なっていきます。
アイアンバローズ
まず初めに、「アイアンバローズ」を取り上げます。
こちらは、アイアンバローズの直近10戦のラップマトリックスです。
ラップマトリックスから考えるアイアンバローズのラップ適性ですが、「バランス型〜瞬発力型の中速ラップ〜超低速ラップ」のレースを得意にしています。天皇賞・春で求められるラップ適性に対しては、良馬場・道悪馬場ともに適性が合致するレースはありません。
上がり3Fにおいては34秒台前半〜35秒台中盤で好走実績があり、36秒台中盤となった京都大賞典では12着と大敗しています。得意とするラップ適性の傾向と上がり3Fの好走傾向をふまえると天皇賞・春で求められるラップ適性に対してはやや懐疑的と言えます。
ポジションとしては長距離戦では先行できる馬ですから、その先行力は評価すべきでしょう。
馬場適性は超高速馬場・高速馬場に強く、中速馬場よりも時計がかかる馬場は割引が必要です。良馬場開催でこその馬でしょう。
総合評価は「B」とします。
例年のステイヤー気質が求められる天皇賞・春では厳しい印象で、評価しても良馬場でタイトルホルダーが道中のペースを落とすことができバランス型や瞬発力型に持っていけた際の3着候補の馬と考えます。
マカオンドール
2頭目には、「マカオンドール」を取り上げます。
こちらは、マカオンドールの直近10戦のラップマトリックスです。
ラップマトリックスから考えるマカオンドールのラップ適性ですが、「持続力型〜超瞬発力型の中速ラップ〜超低速ラップ」のレースを得意にしています。上がり3Fは34秒中盤から37秒台前半まで好走実績があり、中速ラップの中長距離戦では上がりの速さは問いません。
天皇賞・春で求められるラップ適性に対しては、良馬場では阿賀野川特別6着、大寒桜賞1着のレースの適性が合致し、万葉ステークスのレースの適性が近接しています。道悪馬場においては、大寒桜賞1着のレースの適性が近接します。
ラップ適性としては高いものが見込めるでしょう。
ポジションとしては、重賞競走の直近2戦の4コーナーの位置取りは10番手、8番手となっており、今回のメンバーにおいては先行力・追走力は課題と言えるでしょう。
馬場適性については高速馬場、中速馬場、低速馬場で良績をあげており、特に低速馬場は2戦2勝。欧州志向の強い牝系に父ゴールドシップという血統背景からは道悪馬場で良い馬でしょう。
総合評価は「A」と高評価をつけます
スタミナ豊富な馬ですから、スタミナ勝負は持ってこいでしょう。道悪馬場であればさらに評価は上がり、期待値は高まります。
道悪馬場で狙うとすれば、ディープボンドとこの馬でしょう。推奨穴馬として期待したい一頭です。
シルヴァーソニック
3頭目には「シルヴァーソニック」を取り上げます。
こちらは、シルヴァーソニックの直近10戦のラップマトリックスです。
ラップマトリックスから考えるシルヴァーソニックのラップ適性ですが、「バランス型〜瞬発力型の中速ラップ〜超低速ラップ」のレースを得意にしています。上がり3Fは34秒前半から36秒台前半まで好走実績があり、良馬場開催の天皇賞・春であれば対応可能でしょう。
天皇賞・春で求められるラップ適性に対しては、良馬場については松籟ステークス3着の適性が合致し、万葉ステークス3着の適性が近接します。一方、道悪馬場では適性が合致・近接するレースはありません。
ポジションとしては、先行力はある馬ですから、好走イメージとは合致します。
馬場適性は成績から明らかに超高速馬場・高速馬場向きで、中速馬場よりも時計がかかる馬場は割引が必要と考えます。
ここまで超高速馬場や高速馬場のバランス型や瞬発力型のレースで結果を残しているだけに、底力型や持続力型でスタミナが強く求められるであろう今回についての適性は及第点止まりといったところです。
総合評価は「B」とします。
鞍上が川田騎手ですから、その手腕かつ馬場状態が良馬場であれば良くて3着候補までは考えられるといった評価です。
天皇賞・春のまとめ
この記事では、天皇賞・春の予想第2弾についてご紹介しました。
今回ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。
最後までご視聴いただき、ありがとうございました。