【保存版】栃木県出身の偉人/歴史上の人物を一覧で総まとめ!

栃木県出身 偉人一覧

歴史や文化、芸術、スポーツの分野で日本に足跡を残した人物の中には、栃木県で生まれ育った偉人たちが数多くいます。しかし、「出身」と「ゆかり」が混同されがちで、栃木県内で実際に出生した人物を正確に把握するのは意外と難しいものです。

この記事では、「出生地が栃木県内であること」を明確な条件とし、古代から現代までの各時代・各分野からバランスよく厳選しました。

このページでわかること

  • 栃木県“出身”の偉人10名を、時代・分野ごとにコンパクトに把握できる
  • 各人物の出生地(現行市町村名)、主要功績、関連施設を確認できる
  • 郷土学習や観光ガイドにそのまま使える人物プロフィールの参考資料になる
  • 文化・芸術・スポーツの各分野で活躍した多彩な人物像を知ることができる
目次

栃木県出身の偉人/歴史上の人物一覧

栃木県出身の偉人、歴史上の人物を一覧でまとめました。偉人の定義は様々ですが、私が思う特筆すべき人物を選定しました。

那須与一|平安末期の武士・源平合戦の扇の的を射抜く武勇伝

那珂川町出身とされる那須与一は、屋島の戦いで扇の的を一矢で射抜いた逸話で知られています。

武士の勇気や美学を象徴する存在として、中世の武士道精神の象徴とされ、多くの物語や芸術作品に登場しています。

田中正造|明治の政治家・公害問題提起者「足尾銅山鉱毒事件」で国政に訴えた先駆者

佐野市出身の田中正造は、足尾銅山による鉱毒被害を国会で追及し、議員辞職後には天皇への直訴を試みるなど、日本初の公害問題に真正面から取り組んだ人物です。

社会正義のために生涯を捧げた姿勢は、今なお評価されています。

山本有三|近現代の小説家・『路傍の石』『女の一生』で人間ドラマを描いた

栃木市出身の山本有三は、大正から昭和にかけて活躍した小説家です。

『路傍の石』『女の一生』など、人間の尊厳や社会との関わりを描いた作品で広く知られ、文化勲章も受章しています。

小堀鞆音|日本画家・明治〜大正期の歴史画表現と後進育成

壬生町出身の小堀鞆音は、明治〜大正期に活躍した日本画家で、歴史画を通じて重厚な主題に挑みました。

作品だけでなく、多くの後進を育てた功績もあり、日本画の発展に大きく貢献しました。

小杉放菴|近現代画家・和洋折衷の画風で幅広な表現を展開

日光市出身の小杉放菴は、洋画と日本画の両方を手がけた画家で、和歌や書も得意としました。

分野を超えた表現で独自の世界観を確立し、日光の美術館などでその業績が顕彰されています。

船村徹|昭和〜平成の作曲家・歌謡界のヒットメーカー

塩谷町出身の船村徹は、『王将』『矢切の渡し』など、日本歌謡界を代表する多くのヒット曲を作曲しました。

昭和から平成にかけて、演歌の発展を支えた名作曲家として知られています。

渡辺貞夫|現代のジャズサックス奏者・国際舞台で活躍した音楽家

宇都宮市出身の渡辺貞夫は、アフロ・キューバンジャズをはじめとする世界的なジャズシーンで活躍したサックス奏者です。

日本のジャズ文化を海外に広める大きな役割を果たしました。

相田みつを|現代の詩人・書家『にんげんだもの』で親しまれる言葉文化を創造

足利市出身の相田みつをは、温かな詩と独特の書で人々の心に響く作品を多く残しました。

「にんげんだもの」をはじめとする言葉は、世代を超えて支持され続けています。

栃木山守也|大正期の相撲力士・第27代横綱として相撲界をリード

栃木市出身の栃木山守也は、大正時代に活躍した第27代横綱です。

力強く品格ある取り口で相撲界の人気を牽引し、引退後は指導者としても功績を残しました。

萩野公介|現代の競泳選手・リオ五輪金メダリスト、個人メドレーで世界を制す

小山市出身の萩野公介は、2016年リオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得した競泳選手です。

個人メドレーを中心に、世界トップレベルの実力を持つ選手として知られています。

栃木県出身の偉人/歴史上の人物まとめ

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時代氏名功績
中世(平安末期)那須与一源平合戦・屋島の戦いで扇の的を射抜いた逸話で知られ、中世武士の象徴
近代(明治)田中正造足尾銅山鉱毒事件を告発し、公害問題を日本で初めて社会的に提起した政治家
近代(大正〜昭和)山本有三『路傍の石』などで人間の尊厳を描き、文化勲章を受章した小説家
近代(明治〜大正)小堀鞆音日本画の歴史画を確立し、多くの後進を育てた美術教育者
近代〜現代小杉放菴洋画と日本画を融合し、詩や書も手がけた多才な美術家
昭和〜平成船村徹『王将』『矢切の渡し』など、数々の名曲を作曲した昭和歌謡の名匠
現代渡辺貞夫国際的に活躍するジャズサックス奏者として、日本のジャズ文化を牽引
現代相田みつを『にんげんだもの』など、平明な詩と書で広く親しまれた詩人・書家
近代(大正)栃木山守也第27代横綱として相撲界をリードし、引退後は後進の育成に尽力
現代萩野公介リオ五輪で金メダルを獲得し、個人メドレーで世界一となった競泳選手
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この記事を書いた人

株式会社与吉のアバター 株式会社与吉 代表取締役

株式会社与吉の代表取締役CEO。歴史が大好き。自分自身の蓄えた知識を保存する場所として本メディアを開設。マーケティング支援を日々行っているが、判断基準としてすべて"尊敬する歴史上の人物ならどうするか"を考えてしまう癖がある。

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