【保存版】富山県出身の偉人/歴史上の人物を一覧で総まとめ！

富山県は、立山・黒部の自然と高岡・黒部の産業文化を背景に、漫画や演芸、スポーツ、科学技術、実業、政治の分野で全国・世界に羽ばたく人材を輩出してきました。

そこで本記事では、戦国武将ではなく現代性を含む多分野から厳選し、わかりやすくまとめました。

富山県出身の偉人/歴史上の人物一覧

富山県にゆかりのある人物を、漫画/文学、演芸、スポーツ、科学技術、実業、政治から横断して紹介します。

藤子・F・不二雄（漫画家）

未来への好奇心とやさしさを物語に編み込み、子どもから大人までを魅了する世界を築いた創作者です。

ドラえもんをはじめ、時間や道具をめぐる発明的なアイデアで、国境を越えて読まれ続けています。富山との関係は高岡市生まれで、高岡市美術館内の藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーに原画や資料が集約され、創作の歩みをたどれます。

藤子不二雄A（漫画家）

社会の光と影をユーモアとスリルで描き、幅広い読者に強い印象を残した物語作りで知られます。『忍者ハットリくん』『怪物くん』『笑ゥせぇるすまん』など、時代ごとの空気を作品に封じ込めました。

富山との関係は氷見市出身で、まんがワールドや潮風ギャラリーに関連展示があり、街歩きと一緒に作品世界を体感できます。

立川志の輔（落語家）

古典と新作の橋渡しを得意とし、日常の機微を鮮やかに立ち上げる語りで全国に聴衆を広げた落語家です。

舞台やテレビ、地域寄席の活動を通じ、多様な世代に落語の面白さを届けてきました。富山との関係は旧新湊市（現・射水市）の出身で、年始の公演など地元での上演が重ねられ、地域文化の担い手として親しまれています。

室井滋（俳優・エッセイスト）

映像と文章の双方で生活感のある人物像を立ち上げ、幅広い表現領域を切り開いた表現者です。

映画・ドラマ出演に加え、エッセイや絵本の仕事でも独自の語り口を確立しました。富山との関係は滑川市の出身で、地元ゆかりの催しや企画での発信も行われ、ふるさととの絆が語られてきました。

田中耕一（ノーベル化学賞・エンジニア）

生体高分子をやさしく計測する質量分析の技術革新で、生命科学の解析手段を一段進めた研究者です。

マトリックス支援レーザー脱離イオン化（MALDI）の実用化に関わり、2002年にノーベル化学賞を受賞しました。富山との関係は富山市の出身で、理科好きの原点や学生時代の体験が後年の研究姿勢へつながったと語られています。

吉田忠雄（実業家・YKK創業者）

ファスナーとアルミ建材を核に、品質と改良を積み重ねる経営哲学で世界市場を切り開いた経営者です。

製造から販売までの仕組みづくりを徹底し、ものづくりの現場に学び続ける姿勢で企業群を育てました。富山との関係は魚津市生まれで、黒部市に拠点が置かれ、YKKセンターパークや歴史館で産業史と地域の歩みを学べます。

八村塁（バスケットボール）

身体能力と判断力を備え、世界最高峰の舞台へ道を切り開いたプレーヤーです。

国内外のリーグで着実に結果を積み重ね、国際大会でも主軸として活躍してきました。富山との関係は富山市の出身で、県内のミニバスや学校で培った基盤が飛躍の土台となりました。

馬場雄大（バスケットボール）

躍動感あるドライブと守備範囲の広さで、国際基準のフィジカルに挑み続けるウイングです。

大学からプロへ進み、海外リーグや代表で経験を重ねながら成長を遂げています。富山との関係は富山市の出身で、学生期からの鍛錬が現在のプレースタイルにつながっています。

朝乃山（大相撲力士）

押しと寄りの正攻法で頂点へ近づき、土俵の品格を重んじる取り口で人気を集める力士です。

幕内最高優勝を果たし、上位陣との攻防で存在感を確立しました。富山との関係は富山市の出身で、凱旋行事や後進育成を通じて郷里とのつながりが深められています。

綿貫民輔（政治家）

長期にわたり国政の実務を担い、議会運営と交通政策などで要の役割を務めた政治家です。

閣僚経験や衆議院議長としての職責を通し、制度運営の安定に寄与しました。富山との関係は富山市の出身で、地域の課題に向き合う活動から国政へ歩を進め、ふるさとの発展とも向き合ってきました。

まとめ

氏名	功績
藤子・F・不二雄	『ドラえもん』などで未来への想像力を物語化し、世代と国境を越えて読まれる児童・SF漫画の標準を築いた。
藤子不二雄A	『忍者ハットリくん』『怪物くん』『笑ゥせぇるすまん』などでユーモアと風刺の効いた大衆漫画を確立した。
立川志の輔	古典と新作を架橋する語り口で全国に落語ファンを広げ、舞台・放送・地域寄席で裾野を拡大した。
室井滋	映画・ドラマとエッセイで生活感のある人物像を描き、映像と文章の両輪で独自の表現世界を築いた。
田中耕一	MALDIによる生体高分子の質量分析技術を実用化に導き、2002年ノーベル化学賞を受賞した。
吉田忠雄	ファスナーとアルミ建材事業を基軸に品質第一主義を徹底し、YKKを世界的製造企業へ育て上げた。
八村塁	日本出身選手としてNBAでプレーし、国際舞台で得点力とフィジカルを示して日本バスケットボールの新局面を開いた。
馬場雄大	スピードと守備で国内外リーグを渡り歩き、日本代表でもウイングとして攻守に貢献した。
朝乃山	押し相撲を軸に幕内最高優勝を達成し、安定した地力で上位戦線を牽引する力士として存在感を確立した。
綿貫民輔	運輸相や衆議院議長など要職を歴任し、議会運営と交通政策の実務で国政を支えた。