こんにちは!KAZUです。
この記事では、天皇賞(秋)に向けた重要なトライアルレース『毎日王冠(GⅡ)』の予想のポイントとなる好走血統を特集します。
目次
連覇を目指すアエロリット、今年の安田記念勝馬のインディチャンプ、GⅠ馬ペルシアンナイト、モズアスコット、ダービー2着の3歳馬ダノンキングリーなど超豪華メンバーが集まりました。
毎日王冠の血統傾向をしっかりと分析することで予想のポイントを探っていきます。また内容の後半では好走血統にもとづく推奨馬もご紹介します。馬券予想にぜひご参考ください!
なお最終予想となる予想印については、下記の記事でご紹介しています。
こちらもご参考下さい!
【最終予想】
毎日王冠の予想のポイントとなる好走血統
それでは毎日王冠を予想する上で抑えておきたい好走血統をご紹介します。この好走血統については、毎日王冠の過去5年間の好走馬(3着内馬)の血統を分析して導いています。
【毎日王冠の好走血統】
・ストームキャットの血
毎日王冠の好走血統は『ストームキャットの血』を内包する馬です。その根拠について具体的にご紹介していきます。
高速決着でマイル実績馬も好走する毎日王冠
まず抑えておきたいのが毎日王冠のレースの特徴です。
毎日王冠は例年走破時計が1分44秒台~1分45秒台の高速時計となっており、競走馬としてのスピード能力が求められるレースです。そのため、スピード能力に優れるマイル実績馬が距離をこなし好走傾向です。
昨年の1着アエロリット、2着ステルヴィオはマイル寄りのスピードが特徴の馬ですし、2017年2着サトノアラジン、3着グレーターロンドンも同様です。
マイル寄りの豊かなスピードのストームキャットが走る
このようなレース傾向から、毎日王冠ではマイル寄りの豊かなスピードが特徴のストームキャットの血を内包する馬が走ります。
ストームキャットは父がStorm Bird(ストームバード)で馬格に優れ、米国血統らしいパワースピードが能力の基盤となっています。その豊かなスピードはマイル路線を中心に活きてきます。
一方で母系に目を向けると母Terlingua(ターリングア)、母父Secretariat(セクレタリアト)とNasrullah(ナスルーラ)×Princequillo(プリンスキロ)に由来するしなやかで体質が柔らかく、ストライドで走る特徴の血統も重ね持ちます。
この血統の特徴が東京のマイル・中距離レースで活きてくるため、結果的に毎日王冠でストームキャットの血が走るわけです。
ディープインパクト×ストームキャットは毎日王冠で鉄板の配合
実際に毎日王冠の過去成績を分析すると、ストームキャットの血を内包する馬が好成績です。
2017年の勝馬リアルスティール、2着のサトノアラジンは父ディープインパクト×母父ストームキャットのニックス配合ですし、2015年勝馬のエイシンヒカリも同じ血統背景です。
過去10年の毎日王冠で母父にストームキャットを持つ馬は5頭出走していますが、1着2回、2着1回と好成績。馬券圏内を外した2頭についても、4着と6着ですからそれなりには結果を残しています。
その中でも注目なのは、父ディープインパクト×母父ストームキャットのニックス配合です。この配合馬は過去10年でリアルスティール、サトノアラジン、エイシンヒカリと3頭出走していますが、1着2回、2着1回と必ず馬券に絡んでいます。
しっかりと抑えておきたい好走血統といえるでしょう。
毎日王冠を予想!好走血統にもとづく推奨馬
それでは最後に毎日王冠の出走予定馬の中から、好走血統にあたる馬と推奨馬をご紹介します。
【好走血統の出走予定馬】
・ダノンキングリー(母父:ストームキャット)
・モズアスコット(母父の父:ストームキャット)
好走血統にあたる2頭のうち、推奨馬として取り上げたいのが”ダノンキングリー”です。
父ディープインパクト×母父ストームキャットの血統構成は、過去リアルスティール、サトノアラジン、エイシンヒカリと必ず連対しており、高く評価できます。
ディープインパクトとストームキャットのニックス配合は高速馬場に適応するためのスピードの絶対値を高める効果があり、しなやかで大箱向きな切れ味も増強します。
実際にダノンキングリー自身をみても、同舞台で行われた共同通信杯では、アドマイヤマーズを寄せ付けない圧倒的なパフォーマンスをみせました。
その後のレースでも皐月賞は僅差の3着、ダービーでも僅差の2着と高い能力を示しています。アエロリットやインディチャンプなど古馬一線級のメンバーに入ってもダノンキングリーの能力は拮抗していると考えています。そこに抜群のレース適性が加わるのであれば、好走を期待せざる負えないでしょう。
今年の毎日王冠ではダノンキングリーが血統的に信頼がおける推奨馬です。
以上、毎日王冠の好走血統と推奨馬を特集しました。馬券予想のご参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【参考サイト】
・望田潤氏のWebサイト:血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog