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秋華賞 2019 予想|血統傾向とデータ、ラップで導く推奨馬公開!

好走血統

こんにちは!KAZUです。
この記事では、牝馬クラシックレース最後の一冠となる『秋華賞(GⅠ)』の予想を特集します。

桜花賞馬グランアレグリア、オークス馬ラヴズオンリーユーの不在は残念ですが、それでもダノンファンタジー、クロノジェネシス、コントラチェック、カレンブーケドールといいメンバーが揃いました。

レース傾向や好走血統、そして推奨馬と秋華賞をしっかりと予想していきます。ぜひご参考ください!


なお最終予想となる予想印については、下記の記事でご紹介しています。
こちらもご参考下さい!



秋華賞 2019 予想|血統傾向とデータ、ラップで導く推奨馬公開!

まず初めにこの記事の内容についてご紹介します。

この記事は秋華賞の予想のポイントとなるレース傾向と血統傾向(好走血統)、そして予想のポイントをふまえた推奨馬をご紹介する3本立ての内容となっています。



なお、この記事の内容は動画を制作してYouTubeでも予想を公開しています。文章よりは動画で予想を確認したいという方は、ぜひ動画をご覧ください!

YouTubeのチャンネルでは重賞レースの最終予想を、毎週動画で分かりやすくご紹介しています。チャンネル登録がまだの方は、ぜひ登録をよろしくお願い致します!


https://youtu.be/WUHaxU1mTkU

それでは、まずレース傾向からご紹介します!


秋華賞の予想のポイント①|レース傾向

秋華賞のレース傾向で抑えておきたいポイントは3点です。

【秋華賞のレース傾向】

・脚質は差しが圧倒的に有利。

・前傾ラップでハイペースになりやすい展開。

・距離延長組は不振。


まず最初のレース傾向のポイントは「脚質は差しが圧倒的に有利」であることです。

過去5年の秋華賞の脚質別成績を分析すると、勝馬はいずれも中段からレースを進めた差し馬です。また馬券に絡んだ15頭中11頭が同じく差し馬となっています。

一方で逃げ馬は昨年のミッキーチャームの2着により、久しぶりに馬券に絡みましたが基本は不振傾向です。先行馬も苦戦しています。また内回りコースを使用する京都芝2000mが舞台ですから、後ろからいく追込み馬も成績はよくありません。

秋華賞脚質別成績(過去5年)
秋華賞 脚質別成績(過去5年)

2つ目のレース傾向のポイントは「前傾ラップでハイペースになりやすい展開」であることです。

過去5年の秋華賞のラップ傾向を分析すると、基本は前半3ハロンが後半3ハロン(上り3ハロン)よりも速い傾向にあります。レース全体のペースで考えても、昨年のミドル、2016年のスローを除けばハイペースが基本です。

この前半速くなりがちなラップ傾向が、先ほどご紹介した脚質別成績の差し馬台頭に繋がり、逃げ・先行馬はよほどの力がないと上位に残れません。

なお現時点で今年のレースの展開を考えてみると、出走予定馬で逃げるのはコントラチェックと考えています。コントラチェックは溜めて逃げるというよりはペースを緩ませず、ワンペースに近い形で逃げるタイプの馬です。
そのため個人的に今年もスローペースは想定しづらく、ミドルペースもしくはハイペースになると予想しています。

秋華賞 ラップ傾向(過去5年)
秋華賞 ラップ傾向(過去5年)

最後にレース傾向の3つの目のポイントは「距離延長組は不振」であることです。

先ほどのラップ傾向の内容でご紹介しましたが、秋華賞はペースが前傾ラップ、ハイペースになりがちでスタミナが要求されるレースです。そのため根本的に距離不安を抱える馬や前走トライアルレースで緩いペースを経験して距離延長で臨む馬は成績が不振となっています。

実際に過去5年の前走からの距離変更別成績を分析すると、同距離、距離短縮組が勝率10%を超えているのに対して、距離延長組は勝率1.9%と厳しい数字となっています。前走トライアルレース別での成績を分析しても、距離延長となるローズステークス組よりは同距離組の紫苑ステークス組が成績は良好です。

この点もしっかりと抑えておきたいレース傾向です。

秋華賞 前走距離別成績(過去5年)
秋華賞 前走からの距離変更別成績(過去5年)

秋華賞の予想のポイント②|血統傾向(好走血統)

ここからは僕が予想において最も重視する血統傾向、秋華賞の好走血統についてご紹介していきます。まずは秋華賞の過去5年の好走馬の血統について確認しておきましょう。

秋華賞 好走馬 血統傾向(過去5年)
秋華賞 好走馬 血統傾向(過去5年)

こちらは過去5年の秋華賞で3着内に入った馬を好走馬と位置付け、血統の3代までと血統の5代までに発生しているクロスを一覧にまとめた表です。

とにかく「Northern Dancer(ノーザンダンサー)のクロスが発生している馬が多い」というのが、まず初めに感じます。15頭中13頭にNorthern Dancerのクロスが発生しています。ただし、Northern Dancerのクロス自体はそもそも発生している馬が多いですから、これを好走血統として位置づけるわけにはいかないでしょう。

次にポイントとなる血統傾向は2017年の重馬場で行われた秋華賞を除けば、ディープインパクトやキングカメハメハ、ハーツクライといった主流血統が好走傾向であることです。

そして最後に抑えておきたいのが血統から考える能力の方向性です。この過去5年の好走馬の血統分析表を見て感じた能力の方向性は2つ。1つ目が「ハイペリオン的な頑張り・粘り強さ、いわゆる底力が特徴の一つであるNureyev(ヌレイエフ)やLyphard(リファール)の血の増強」、2つ目が「小回り適性を高める機動力や俊敏性を強化するHalo(ヘイロー)やDanzig(ダンチヒ)の血の増強」です。

この3つのポイントをまとめると、秋華賞の好走血統は以下になります!

【秋華賞の好走血統】

・ディープインパクトやキングカメハメハなど主流血統を基本にしてNureyevやLyphard、Danzigの血統をNorthern Dancerのクロスなどで増強。またHaloのクロスで機動力や俊敏性を高める。


少しマニアックですが、今年の秋華賞の好走血統の方向性はこれでいきたいと思います!



秋華賞のレース傾向・好走血統にもとづく推奨馬!

それでは、ここまでご紹介したレース傾向・好走血統にもとづく推奨馬を一頭ご紹介します!

【秋華賞の推奨馬】

・サトノダムゼル


1週前時点で考える今年の秋華賞の推奨馬はサトノダムゼルです!

父は主流血統のディープインパクト、母がドイツ牝系のダリシア、母父がドイツ血統のAcatenango(アカテナンゴ)、母の母父が欧州競馬最強馬とされるダンシングブレーヴの血統構成となっています。

Acatenangoはヘロド系のアウトサイダーの血脈でサトノダムゼルの血統構成は「1/4異系配合」となっており、配合論として「1/4異系配合」は血統全体の活力を大きく向上させます。

さらにサトノダムゼルはハイペリオン的な頑張りや粘り強さを強化するLyphardの4 x 4のクロスを持っています。主流血統のディープインパクトを父に持ち、Lyphardのクロスを内包する馬で好走血統にあたります。

未勝利戦、1勝クラス、2勝クラスと勝ち上がってきた馬で3戦3勝とキャリアは少ないのですが、ディープインパクトらしい「しなやかで柔らかい走りと俊敏性」は特徴的ですし、Lyphardのクロスによるラスト1ハロンの粘り強さは目を見張るものがあります。

京都内回りの芝2000mは間違いなく合うでしょうから、キャリア3戦とはいえ期待を寄せていい一頭と考えています!


秋華賞 予想のポイントと推奨馬のまとめ

最後に秋華賞の予想のポイントと推奨馬をまとめて振り返りを行います。

<秋華賞 予想のポイントと推奨馬のまとめ>

【秋華賞のレース傾向】

・脚質は差しが圧倒的に有利。

・前傾ラップでハイペースになりやすい展開。

・距離延長組は不振。


【秋華賞の好走血統】

・ディープインパクトやキングカメハメハなど主流血統を基本にしてNureyevやLyphard、Danzigの血統をNorthern Dancerのクロスなどで増強。またHaloのクロスで機動力や俊敏性を高める。


【秋華賞の推奨馬】

・サトノダムゼル



以上、この記事では秋華賞の予想のポイントと推奨馬についてご紹介しました。ご紹介した内容が馬券予想のお役に立てれば嬉しいです!

なお秋華賞の最終予想については枠順確定後に別の記事でご紹介します。そちらもぜひご確認下さい!

最後までお読みいただきありがとうございました。


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  • この記事を書いた人

カズ

過去のレースと各馬の好走レースのラップ傾向を分析して競馬予想を行っています。独自ツールの「ラップマトリックス」でラップ適性を分析。YouTube「KAZUの競馬予想TV」も運営しています。