【AJCC2020 レース傾向】馬格があってパワフルな馬、そして距離短縮を狙え

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競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます！

この記事では、注目の重賞レース「AJCC（G2）」のレースの特徴と馬券傾向、そして予想のポイントとなるレース傾向をご紹介します。

ご参考いただけるようしっかりと予想していきますので、ぜひ最後までお読み下さい！

AJCCのレースの特徴

まずはAJCCの予想の前提となるレースの特徴をご紹介します！

AJCCは、2019年はシャケトラ、2018年はダンビュライト、2017年はタンタアレグリアが勝ったレースです。
直近2年の勝ち時計は良馬場ながら2:13.5前後ですから、比較的時計がかかる傾向にあります。

そのようなAJCCですが、開催コースは中山芝2200m。
直線の入り口がスタート地点で、中山の直線の急坂（高低差約2.2m）を2回上り、コース全体の高低差もJRA全10場の中で最も大きい5.3m。上って、下って、再び上る、タフなコースといえます。

またラップについてもタフな傾向で、古馬オープンクラスのレース全体のラップは11秒台後半から12秒台前半が持続的に続きます。このようなラップ構成でレースが進むため、ラップ適性として求められる能力は持続力型。

AJCCで好走するためには、時計が掛かる馬場にも負けないパワーと長くいい脚を使えるスピードの持続力が必要となってきます。

AJCCの馬券傾向

次にAJCCの馬券傾向を確認しておきましょう！

AJCCは過去10年の平均単勝配当が999円、平均３連複配当が12,228円、平均３連単配当は82,812円。過去10年の3連複の万馬券は4回となっており、固くもなく荒れるわけでもなく、平均的な配当のレースと捉えています。

過去10年の1番人気馬の成績は2勝、2着3回。1番人気馬は2012年のルーラーシップ以来勝てていません。
1番人気馬が馬券に一定数絡めているため評価はできますが、人気の信頼度についても可もなく不可もなくといった印象です。

AJCCのレース傾向

それでは、ここからはAJCCのレース傾向についてご紹介します。

このレース傾向は、過去10年のAJCCの成績を分析して、予想に直結する傾向を3点ピックアップしています。

鋭い末脚や上りの速さは求められない

レース傾向の1点目は、「鋭い末脚や上りの速さは求められない」ことです。

過去10年のAJCCの前走上り3F別成績を分析すると、前走上り3Fで6位以下の馬が6勝、2着3回、3着2回と好成績です。もちろん全体の出走頭数自体が多いというバイアスもありますが、それにしてもよく馬券に絡んでいます。

この時期の中山芝コース全体にいえることですが、終いに切れる脚を使える馬よりは、パワフルで力強く持続力のある脚を使える馬の方が好走傾向です。

昨年のディープインパクト産駒のフィエールマンが、父マンハッタンカフェ×母父Singspielのシャケトラに後塵を拝したことがよい事例といえます。

AJCCを予想する上では、末脚タイプの見極めが一つ重要なポイントといえます。

馬格があってパワフルな馬が好走

レース傾向の2点目は、「馬格があってパワフルな馬が好走している」ことです。

過去10年のAJCCの前走馬体重別成績を分析すると、馬体重480㎏以上の馬が8勝、2着9回、3着8回と抜群の成績をあげています。

この成績は、1点目のレース傾向「鋭い末脚や上りの速さは求められない」点と関連性がある傾向ともいえ、やはりこの時期の中山芝コースはタフです。

AJCCは、馬格があってパワフルな馬を評価したいレースです。

距離短縮組が走る

レース傾向の最後となる3点目は、「距離短縮組が走る」ことです。

過去10年のAJCCの前走距離別成績を分析すると、距離短縮組が7勝、2着3回、3着2回と好成績をあげています。単勝回収率も100%を超えています。

また前走の競馬場別でみれば、中山芝コース組が6勝、2着4回、3着5回と好成績です。

AJCCは距離短縮を基本セオリーに、前走中山芝コース組やトリッキーな中山芝中長距離戦で実績を上げている馬を評価したいところです。

以上、この記事ではAJCCのレースの特徴と馬券傾向、予想のポイントとなるレース傾向についてご紹介しました。

なお、AJCCの最終予想については、下記の記事でご紹介しています。ぜひご参考下さい！

ご紹介した内容が、馬券を予想する上でご参考になれば嬉しいです！

最後までお読みいただきありがとうございました。