こんにちは!
競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では、注目のG1競走「大阪杯」の最終予想について特集します。
ご紹介する内容は、大阪杯の予想のコンセプトと予想印の2点です。
馬券予想にぜひご参考ください!
目次
動画でご紹介!大阪杯の最終予想
大阪杯の最終予想は、ブログだけでなく動画でも制作してYouTubeにアップしています。「文字よりも動画の方が分かりやすい」という方については、下記の動画をご視聴ください!
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大阪杯の予想のコンセプト
まず初めに、大阪杯の予想のコンセプトについてご紹介します。
この予想のコンセプトは、大阪杯の好走血統と求められるラップ適性、そしてレース傾向の3点です。簡潔な内容で、順番にご紹介していきます。
まずは好走血統についてご紹介します。
大阪杯の好走血統は、6年連続で馬券に絡む「ディープインパクト産駒」です。
この好走血統のディープインパクト産駒ですが、昨年2019年勝馬のアルアイン、3着のワグネリアン、2018年3着のアルアイン、2017年2着のステファノス、それ以降もアンビシャス、ラキシス、キズナなど多くの馬が活躍しています。
G1昇格前を含む過去10年の大阪杯の種牡馬別成績を分析すると、このディープインパクト産駒は22頭出走して4勝、2着2回、3着3回、複勝率40.9%と抜群の成績をあげています。
この活躍ぶりを見る限り、大阪杯を予想する上でディープインパクト産駒は避けて通れない好走血統といえるでしょう。
次に予想のポイントの2点目として、ラップ適性についてご紹介します。
大阪杯のラップの特徴は、第3コーナーの残り4Fを起点にしたラップの変化で持続力と瞬発力の中間となる「バランス型」の適性が求められるレースとなります。
また勝ち時計として、東京芝2000mで行われる天皇賞(秋)のような高速時計での決着になるわけではありません。そのため1ハロンの平均ラップの速さは「ミドルラップ」となります。
さらに今年の出走メンバーから展開を考えると、ハナを切る馬がおらず、スローペースが濃厚と考えられます。そのため、例年よりも瞬発力勝負にレースが傾く可能性があります。
ラップ的には瞬発力に優れ、瞬間的に速い脚が使える馬が有利といえそうです。
予想のポイントの最後の3点目として、レース傾向について取り上げます。
大阪杯の予想のポイントとなるレース傾向は3点あげられます。
【大阪杯のレース傾向】
栗東所属馬が優勢、美浦所属馬は不振
大型馬が3連勝中
最内1番枠は馬券に絡めていない
この中でも特筆すべきは「栗東所属馬が優勢で美浦所属馬が不振」であることです。
G1昇格後の大阪杯の栗東、美浦所属別での成績を確認すると、直近3年は栗東所属馬が1着~3着までを独占しています。一方美浦所属馬は、直近3年で11頭参戦して2018年のミッキースワローの5着が最高着順です。
このレース傾向は、G1昇格前の大阪杯を含む過去10年のレース傾向の成績でみても、同様の傾向を示しています。
しっかりと抑えておきたいレース傾向といえるでしょう。
ここまで、大阪杯の予想のコンセプトについてご紹介しました!
大阪杯の予想印と根拠
それでは、ここからは大阪杯の予想印とその根拠についてご紹介していきます。
◎(本命)⑧ダノンキングリー
今年の大阪杯の本命は、ダノンキングリーです!
ダノンキングリーの血統は、父ディープインパクト×母父ストームキャットのニックス配合。サーアイヴァー≒ターリングアのニアリークロスを活力とするこの黄金配合は柔らかい体質を伝え、バネがあり、抜群のキレを生み出します。
ダノンキングリーは、その黄金配合に父ディープインパクト、母の母父オナーアンドグローリーが内包するリファールを4×6でクロスしており、粘り強さも兼備します。
好走血統のディープインパクト産駒は評価ができますし、血統背景からキレと粘り強さを高いレベルで発揮する先行馬と考えます。
ラップ適性としては、父ディープインパクト×母父ストームキャットの黄金配合から本質的には瞬発力勝負が向く馬ではありますが、リファールのクロスによる粘り強さから底力、持続勝負のレースもこなします。このオールラウンダーなラップ適性は高く評価できます。
このように高く評価できるダノンキングリーですが、まったく死角がないかと言うとそうではありません。
レース傾向として、大阪杯で不振な美浦所属馬は気になりますし、前哨戦に強い「ダノン」という点も気掛かりです。この前哨戦に強いという点は、「ダノン」だからと捉えるとオカルト的になるため、体質的に反動が大きいこと、また厩舎の仕上げ力と捉えるべきでしょう。
このように気になる点はある馬なのですが、高い血統背景とラップ適性、そして今の良好な馬場状態を活かした先行力とスピードを評価して本命としました。
ご紹介した気になる点さえ除けば、抜けた本命馬とも捉えています!
〇(対抗)④ワグネリアン
対抗には、ワグネリアンを推奨します!
ワグネリアンの血統は、父ディープインパクト×母父キングカメハメハのニックス配合です。この配合はディープインパクトが内包するアルザオとキングカメハメハが内包するラストタイクーンがニアリークロスとなり、ナスルーラ×プリンスキロに由来する柔らかでしなやかな走りを伝えると同時に、ハイペリオンの粘り強さやフェアトライアルの機動力も伝える配合です。
さらにワグネリアンは祖母がブロードアピールで、その父ブロードブラッシュ的な追込み脚質が強化された血統背景といえます。
血統背景として好走血統のディープインパクト産駒であることは、高く評価できます。
コース適性やラップ適性は、血統背景通りに大箱コースでの瞬発力勝負や持続力と瞬発力の中間となるバランス勝負で強い馬です。そのため、今回はラップ適性は高い適性が見込めますが、阪神芝2000mの小回りコースの適性は割引かざる負えません。
またスタートが決まらず、いつも通り中盤・後方からレースを進めた際に展開としては不向きです。
一方、ローテーションについては評価ができます。
今回は、前走ジャパンカップ3着から中間に外厩先ノーザンファーム天栄での調整を挟んで中18週で臨むローテーションです。昨年の大阪杯は神戸新聞杯から中27週で臨んだローテーションで3着と好走していますし、フレッシュな状態の方が力を発揮する馬ですから好評価。
また距離短縮ローテは、ここまで2戦して1勝、3着1回と好成績。
課題となるスタートを決めて、日本ダービーのように前で受けれさえすれば、ダノンキングリーを抑え込んで勝ちきってもおかしくない一頭です!
▲(単穴)⑫クロノジェネシス
単穴には、クロノジェネシスを推します!
ノームコアの半妹で父は凱旋門賞を勝ったバゴ。バゴはブラッシンググルーム系の種牡馬で、ブラッシンググルーム的な機動力、底力やスタミナなどを伝える万能種牡馬です。
ミスタープロスペクターやヘイローのクロスを内包しており、高速馬場にも対応できるスピードや機動力を強化した欠点を感じさせない血統背景です。
ラップ適性は瞬発力勝負にも対応できますが、欧州型血統のバゴ産駒らしく持続力勝負で強い馬。その点でレースが瞬発力勝負に傾くと、ディープインパクト産駒のキレに屈する可能性があります。
ローテーションについては評価ができ、前走京都記念から外厩先ノーザンファームしがらきでの調整を挟んで中6週で臨む一戦です。
間隔をつめて使うよりは、間隔をあけてフレッシュな状態で使った方が走る馬ですので、この調整過程は評価ができます。
また距離短縮ローテは2戦して1勝、2着1回と良績で距離短縮ローテでパフォーマンスを上げてくる馬ですから、その点も好材料。
大外枠と難しい枠に入りましたが、うまく立ち回ることさえできれば、勝ち負けできる一頭と考えています!
△(連下)⑤ラッキーライラック、③ブラストワンピース
最後に連下には、⑤ラッキーライラック、③ブラストワンピースを抑えます!
まずラッキーライラックですが、血統としてはミッキーアイルやアエロリットを送り出すステラマドリッド牝系の馬。アリダー譲りのパワーが特徴のステラマドリッド牝系に父はオルフェーヴルを配合しているため、パワーを活かした競馬が向きます。
ナスルーラ譲りの柔らかさや瞬発力も兼備する血統背景ではありますが、高速決着の末脚勝負になると上位3頭には見劣る印象です。
次にブラストワンピースですが、母ツルマルワンピースはトライマイベスト=エルグランセニョールの4×3の全兄弟クロスを内包。そして血統全体でもヒズマジェスティ=グロースタークの5×5の全兄弟クロスを内包しています。
とにかくパワーと底力に優れ、その反面、瞬発力にはかける血統背景です。
今の良好な馬場状態とスローペースの展開想定では、キレ負けする可能性が高いとみて連下評価までとしました。
以上、この記事では「大阪杯」の最終予想について特集しました。
今回ご紹介した内容が馬券を予想する上で、ご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。