この記事では、牝馬クラシック二冠目となる「オークス」の予想を特集します。
ご紹介する内容はオークスの予想第2弾として、準有力馬のラップ適性についてです。
なお準有力馬のラップ適性についてはステラリア、ファインルージュ、クールキャットの3頭を取り上げます。
ぜひ最後までお読みください。
ステラリア ラップ適性
それでは早速ですが、オークスの準有力馬3頭のラップ適性についてご紹介していきます。
まず初めに「ステラリア」を取り上げます。
こちらはステラリアのデビュー戦から前走忘れな草賞までのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからステラリアのラップ適性を分析すると、「持続力型~バランス型×ラップスピード11秒80~12秒00」のレースで結果を残していることが分かります。
芝1400mや芝1600mでは道中の追走に苦戦して勝ちきれないものの、芝1800mの未勝利戦、芝2000mの忘れな草賞では高いパフォーマンスを発揮して勝利。中距離戦である程度ラップスピードがかかるレースが向きます。
今年のオークスで求められるラップ適性は、良馬場であれば「バランス型・瞬発力型×ラップスピード11秒90~12秒10」、道悪馬場であれば「持続力型・バランス型×ラップスピード12秒00~12秒20」を想定します。
このオークスで求められるラップ適性に対しては、良馬場・道悪馬場双方の適性に合致するレースや適性が近接するレースで多数の好走実績があり高評価。
A、B+、B、B-、Cの5段階で評価するラップ適性の評価は、期待を込めて「A」と高評価をつけます。
前走の忘れな草賞はメンバーレベルが低かったとはいえ、余裕たっぷりの力強い内容で勝ちきっています。
また6着ではありましたが、スタートで大きく躓きスムーズさを欠きながら一定の力を示したクイーンカップのレース内容から今回のメンバーに入っても上位争いはできると評価しています。
さらに、ここまで距離延長ローテで2戦2勝をあげていることから芝2400mへの距離延長ローテは歓迎でしょう。
血統背景から道悪馬場を苦にする印象はありません。
このように高いラップ適性に好走条件が揃っているステラリア。
有力馬の特集記事でご紹介したユーバーレーベン同様に期待値は非常に高いです。
1週前時点では本命候補の一頭として強く推したいと考えています。
ファインルージュ ラップ適性
次に「ファインルージュ」を取り上げます。
こちらはファインルージュのデビュー戦から前走桜花賞までのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからファインルージュのラップ適性を分析すると、「持続力型~バランス型×ラップスピード11秒40~11秒90」のレースで結果を残していることが分かります。
キズナ産駒らしいワンペースな持続力勝負を得意にしていることが特徴的です。
オークスで求められるラップ適性に対しては、良馬場想定の求められるラップ適性と未勝利戦のラップ適性が合致しています。
ただ、ここまでスプリント戦やマイル戦しかレースを使われておらず、中距離戦のラップ適性は未知数です。
そのため、ラップ適性の評価は「B」と平均的な評価に留めます。
先ほどご紹介したステラリアも同じキズナ産駒ですが、ステラリアはマイル戦よりは中距離戦にシフトした距離適性ならびにラップ適性を示しています。
一方でこのファインルージュはマイル戦を基本にした距離適性、ラップ適性を示していると考えています。
前走の桜花賞3着の結果自体は評価できますが、福永騎手の内をうまく立ち回っての好騎乗が光った印象です。
今回の一気の距離延長はプラスに働かないこともふまえると、買いづらい一頭と評価しています。
クールキャット ラップ適性
この記事の最後に「クールキャット」を取り上げます。
こちらはクールキャットのデビュー戦から前走フローラステークスまでのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
このラップマトリックスからクールキャットのラップ適性を分析すると、「バランス型~瞬発力型×ラップスピード11秒90~12秒10」のレースで結果を残していることが分かります。
一頭目で取り上げたステラリア同様にマイル戦は忙しく、ラップスピードが低速化する中距離戦が向く馬です。
オークスで求められるラップ適性に対しては、良馬場想定で求められるラップ適性に対して前走のフローラステークス、新馬戦が合致して高評価。
道悪馬場想定で求められるラップ適性についてもフラワーカップ5着の結果が合致しますが、これは後方大外ぶん回しの雑な騎乗での結果であり、パフォーマンス自体は悪くありませんでした。
このような点をふまえると、クールキャットはオークスに対して高いラップ適性が見込めると考えます。
ラップ適性の評価は、ステラリア同様に期待も込めて「A」をつけたいと思います。
メジロ牝系に父スクリーンヒーロー、母父ダンスインザダークの血統背景からはスタミナ豊富な印象を受け、今回距離が延びてさらにパフォーマンスをあげてくるのではないでしょうか。
有力馬の特集記事で推奨馬として取り上げたユーバーレーベン、そして今回取り上げたステラリアと同様に本命候補の一頭として強く推奨したいと考えています。
オークス2021 まとめ
以上、この記事ではオークスの予想第2弾についてご紹介しました。
なおオークスの最終予想となる本命馬については、レース前日の土曜日に別の記事でご紹介をさせていただきます。
今回ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。