この記事では、サウジアラビアロイヤルカップ(2021年)の最終予想として本命馬をご紹介します。
馬券予想にご参考ください。
サウジアラビアRC2021 ラップ分析
まず初めにサウジアラビアRCのラップ分析をご紹介します。
上図は過去5年のサウジアラビアRCの個別ラップの推移をまとめたグラフです。赤色のグラフは、不良馬場となった2020年を除く4年の平均を取ったグラフとなっています。
個別ラップの推移から、サウジアラビアRCはラスト3ハロンで一気にラップが高速化する「瞬発力戦」となっていることが分かります。過去5年のデータでは、上がり3ハロン1位の馬の成績は、3勝、2着3回、連対率100%と圧倒的な成績をあげています。とにかく速い末脚が求められるレースです。
ラップスピードに目を向けると、良〜稍重馬場開催であれば「ラップスピード11秒60〜11秒80」となっています。
予想を立てている金曜日の朝の段階では当日の東京競馬場の天気予報が読みづらい面がありますが、天候は持つ、仮に雨が降ったとしても小雨と考え、例年通りのラップ適性「瞬発力戦×ラップスピード11秒60〜11秒80」を想定します。
サウジアラビアRC2021 本命馬
ここからは、ラップ分析から考えるサウジアラビアRCの本命馬をご紹介します。
今年のサウジアラビアRCの本命馬ですが、ステルナティーアを推奨します。
上図はステルナティーアの新馬戦の個別ラップとサウジアラビアRCの2020年を除く4年平均の個別ラップの推移を比較したグラフです。
ステルナティーアの新馬戦は、新潟芝1600mでレースが行われ、ラップ適性は「瞬発力戦×ラップスピード12秒00」となっています。サウジアラビアRCのラップ適性と比較してラップスピードこそ足りないものの、新馬戦のラスト2ハロン目には10秒5という超高速ラップを刻んでおり、かなりの上がり勝負・瞬発力勝負であったことが分かります。
そのようなレースにおいてステルナティーアは、中団やや後方から上がり3ハロン32秒7の鋭い末脚で外一気の快勝。走り自体にはまだまだ余裕があり、余力を残して2着のレッドアヴァンティに3馬身差をつけるレース内容は秀逸でした。
同じく高評価のコマンドラインが、末脚のエンジンがかかるまでに少し時間がかかりそうであること、距離的にマイルはやや短い印象であること、この点も考慮して高いラップ適性が期待できるステルナティーアを本命で推奨します。
今年のサウジアラビアRCの本命馬は「ステルナティーア」です。