こんにちは!
この記事では、シルクロードステークスのラップ分析と有力馬の評価、そして推奨馬について特集します。
馬券予想にぜひご参考ください。
目次
シルクロードステークス2022 ラップ分析
まず初めにシルクロードステークスのラップ分析についてご紹介します。
上図は昨年の中京開催となったシルクロードステークスの個別ラップの傾向をまとめたグラフです。
個別ラップの特徴としては、ゴールに向けて徐々にラップが低速化していることがあげられます。
この個別ラップの傾向は、底力や持続力の適性が求められると言えます。
独自のラップ分析ツール「ラップマトリックス」に落とし込んだ場合でも傾向は同じであり、昨年のシルクロードステークスのラップ適性は持続力型に寄った底力型となっています。
また2019年から2021年で行われた中京芝1200mの重賞レースのラップ適性をプロットしても、脚質型は底力型や持続力型となっていることが分かります。
このような背景から今年のシルクロードステークスで求められるラップ適性は、良馬場想定で「底力型〜持続力型×ラップスピード11.30〜11.40」に設定します。
シルクロードステークス2022 有力馬 ラップ適性
メイケイエール
ここからはシルクロードステークスの有力馬のラップ適性についてご紹介します。
取り上げる馬はメイケイエール、カレンモエ、ジャンダルム、ビアンフェ、エーポス、ナランフレグの6頭です。
まず初めに「メイケイエール」を取り上げます。
こちらはメイケイエールのデビュー戦からスプリンターズステークスまでのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
プロットしたグラフにはレース名と馬場状態、着順、上がり3ハロンを記載しています。その上で青いゾーンはメイケイエールが得意とするラップ適性、赤いゾーンはシルクロードステークスで求められるラップ適性となっています。
ラップマトリックスからメイケイエールのラップ適性を分析すると、「底力型〜持続力型×ラップスピード11.40〜11.75」のレースを得意にしていることが分かります。
シルクロードステークスに対するラップ適性は、桜花賞18着のレースが合致します。
S、A+、A、B+、B、C+、C、Dで評価するラップ適性の評価は、「B」とします。
この馬の場合ラップ適性というよりは、折り合いが多少でもつくかどうか、暴走して道中で先頭に立たないかどうかがパフォーマンスの鍵となっています。
早々と先頭に立つ形となった桜花賞やキーンランドカップは脚を失い凡走。前走のスプリンターズステークスでは、道中なんとか折り合いを踏ん張って4着と好走を見せています。
そのため、今回も折り合いが好走・凡走の分かれ目と言えるでしょう。
競争能力は今回のメンバーで抜けていると評価しますが、一か八か走ってみないと分からないタイプであるのは間違いありません。人気を集めるであろう状況をふまえると、買いづらい面がやや強いです。
カレンモエ
次に「カレンモエ」を取り上げます。
こちらはカレンモエの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからカレンモエのラップ適性を分析すると、「超底力型〜持続力型×ラップスピード11.25〜11.60」のレースを得意にしていることが分かります。
シルクロードステークスで求められるラップ適性に対しては、長篠ステークス1着、オーシャンステークス2着、京阪杯2着と連対を外しておらず好成績。
そのためラップ適性の評価は、「A」と高評価をつけます。
ラップ適性が合致する長篠ステークスでは高いパフォーマンスを見せていますが、直近の重賞レースを見る限り、重賞では能力がやや足りない印象の同馬。もちろん今回のメンバー構成であれば、初重賞制覇を飾ってもおかしくない一頭ではあります。
人気先行気味な馬でもありますので、最終ジャッジはオッズも考慮しての判断となります。
ジャンダルム
3頭目には、「ジャンダルム」を取り上げます。
こちらはジャンダルムの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからジャンダルムのラップ適性を分析すると、「底力型〜持続力型×ラップスピード11.20〜11.55」のレースを得意にしていることが分かります。
シルクロードステークスで求められるラップ適性に対しては、北九州記念7着と阪神カップ7着のレースが合致します。
ただし、ラップ適性は近接する春雷ステークスや阪急杯では好走実績がありますから、一定のラップ適性は見込みたいところです。
ラップ適性の評価は、「B+」とします。
前走のスプリンターズステークス11着の結果は、内馬場・前有利な展開を中段やや後方から外々を回る厳しい競馬となったため、この結果で評価を大きく下げる必要はありません。
好相性な荻野騎手へ戻っての巻き返しが期待できると考えます。
ビアンフェ
4頭目には「ビアンフェ」を取り上げます。
こちらはビアンフェの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからビアンフェのラップ適性を分析すると、「底力型〜バランス型×ラップスピード11.25〜11.60」のレースを得意にしていることが分かります。
シルクロードステークスに対するラップ適性は、セントウルステークス5着、葵ステークス1着、オーシャンステークス3着と一定の成績を残しています。
そのため、ラップ適性の評価は「B+」とします。
平坦コース巧者の馬で、平坦コースのレースの実績は5戦して4勝2着1回と抜群の成績を残しています。一方で坂及び急坂コースのレースは、7戦して2着1回、3着1回、着外5回とパフォーマンスを大きく落とします。
坂及び急坂コースで馬券に絡んだ京王杯2歳ステークス、オーシャンステークスにおいても、展開と馬場の利が働いた印象です。
2戦して着外2回の中京コースとなると、抑えまでの一頭と考えます。
エーポス
5頭目には、「エーポス」を取り上げます。
こちらはエーポスのデビュー戦からラピスラズリステークスまでのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからエーポスのラップ適性を分析すると、「底力型〜バランス型×ラップスピード11.30〜12.00」のレースを得意にしていることが分かります。
シルクロードステークスに対するラップ適性は、ラピスラズリステークス1着と京王杯スプリングカップ7着のレースが合致します。
ラップ適性の評価は「B」とします。
前走のラピスラズリステークスの勝利は、展開、馬場、直線での進路取りとハマったレースと評価しています。
前有利となりながら7着に敗れた前々走の京王杯スプリングカップの走りを見る限り、能力的には疑問符がつきます。
今回取り上げる有力馬の中では、低評価な一頭です。
ナランフレグ
最後の1頭には、「ナランフレグ」を取り上げます。
こちらはナランフレグの直近10戦のラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからナランフレグのラップ適性を分析すると、「底力型〜持続力型×ラップスピード11.15〜11.45」のレースを得意にしていることが分かります。
シルクロードステークスに対するラップ適性は、TVh賞4着、淀短距離ステークス2着と一定の成績を残しています。
そのため、ラップ適性の評価は「B+」とします。
元々は左回り芝1200mコース専用機の馬でしたが、ここ2戦は右回り芝1200mコースで2着、1着と好走。
しかも、その2戦は前残りの競馬を追い込んでの好走ですから、パフォーマンスを高く評価すべきレースです。
脚質として展開に左右される面は否めませんが、オッズも考慮すると食指が伸びる一頭と言えます。
シルクロードステークス2022 推奨馬
ここまでシルクロードステークスのラップ分析についてご紹介しました。
最後に今回取り上げた馬の中から推奨馬をあげるとカレンモエ、ジャンダルム、そして穴馬的にナランフレグの3頭になります。
状態面や枠順、馬場状態などをふまえた本命馬1頭については、レース前々日の金曜日、もしくは前日の土曜日に別の記事でご紹介できればと思います。
最終予想もぜひご参考ください!