こんにちは！KAZUです。
この記事では、「オークス」の予想のポイントと上位人気馬のラップ適性の評価について特集します。
先週のヴィクトリアマイルは仕事が忙しく、記事を1本しかアップできなかったため、今週のオークスは時間を確保して記事を複数本アップしていきたいと思います。
馬券予想にぜひご参考ください。
オークスの予想のポイント
初めにオークスの予想のポイントについてご紹介します。
オークスのラップ分析
まずはラップ分析を取り上げます。
下図は、直近5年のオークスの個別ラップの傾向をまとめたグラフです。
オークスのラップの特徴は、良馬場開催であれば上がり3Fの瞬発力勝負であることです。良馬場開催となった直近5年の平均を取った赤色のグラフを見ると上がり3Fを起点にラップが高速化しており、上がり3Fのラップは11.5-11.4-11.8の34.7と高速上がりとなっています。
直近5年の上がり3F1位の馬の成績が3勝、3着1回、4着2回、単勝回収値・複勝回収値ともに100超えとなっていることからも速い上がりを使える馬が有利です。
次に独自のラップ分析ツール「ラップマトリックス」を用いて求められるラップ適性を分析していきます。
下図は直近5年のオークスのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
オークスのラップ適性ですが、良馬場であれば脚質型はバランス型もしくは瞬発力型、ラップスピードは11.90〜12.05が基本となっています。
一方、道悪馬場については実績がなく、過去10年遡っても道悪馬場開催での開催実績がありません。
このような背景から今年のオークスで求められるラップ適性ですが、良馬場で「バランス型〜瞬発力型×ラップスピード11.90〜12.05」、道悪馬場で「持続力型・バランス型×ラップスピード12.05〜12.20」に設定します。
道悪馬場についてはオークスでの実績がないことから、2019年のスワーヴリチャードが勝ったジャパンCやリオンリオンが勝った青葉賞を参考にラップ適性を設定しています。
オークスの上位人気馬の評価
ここからはオークスの上位人気馬3頭、サークルオブライフ、スターズオンアース、アートハウスのラップ適性の評価についてご紹介します。
なお評価については、S、A+、A、B+、B、C+、C、Dで行なっていきます。
サークルオブライフ
まず初めに、「サークルオブライフ」を取り上げます。
こちらは、サークルオブライフのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
プロットしたグラフには、直近のレース名と馬場状態、馬場傾向、レース全体の上がり3ハロン、人気と着順を記載しています。その上で緑の枠は実績をあげているラップ適性、赤いゾーン・青いゾーンは求められるラップ適性となっています。
ラップマトリックスから考えるサークルオブライフのラップ適性ですが、「持続力型〜バランス型×ラップスピード11.60〜11.95」のレースで実績を残しています。
オークスに対するラップ適性は、良馬場では新馬戦の4番人気3着の適性が合致し、道悪馬場では適性が合致もしくは近接するレースはありません。
脚質型として持続力型が3戦して2勝、3着1回と好成績な一方、バランス型は3戦して1勝、3着1回、4着1回。傾向としては、瞬発力勝負となるバランス型や瞬発力型よりも持続力型の方が良い馬です。
ラップ適性の評価は、良馬場で「B+」、道悪馬場は経験がないことから未知数「B」とします。
前走の桜花賞は、内有利な馬場傾向を外から追い込んで勝馬とコンマ1秒差の4着でこの馬が一番強い競馬をしています。能力はメンバー中トップクラスと考えますので、その能力でどこまで補えるかといった評価です。
スターズオンアース
2頭目には、「スターズオンアース」を取り上げます。
こちらは、スターズオンアースのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスから考えるスターズオンアースのラップ適性ですが、「持続力型〜バランス型×ラップスピード11.60〜11.95」のレースで実績を残しています。
オークスに対するラップ適性は、良馬場では未勝利の1番人気1着の適性が合致、フェアリーステークスの1番人気2着の適性が近接し、道悪馬場では適性が合致もしくは近接するレースはありません。脚質型としてバランス型は4戦して2勝、2着1回、3着1回と好成績で、上がり3F34秒台の高速上がりも良績です。
ラップ適性の評価は、良馬場で「A」、道悪馬場はサークルオブライフ同様に経験がないことから未知数「B」とします。
東京芝1800ｍの未勝利戦での勝利から東京芝2400ｍの距離もおそらく問題ないでしょう。能力面においても前走の桜花賞で同世代ではトップクラスであることを示しました。
人気先行型の馬である点は気になりますが、高い評価をしたい一頭です。
アートハウス
3頭目には「アートハウス」を取り上げます。
こちらは、アートハウスのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスから考えるアートハウスのラップ適性ですが、「瞬発力型〜超瞬発力型×ラップスピード12.00〜12.30」のレースで実績を残しています。
オークスに対するラップ適性は、良馬場では忘れな草賞の1番人気1着の適性が合致し、道悪馬場ではエリカ賞の1番人気6着の適性がやや近接します。同じスクリーンヒーロー産駒のウイインマリリンに似たラップ適性を示す馬で、バランス型や瞬発力型のレースを先行して高いパフォーマンスを発揮してきます。
ラップ適性の評価は、良馬場で「A」、道悪馬場は経験がありませんがエリカ賞の敗戦から「B-」とします。
左回りコースの経験がなく、初輸送、そして能力比較で未知数など不安要素も複数ある馬ですが、ラップ適性自体は高いものが見込めます。良馬場であれば、しっかりとマークしておきたい一頭です。
オークスのまとめ
この記事では、オークスの上位人気馬のラップ適性の評価についてご紹介しました。
上位人気馬の中から良馬場開催時の軸馬を選ぶのであれば、ラップ適性からは「スターズオンアース」と考えます。
なお今後のオークスの予想についてですが、週半ばに上位人気馬3頭以外のラップ適性の評価も特集できればと考えています。
今回ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。
最後までご視聴いただき、ありがとうございました。
